ガンダムミュージアムに行ってきた(その2)!
ガンダムMSイグルー:熱い男たちの悲哀ですな。
第1話「大蛇はルウムに消えた」
艦隊決戦砲“ヨルムンガンド(大蛇)”。連邦のマゼラン級戦艦を一撃でしとめられるという、巨砲主義の権化です。ルウム艦隊戦におけるジオン軍の隠し玉だ!という感じですな。
このヨルムンガンド、おそらく元ネタはナチスドイツの多燃焼薬室砲V3(これも報復兵器なんですね)ホッホドルックプンペでしょう(学研の第2次世界大戦 欧州戦史シリーズのアルデンヌ攻勢に載ってます)。
※ネタバレは下に
第2話「遠吠えは落日に染まった」
地球降下作戦だそうです。パプアとかが物資を投下するシーンがすばらしい。
主役のヒルドルブは戦車(モビルタンク)です。
これがヒルドルブ。33サンチ砲を搭載(帝国海軍ですな)。めちゃめちゃでかい口径です。
長渕剛みたいなデメジエール・ソンネン少佐が6機のザクを相手に戦う話です。ゴルゴ13でショートキル(ザク)とロングキル(ヒルドルブ)の戦いみたいな話がありましたが、そんな感じです。一番戦闘って感じでしたね。
※ネタバレは下に
第3話「軌道上に幻影は疾る(はしる)」
ヅダ、正式採用されなかったMSの話。もうズダズダです。ザクがメッサーシュミット109で、ヅダがフォッケウルフなのか?とか思ったり。メッサーシュミットはナチスに協力的だったはず。ヅダに乗るジャン・リュック・デュバル少佐は愛すべき軍人バカだ!
※ネタバレは下に
第3話が始まるときに母親と小学1年生くらいの親子連れが私の後ろに座りました。母親はあまりガンダムとか知らないらしく、パワーレンジャーとかそういうノリのマンガだった思ったのでしょう、子供に「ジオンっていうのが悪いの?」と聞きました。子供は「話によって(連邦とジオン)どっちが悪いか変わるんだよ」と言ってました。
ジークジオン!ジークジオン!ジークジオン!
我がジオン公国は君のような優秀な人材を待っていたのだ!!
すでにバンダイに魂をひかれています。当然Zガンダム劇場版も見てくれるでしょう。
::::ではネタバレ:::::
※第1話のネタバレ
巨砲ではなく、MSという機動兵器が最終的に戦いを制するというお話。MSは空母から発進する雷爆撃機ですな。艦隊決戦砲“ヨルムンガンド(大蛇)”はおそらく敵を欺くための捨て駒だったのでしょう。「砲兵の俺たちはなんだったんだ!」っていう虚無感。いやあいい話ですよ。砲兵さんが渾身の一撃をマゼランに食らわせるあたりがなんともね。シャアザクのモノアイがモールス信号になってるのが面白い。ザクがサラミスとかバンバン撃破していくのは壮観です。その分、ヨルムンガンドに出番がないっていうことなんですが。戦いたいけど出番がない。なのに流れ弾あたってみんな死んでしまう。この悲惨さがいいなと。
※第2話のネタバレ
6機のザクが連邦に鹵獲され、敵後方を撹乱する欺騙部隊として使われているっていう設定はググッときますね。アンブッシュ(待ち伏せ攻撃)するならこの地点だとか、かなりマニアックですよ。ザクがいったん飛び上がって降下していくなかで、ヒルドルブに120mmを浴びせるシーンは圧巻です。しかし人間の心理描写がアニメしすぎてて痛い。「はっ!」っていうのは映像にしてはいかん。第1話同様、主人公は死んでしまいます。悲哀。途中のプロパガンダ映像とかいいですね。
しかし、腕とかあったら、モビルスーツなんじゃないかな。
かなりカッコいいですけどね。
第3話のネタバレ
ボールの勇姿!3機のボールがスターウォーズのインターセプターみたいでした。実はボールは良い機体なのでしょうか?球体なのでオールラウンド被弾径始(傾斜装甲)です。しかも高速移動するし。連邦軍のオデッサ作戦によって宇宙への脱出を強いられたジオン軍部隊が、軌道上で身動きとれずに、連邦の餌食になっていくのがなんとも悲惨。陸戦ザクがボールに叩きのめされるっていうのもね、悲惨でいいですよ。最初の方でちょこっとガンダムだしておいて、GM小隊が出てくるのは良い感じ。CGって高速感が出しやすいのでしょうか、ヅダは疾走してました。良い感じでした。第3話ではプロパガンダ放送をうまく話しにとりこんだなあと思っています。ジャン・リュック・デュバル少佐は滅びの美学。
:::::::ネタバレおしまい::::::::
ほかにこんなサイトもあります。MSイグルーの感想をあつめたサイトです(むいむい星人の寝言)。
その3でガンダムミュージアムですな。長い・・・
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