エウレカセブン 第21話 ランナウェイ
エウレカセブン 第21話 ランナウェイ
タイトルどおり脱走するレントン。ここ最近の話は特に良い感じ。そしてマシュー節が炸裂。
ティプトリーおばさんからホランドがもらった黄色い液体を高僧Xがエウレカにかけて呪詛を唱える。するとエウレカに貼りついていたスカブがはがれる。
高僧X曰く「第八かんかい(字が不明)の果てに至った者がこの世である第三かんかいに戻ってくるとこうなるそうです。」あれは黄泉の国ですか。そしてゲッコウ号から離れるときに
「だた原因となったものには近づけないように」とアドバイスする。これをホランドはレントンだと判断する。(実際レントンもなんでエウレカがあんなになったのかわからなかったので、この原因がトラパーの源泉(にあった石柱)だとわかるはずもなく)
レントンは自分の部屋に篭もったまま、自分は人を殺していたのだと良心の呵責に苦しめられる。
「聞いたろ?レントンは危険なんだ」とホランドが仲間に言う。
「ホランド、ちょいと結論を急ぎすぎてないか?」とマシュー。今回のマシューは良いやつだ。
「あいつが来てから、少しずつエウレカがおかしくなっていったんだ。」とホランド。それにハップとストナーがうなずく。しかしハップは「でも責任があるだろ」とホランドに言う。
「ねえよ。」ホランドさん冷たいね。(この前の戦いを見てるとね、レントンは大丈夫かと思うわね。ある意味優しいのかもしれんけど)
「あるわ」熱い女、タルホが口を挟む。
「ダイアンの弟だと知っていて、この船に乗せた責任がね。」そうなんだよね。
「この手で人を殺した」手を見るレントン。「そう、僕はずっと人を殺してきたんだ。・・・・姉さん、苦しい時でもお腹がすくんだ。」
そしてPX(売店)のレジに座ってポテチをほうばる。「腹が減ったのは食べればおさまる。胸の苦しいのはおさまらなかった。」
そこにギジェットがやってくる。スニッカーズチョコレートバーをブラブラさせながら「これ悪いんだけどさぁ。つけといてくんない?」といって去っていく。
黙ったままのレントン。「こんなに苦しいのに誰もやさしい言葉の一つもかけてくれない。」とカラッポになったポテチの袋を見つめる。そしてエウレカが寝ている医務室に言ってみると、ちびっ子3人がヘルメットをかぶり、ほうきを持ってレントンを威嚇する。
「なにしにきたんだよ!」
「ゲロンチョはくるな!」
「あっちいけ!」
「ママをヒドイめにあわせたのはアンタでしょ!」
外の騒ぎを聞きつけて、ミーシャが医務室から出てくる。レントンは面会謝絶で会えないといわれる。またPXに帰ってポテチを食べ続けるレントン。またポテチの袋が空になった。
ゲッコウ号のクルーが集まっている部屋に来る(ここにホランドとタルホがないなのがポイントとかと)。
ハップが「どうかしたか?」と聞く。
ドアを閉めるレントン。
ストナーがギジェットに「お前なんかしたのか?」と聞く。「言われたとおりちゃんとしたよ。」とふくれる。そこでマシューが立ち上がる。良いヤツだ!
満たされないレントンはまたPXでポテチを食べ続ける。そこにマシューがさりげなくやってくる。「よぉレントン。復活したのか?」と笑いながら言う。レントンは返事をしない。
「なぁ頼んでおいたシルクのパンツ入荷したか?もうパンツ切れてんだよね。なぁ、おい聞いてんのか?」とPXのレジ越しにマシューがレントンに寄る。
突然叫ぶレントン。ポテチのクズがマシューに飛ぶ。何を言ったのかモゴモゴしていてよくわからない。
「口いっぱいもの詰め込んで喋っちゃいけませんてママに教えてもらわなかったのか?」とマシューはポテチのクズを払う。でもレントンってママいないんじゃ。
「パンツー、パンツー、俺のパンツー」と言っているとデカイパンツを見つける。「こんなでけえの誰が履くんだぁ?」
「マシューさん!」とレントンが叫ぶ。
「俺かよ!」
さすがマシュー。やります。
レントン「みんな知ってたんだ。みんな知っててやってたんだ。みんな知ってて・・・これって戦争なんですよ!人を殺してるんですよ!」
「ああ、そうだろうな・・・」あっさりマシューは認めた。レントンは呆然とする。
「考えてもみろ、KLMといやぁ有人だ。倒せば中の人間は死ぬ。それぐらい知ってんよ。」
「じゃあなんで!」
「おめえ、俺たちなんだと思ってたんだよ。単なる波乗り集団だと思ってたのか?んなわけねえだろ。単なる波乗り集団が武器なんか装備するはずがねえ。俺たちは生き残るためなら人も殺す。それが国家や社会に盾突いた者の宿命なんだよ。でなけれりゃ向こうから殺しにやって来る。それが戦争っていうなら。俺たちは戦争をしてるんだろうな。」
「だったらなんでそんな普通の顔してられるんですか?」レントンは怒り気味に言う。おまえらには良心はないのかと。
「普通な顔ね。だってこれが俺たちの日常じゃん。お前もそれがわかっててゲッコウステートに入ったんだろ?」マシュー的にはこれでレントン復活させようとしたのかもしれないですが、みんなに苦しいのがわかってもらえないレントンはPXを飛び出す。
「しかしでけぇパンツだなあ」
いいよマシュー。
ミーシャが医務室から出てくる。ドアの守りを子供たちに任せる。するとそこにネズミのオモチャが現れる。子供たちはオモチャを追いかけて、医務室のドアを離れてしまう。レントンの仕業。医務室に入る。エウレカは目を覚ましていた。レントンが足元にたっている。
「あの・・さぁ・・・・・・ちょっといいかな・・・・・・・・・・」でCM
エウレカ「君に会っちゃいけないって言われた」
「僕もそう言われた。僕が近くにいると(エウレカが)不安になるからって」
「それは本当(なに?)・・・だって私の心拍数が上がるもの(なんと!)」
これって萌えですか?萌えないんですか?レントン君!
