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2005/07/02

バットマン・ビギンズはいいぞ!

これはいい!諸君、バッドマン・ビギンズはいい!ダークだ!私なら「バットマン:序章」というタイトルをつけましょう。スタイリッシュな映像ですよ。スターウォーズや宇宙戦争が混んでる場合にはバットマンは絶対お勧めです。

バットマンの生い立ちは何度も映画の中で語られています(ブルース・ウェインの父親と母親は何回死んだんでしょうか?)。

しかし今回はそこにスポットが当たっています(まさに「始まり」です)。スターウォーズで言えばエピソード1です。(スターウォーズ・エピソード3の公開時期にバットマン最初の話を持ってくるのは面白い)。しかもリアム・ニーソンも出てくるし。剣持って戦ってますよ。強烈なデジャブに陥ります。(いい意味で冗談なんでしょう!)しかしカッコいいですよ。

監督はメメントとかインソムニアを撮ったクリストファー・ノーラン。映像はうまいですよ。ネタはスパイダーマン2?とか思いますが、内容は似てても、問題はどう演出するかです。精神的な怖さを映像で表現できていると思います。バットモービルも良い動きしています。バットマンがビルの上で、下界を見下ろしながらたたずんでいるシーンはもう震えます。

クリスチャン・ベールのバットマンって実際どうなのかと思いましたが、バットマンになると声が変わります。いいですよ。首が太いのでカッコいいです。

脇を固める出演者も、ルトガーハウワーとかモーガンフリーマンとか、スケアクロウ(案山子)の人もいいですよね。あとゲイリー・オールドマン(かなり意外な配役)もいい。いぶし銀です。オトコ衆満載です。アルフレッド役のマイケル・ケインも良いですね。そう考えると監督含めて、アメリカ資本のイギリス映画です。だから良い!

段々とバットマンの装備を揃えていくのも面白いです。

非常に良い批評もありますのでぜひ(

ここからネタバレです。(見ていない人は読まない方が徳です)

今までのバットマンとは質が違います。敵を倒すシーンとか、あれはエイリアンとかフレディーですよ。姿が見えません。まさにホラー映画の敵のように恐怖をかもし出す登場方法。しかもそれはブルースの「悪党の心に恐怖を植えつける」演出というところも、小憎らしい。それを教えるのがチベットかどこかの渡部謙の率いる「闇の軍団」。人類の退廃と腐敗を正す集団です。欺く(心理を操る)ということを教えてくれました。実際の頭領はリアム・ニーソンですが、あれもブルースを欺いているということでしょうね。渡部謙を出したところにポイントがあるなと。闇の軍団が倒されたと思い込ませるには、あれが良いですよ。

バットマンの恐怖と力を演出としてゴッサムシティーの人々の心にすりこむため(確かに前作までは、バットマンに敵はビビルというのが当たり前になっていましたが、そこをうまく説明しています。) ではどう説明されているのか?あのケシの花みたいながカギです。人の心にとてつもない恐怖を誘発する幻覚作用があるという薬です。これがゴッサムのnarrows(島って字幕だったかな?)に撒かれて、恐怖の幻覚に襲われた人がバットマンの姿をみて恐れおののくと。映像的に普通だったらウソ臭くなるのですが、クリストファー・ノーランの技は冴えてます。

この恐怖の幻覚がかなり重要な演出アイテムになっています。伏線としてうまいですよね。恐怖の幻覚を起こす薬が最初に出てきているおかげで、リアム・ニーソンが生きていたと思うでしょう。で案の定という良いストーリー展開です。

あのゴッサムシティーはブレードランナーのロサンジェルスですよね。明らかに。意図的な感じがして面白いです。

段々とバットマンの装備を揃えていくのも面白いですねが、最初は飛べなかったんですね。ああいうのもいい。むちゃくちゃ人間ですよね。

最後にジョーカーの話が出てくるのも小憎らしい。最初の映画バットマンの敵はジョーカーですからね。

ヒロインの女の人がどうもという意見は当たってます。でもあれでもっと個性が強い女の人だと、オトコ衆が生きません。バットマンビギンズ。あれはオトコ祭りですよ。ふぉぉぉぉオオオオ!

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コメント

あの渡辺謙の役どころはある意味ビックリですね。
え?こんなに早く死んじゃうの?と思ったら、生きてるっぽくて、ついに登場か?と思ったら実はあの人が・・・。
日本人向けに宣伝するのはいいけど、ちょっと大げさすぎるて、がっかりすること間違いなしって感じです。

確かに渡辺謙さん、チョイ役です。キルビルのサニー千葉よりインパクトが薄いかもしれません。

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