ハリー・ポッター炎のゴブレット(上)を読んでみました
ハリー・ポッター・炎のゴブレット(上)を読んでみました。これは子供には面白いでしょうね。良いと思ったのは、おとぎ話を現代の設定に置き換えながら、子供の願望を具現化している。日本にもあります。そう、
ドラエモン
です。ドラエモンもアジアでは席巻してます。
現代の設定だなあと思ったのが、ワールドカップとか、ゴシップ誌とか魔法の世界にあることでしょうか。子供にもこれは面白いでしょう。イギリスでは箒(ほうき)を使って空を飛ぶけど、中東ではじゅうたんを使って飛ぶそうです。そこでじゅうたんの輸入を認めるようにイギリスに圧力をかけているとか、そういうのは笑えます。
ネタはいい。しかし翻訳はどうなんでしょう。こちらのサイトでも怒っておられる方がいます(http://d.hatena.ne.jp/yukodokidoki/20021029)
少なくとも日本の童話のスタンダードではないように思います。「糞」という言葉が気にかかります。日本昔話なら出てくるでしょうが、グリム童話とかではあまり見ないような。読んだ感じが、早川書房みたいでした。
警察(Policeman)がわからない魔法使いが警察を「慶察」(Pleaseman)と呼ぶというのは、大人しかわからないような。「おまわりさん」と「おかわりさん」でもいいかと。
しかし実際翻訳してみると他に手はないかもしれません。Pleasemanを「おかわりさん」とかすると原文を忠実に訳していないとか読者を怒らせそうです。難しい。もう一つ、
強調するフォントはいいフォントを使え!読みにくい!
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はりー・ぽったー4評価: ☆☆☆☆
アズカバンの囚人は見てないが行った。本で読んだから大丈夫だ。
1,2のリチャード・ハリスのダンブルドアの方が良かったな [続きを読む]
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