「わかったんだ。」
「なにが」と聞くエウレカ。
「戦ってるって。君に言われてわかってるつもりでいたんだ。戦争をしてるんだって、戦ってるんだって・・・だけど実感がなかったんだ。実感がなかったんだよ。KLFに人が乗ってることがさ・・・」
「そんなこともわからずに戦ってたの?」このエウレカの言葉にレントンは愕然とする。誰も同情してくれません。エウレカさんまでも。あらら・・・
「でもこれだけは知って欲しいんだ。俺は君を守るために戦った。」
「でも人を殺したら二度と戻ってこない」
エウレカはどこまでも正しいですが、その言葉はレントンを追い詰めていきます。
「そんな言い方って・・・そんな言い方ってないだろう!俺は君が、君のことが!」寝ているエウレカに覆いかぶさるレントン!
「いやっ!」てエウレカが叫ぶ。
床に倒れこむレントン。「ごめん」そうって医務室を出る。エウレカは手を伸ばすが、レントンは戻ってこない。そのまま気を失う。
レントンがバックに荷物を詰める。「最低だ。俺って最低だ。戦争がどうとか、ゲッコウステートの生き方がどういうことかじゃない。俺はエウレカを守るつもりでいたんだ。なのにエウレカにも嫌われるなんて。」そして部屋を出る。
ジッちゃんからもらったアミタドライブのことを思い出す。でももういいんだ。
ゲッコウ号の底面にあるハッチを開ける。なぜかそこにはゴン爺の姿が。
「みんなによろしく」そういうと、レントンは外に出た。
ゲッコウ号から自由落下するレントン。みるみる小さくなっていくゲッコウ号。
「ゲッコウ号に俺の居場所がなくなった。でも飛び出した空は涙でゆがんで見えた。」
塔州連邦政府の巨大なタワーが海賊の襲撃を受けて爆発する。
「チャールズ、お仕事よ」とレイが言う。
「俺は熱々が好きなんだよ。」(この声の人は凝り性ですね。コーヒーにうるさいバルトフェルトとか)
「海賊退治ぐらい、冷めないうちに終わるわよ」
「かわいいレイのためならしかたない。」
ついに登場2機の新型KLF。仲良く揃ってボードに乗っています。海賊にボードを打ち抜かれて落ちていきますが、復活。KLM本体にトラパーを受けるシステムがついてるんですな。しかも内蔵型のビーム兵器はTV版マクロスのピンポイントバリヤーみたいに装甲表面を自由に移動できるみたいです。すげえ。しかも強い。
「つまんない。つまんない。つまんない。つまんない!」とアネモネがドミニクを蹴る。久々の登場です。とにかくにジエンドに乗りたいらしい。でもアネモネにはアゲハ構想のために働いてもらうため、タイプ・ゼロの始末は別のモノに頼むことにデューイが決めたとドミニクが言う。それでアネモネも納得。ある意味簡単。しかしドミニクは偉いな。
デューイはその頃 レイとチャールズに接触していた。レイ・チャールズ・・・
これか・・・
デューイはこのチャールズがそう簡単になびかないことを承知していて、ホランドと決着をつけさせてやるともちかける。
「ねだることなかれ」とチャールズが言えば、「さすれば与えられん」とデューイが答える。
再びゲッコウ号の医務室。ミーシャが戻ってきていた。
「今、誰か来た?」とエウレカ。
「どうして?」ミーシャが聞く。
「なんでそう思うの?」
「わからない・・・」
そのころレントンは夕暮れの荒野の道路に立っていた。
「飛び出してはみたものの、これからどうしよう」
つづく。
プラモは意外といいみたいですよ。
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