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2005/03/01

すごい話

「異人論序説」という本を少し読みました。すごいことが書いてありました。

ウガンダでは神々が王にむかって、敵部族がかれとその民を疫病でとり殺そうと呪詛をかけている、と警告することがあった。このとき、災厄をのがれる手段として供犠が執行された。あらかじめ神に定められている“ある種の印、または肉体的欠陥”によって、スケープ・ゴートは識別される。生け贄は王国の外の神が指定した地点まで連れてゆかれ、ひとりの屈強な護衛に四肢を折られる。そうして再びウガンダへは戻ってこれぬような<不具>にされ、そのまま敵地で衰弱死するように放置された。敵の呪詛にもとづく疫病は、こうして生け贄の身に転移され、もと来た国へ運びもどされるとかんがえられた。(p154)

原始社会は幸せでなく、きわめてえぐいなと。

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