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2005/09/28

エウレカセブン 第23話 ディファレンシア

今回は泣きました。レントンに。後半10分はなんかググッときました。ディファレンシアって「違い」ってことだと思います。

チャールズたちの船はレントンにとって居心地がいい。

皿を洗えばよく働くなと関心される。ゲッコー号では遅いと怒られていたことが、こちらではもう終わったのと驚かれる。気が利かないと言われたことが、そんなことまでやらなくてもいいのにと笑われる。

ゲッコーステートでは俺は単なる・・・、洗濯機に手を入れたレントンの顔が曇る。

「ホームシック?」とレイが聞く?

「いやそんな・・・」

「ママが恋しいとか?」

気がつくとレントンは紫のブラジャーを握っていた。慌てるレントン。(なんかファーストガンダムでアムロがミライさんの部屋で蛇口が壊れた時のシーンですな)

チャールズたちは運搬の仕事で夜の町に降りる。入管手続きでパスポートに許可印を押してもらうレントン。パスポートに書かれた氏名「レントン・ビーンズ」を眺める。

仕事の内容は、昏睡状態のヴォダラクの少女を病院から聖地に連れて行くこと。病院の周囲には多数の怪我人が寝かされていた。テロの被害者たちだ。レントンたちはその間をとおり、病院に入ると少女の病室に向う。そこにはベッドに横たわる少女とその両親が待っていた。

娘の父親が言う「ここで最期を迎えるよりも、娘も自ら聖地へ赴き、ヴォダラクの神と一体となり(これってエウレカがスカブに飲み込まれたのと同じ?)、永遠の命をさずかることを望むはず。それにもうここではお祈りもできませんから・・・」母親が娘の頭をなでる。レントンが悲痛な面持ちになる。そこに外出禁止令のサイレンが鳴る。

チャールズは無理をすれば今でも運び出せると申し出るが、父親としてはもうこれ以上娘に辛い思いをさせたくないので、明日の早朝、禁止令が解除されてから、誰にも気づかれずに連れて行って欲しいと願う。

病室の外の廊下でレントンがチャールズに食ってかかる。生命維持装置がなければ生きていけないということは、生命維持装置があれば助かるんじゃないかと。もしこの病院になければ、聖地なんか行かずに他の病院に移せばいいと訴える。

「この病院にないわけじゃないけど使えないのよ」とレイが言う。
「どうして」
「彼らがヴォダラクだから・・・」

チャールズが説明する。軍の発表ではテロはヴォダラクの一部過激派が仕掛けたという。被害者の家族がテロ犯と同一視されたヴォダラクの娘の治療を続けることに猛反対したのだ。

「でも彼女がテロを引き起こしたわけじゃないじゃないですか!ただヴォダラクだってだけで!」レントンが叫ぶ。怪我人たちがレントンを睨む。

「おれもそう思うよ。でも彼女の両親はそれを受け入れたんだ」とチャールズ。

「あの子が死ぬことをですか?」

「ヴォダラク的には死ぬってこととは少し違うかもしれんがな」

「永遠の命なんかありえないよ…」レントンがぐっと拳を握る。「人は壊れたらもう元にはもどらないんだ。だから…だから…死んだらおしまいなんですよ!だからあの子だって…」(これってエウレカの言葉ですよね。レントンにとってはキリスト教的な言い方をするとこの子を助けることが贖罪なのでしょうか。)

「そこから先はヴォダラクの問題だ。俺たちがあれこれ言うべきことじゃない」
「チャールズさんて、意外と冷たいんですね」と言ってレントンは背を向けて立ち去る。

チャールズがレイを見て苦笑いする「年頃の息子を持つってのも難しいもんだ。」

レントンは彼女の主治医に会い、生命維持装置を戻すように頼む。しかし医師は彼女の両親の申し出により、装置はすでに別の子供につながれていると説明した。他に生命維持装置がないと言われ、レントンは行動を決意する。

