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2005/09/14

上司も知らない「仕事の仕方」

上司も知らない「仕事の仕方」 山崎 裕司 著

この本の主題ともいえる、「仕事は自分を主人公にしてやれ」というのは良い発想だと思います。上司から言われたからやっているという時点で仕事の奴隷になっているわけです。仕事を面白くするには仕事を自分のものにする。何のために今これをしようとしているのかを理解して、重要なポイントを絞り込んでそれに労力を集中すれば効率があがるわけです。

それを実行する上で、作業と仕事の違いを明確にしています。たとえば「洗濯」は作業で、「服をきれいにする」のは仕事です。目的を達成することが仕事であり、それを実現するための作業です。

日本の企業にはニセ社員が多いというのは痛烈ですね。これは作業をしていて仕事をしていない社員だそうです。日本のホワイトカラーは生産性が悪いという話も載せて、警鐘を鳴らしていました。

↓の本で書かれているような富士通の成果主義を導入した失敗とかも、この話に当てはまるかもしれません。

 では仕事のできる社員になるにはどうすればいいのか?

一番重要なのは指示された仕事をイメージすることです。明確な作業の仕方をイメージすることで、何が十分で何が不足しているのか事前に理解し、仕事を進める前から予測しておくことです。で、不足しそうなら最初から手を講じておくことができます。

イメージできない仕事は実際にもできませんと著者は断言しています。そうだと思います。

翻訳などもそうで、英語で読んでわかっても日本語で知らないとこなれた翻訳にはなりません。ボスケとが全然わかりませんので、そういう翻訳の時は詳しいヒトに聞きました。ゲームの翻訳もそうです。ゲームのデモムービーとか最初に見ておくことが重要です。これでイメージができます。

実際にイメージを実行に移すために具体的な計画を作るわけですが、これをきちんと作業のレベルまで落とし込むことが重要だとも書いてました。そのために使う表も本には載っていました。軽く読めるのでお勧めです。 

 

山崎 裕司著 

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