両親が昏睡状態の娘を着替えさせると医者に礼を言うために病室から出て行く。レントンはそれを確認してから、病室のドアを開ける。レントンがドアを開けたとき、ゲッコー号の医務室で寝ているエウレカがそれに気がついた。(リンクしてるんですかね。レントンを待ってるエウレカさんドアを開けるのに敏感になってますからね。)

ミーシャがエウレカに格納庫以外は船内を自由に歩き回っていいという(格納庫がダメなのがいわゆる「原因」の可能性があるから?)。

「ねえミーシャ。レントンはどうしてる?」とエウレカが尋ねる。(いきなり直球です
「元気にしてると思うわよ。今日は会ってないけど。どうして?」

「恋ってなに?」とエウレカさん。

ストレートど真中の質問に動揺するミーシャ。お父さんどうやって子供ができるの?くらい直球です。

「恋ぃ!?」絶叫するホランド、タルホ、ハップ。とにかくレントンがいなくなったことをエウレカに教える必要があるという結論に達して、その役目はホランドになる。

医務室のドアをノックしようとしたホランドの手が止まる。「なんていやいいんだ・・・」

するとドアが開く。エウレカが立っていた。

驚いたホランド。わざと明るい声で「どうだ調子は?」と聞く。

「うん。ずいぶん良くなった」

「そうか。じゃまた来る」と言ってホランドは逃げようとする。

しかしエウレカのストレートは強力です。「ホランド、レントン部屋にいるかな?今から会いにいっても平気かな?」

「あいつは・・・あいつはヒルダとタルホの買い物に付き合ってる。ニ三日戻らない」

「そう・・・」エウレカが悲しい顔になる。

「馬鹿」それを影で聞いていたタルホが毒づく。

夜の街の中、レントンは昏睡状態の女の子を乗せた車椅子を押しながら、別の大きな病院を探していた。そして救急車が通り過ぎるのを見て、救急車が向った方向に車椅子を押し始めた。

レントンたちは大きな病院にたどり着くことができた。だが怪我人やテロの被害者の家族から憎悪に満ちた視線を向けられる。それと気づかないレントンは看護師を見つけて話しかけた。だがレントンは怒られた「どういうつもりなの?死装束のヴォダラクの子を連れてくるなんて」
「死装束?」
何も理解していないレントンに呆れる看護師。
「とにかく問題になる前に・・・」

人々が怒りをあらわにヴォダラクの娘を取り囲んでいる。
「どういうつもりでここに来た!」
「死んだふりなんかしやがって!」
「なんとか言いなさいよ!」

「やめろ!違うんだ彼女は!」レントンは女の子に近づこうとするが、男の肘鉄を食らって床に倒れる。

女性が泣きながら車椅子を揺さぶる。「返してよ!私の大事なあの人を!」その勢いで車椅子は床に倒れ、女の子は力なく床に投げ出される。これがご両親の恐れていたことでしょう。

「彼女がテロを引き起こしたわけじゃないんだろ!この子が何をしたってんだよ!」と叫ぶレントン。

泣きじゃくる女性が吼える「何をですって。あなたたちこそどういうつもりで来たのよ!突然家族を失われた者の気持ち考えたことあるの!」

はっとしてレントンは泣いてしまう。(なんか凄いシーンです。)

ヒルダは自分の家なのになんでこそこそしなきゃいけないのかと文句を言いながら、トイレのドアを開けるとそのにはエウレカが居た。

「お帰り、ヒルダ」
「たっ、ただいま」ヒルダの顔が引きつる。
エウレカが満面の笑顔になる。さすが豪腕の持ち主です。

朝になり、行く宛てを失ったレントンが、車椅子を押して町をさまよっていた。チャールズたちも彼らの行方を追っていた。ジープ(陸自の(旧型)73式小型トラックですな)に乗ったレイが、レントンたちが町の若いのに追い詰められたことを聞きつけ、そこに急行する。

レントンが袋叩きに会っているところにレイが駆けつけ、チャールズのKLFも飛んでくる。だだあいにく州兵もやってきて、チャールズは拘束されてしまう。しかし無事釈放。連邦軍統幕(統合幕僚本部)情報部第7課のドミニク特務大尉からすべてを不問にしろとの指示があったからだ。

明かりをつけず、船の暗いダイニングにレントンが頭をたれて座っていた。チャールズが入ってくる。「お前のやったことを否定はしない。人としてはむしろ正しい行いだと俺は思っている。だが本当にあの子がそれを望んでいたのかどうかは、また別だ。ましてや口を聞いたこともないんじゃ、わかるはずもない」はっとするレントン。

そこにレイと女の子の両親がやって来る。女の子が死んだことを告げた。

レントンは歯を食いしばり、目に涙がこみ上げてくる。

チャールズが両親に対して。無償で好きな場所へ娘の亡骸を送り届けると申し出る。

両親は聖地に届けるよう頼んだ。

レントンはいたたまれず、ダイニングを飛び出す。そんなレントンを母親が呼び止めて礼を言った。「あの娘のためにありがとう」

ゲッコー号ではレントンがいなくなったことをエウレカに話すかどうか話し合っていた。しかし話はレントンを迎えに行く方向に傾いていく

「ただ迎えにいく方法は要検討だな」とストナーが言う。
お調子者のマシューさんが炸裂「ああわかる。最初の第一声がポイントね。青春の逃亡者には」
「経験者は語るか」とハップが茶化す。そしてホランドがブチ切れる。
「うるせえんだよテメエら!あいつは寂しさやきまぐれごまかすために出て行ったんじゃねえ!本気で出て行ったんだ!」と椅子を蹴飛ばして部屋を去る。
「まずったな。あいつ本気でレントンのこと考えてたんだな。あいつの気持ちだったら、大体はわかってるつもりだったのに。情けねえ」とハップが頭をかく。
「耳が痛いわ」とヒルダ。

ついにホランドはエウレカにレントンが出て行ったと教えた。動揺するエウレカ。
「どうして?どうしてレントンが出て行ったの?あたしがひどいことをしたからレントンが出て行ったの?ねえホランド、あたしのせいなの?答えて。」
ホランドは黙ったまま。そしてエウレカはレントンの部屋に行く。レントンのいなくなった部屋。

レントンは独り泣いていた。
「あの子はきっと僕を恨んでいるでしょうね。あの子の気持ちなんてこれっぽっちも考えず、助けなきゃって勝手に思い込んで。それが正しいことなのかどうかすら僕は考えもしなかった。結局僕がやったことは人を助けるどころか人を傷つけ、もう十分に傷ついている人をもっともっと深く傷つけてしまっただけだ。きっと今だって僕は…ごめん」

レントンの部屋でエウレカはレントンが着ていたジャージを握り締めている。

船を操縦するレイにチャールズが近づく。
「あの子は?」レイが訊く。
「部屋だ。」
「年頃の息子を持つのは…悪くないよね」
「ああ悪くねえ」
船は夜の空へと飛び立った。

ジャージを握ったままエウレカが呟く。

「レントン・・・会いたいよ」

激しく良かった。来週、どうなんでしょう。レイがびっくりしてましたね。

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コメント

女の子の一件はちょっと重たかったですが、最後のチャールズ達や、エウレカの発言とかにあったかい気持ちになりました。

最後の「レントン・・・会いたいよ・・・」には心が揺れました。心を込めたこんなこと、いわれてみたいものですw
そんな感じで今回のエウレカは特にかわいいと感じました(^^ゞ

そろそろチャールズサイドと月光号との接点が出てきそうな感じを受けてるんですがどうなるんでしょう?

エウレカはぐぐっときますよね。来週なんかありそうですよね。間違いなく対決モードに移行する感じです。ここ1か月は極めて面白いです。

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