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2005/10/06

エウレカセブン 第24話 「パラダイス・ロスト」

パラダイス・ロスト。失楽園。「ほどける糸ともつれる糸」という感じでした。

ホランドの606が州軍の追撃部隊を撃破する。

「瞬殺、秒殺。やっぱ州軍のモンスーノは敵じゃないって、リーダー!」とマシュー。
それに応じずホランドは帰投するとギジェットに告げる。
「出た。無視だよ」
ギジェットがホランドとマシューの着艦のために船を回頭するようにタルホに言う。しかしタルホは知らん顔。ハップがせっつく。「そんもん合わせなくてもいつも戻って来るじゃない。」しかしホランドは考え事をしていて滑走路にクラッシュする。

レントンが居た部屋にへたれこむエウレカ。残っているのはラーメンの出前に使う箱と小豆色のジャージ。

ギジェットがボンマルシェで歯ブラシを探しているとエウレカが現れる。その服装に驚く。レントンのジャージ着てますよ(左脚の側が大きくめくれ上がってるのがポイントかと)。しかも片手でラーメンの出前箱かかえて(左腕にギプスしてますので)。エウレカさん、正直

痛い。痛すぎます。

「えーと、いらっしゃいませ」とエウレカは言い、出前箱から商品を取って棚に並べる。
「なんであんたが品物並べてんの?それにその格好・・・」
コスプレですか?と続けたかったのでしょうか?これエウレカだから絵的に良いですが、レントンがエウレカの服を着たら倒錯です。
「レントンがいないから・・・」
そしてエウレカは以前レントンの居場所だったニルヴァーシュの後部に設けたテントの中で、ラーメンを置いて待つ。
「冷めちゃったね、ラーメン」
ことごとく痛い。ふやけ麺が好きな人もいるがやはり冷たいのはまずいそうです。
ふやけ麺を堪能する

その頃レントンは熱々のビフテキを前にして座っていた。
「だから俺とレイのことを・・・パパ、ママって呼んでみないか?」とチャールズが言う。
あっけにとられるレントン。(レントンだけステーキなんですよね)
「さあパパママと呼んでみよう。レッツ大きな声で・・・」
レントンは体を振るわせる。泣いている「でも俺、オルバサの町でも馬鹿やって、2人の仕事の邪魔して、本当なら追い出されても良いはずなのに」
レイがレントンの震えていた右手を握る。「あなたさえ良かったらずっとこの船にいてちょうだい」

明かりを落とした医務室でホランドがミーシャに聞きかえす「バランス?」
ミーシャが言うにはあくまで推測の域を出ない話だが、どうやらアミタドライブを反応させるには2人のメンタルサインのバランスらしい。そうかアミタドライブ・・・あれは・・・

アクエリオンだったのか! 否!

2人の友情パワーがなければ合体できない

バロムワンだ!

「2人の?」とホランド。
「エウレカだけではダメ。レントンだけでもダメ。重要なのは2人のバランスよ。」
エウレカが医務室のドアの外でこれを聞いてしまう。

ホランドが自室に戻る。ベットの上でタルホが退屈そうに雑誌を読んでいた。ホランドはソファに腰を下ろした。(ベットがタルホの居場所で、ホランドの居場所はソファなんですかね)待ってましたとばかりにタルホが食ってかかる。「もう解散、解散。ゲッコーステート解散。こんなの続けてたって意味ないじゃん。誰かさんのせいで雰囲気悪いしさ!」と言うと、ベットから立って部屋を出て行こうとする。
「待てよ。なに言ってんだよ」とホランドが怪我した右手でタルホの肩を掴む。
「話してよ!」とホランドの右手を払いのける。
痛がるホランド「どうしてそうなるんだ」一瞬タルホの目がマジになる。でも勢いを正してホランドに詰め寄る「だってあんたレントンに嫉妬してるだけじゃん。エウレカをとられたから、いじけてるだけでしょ!」
ホランドは反論しない。
「どうして・・・ぶつかって来なさいよ!受け止めてあげるわよ!」

レントンが格納庫でチャールズのLFOのメンテナンスをしている。「それは甘くて、温かくて、良い匂いがして、なのにちょっぴりくすぐったい言葉・・・パパ、ママ」
「お!思い出しニンマリか?」とチャールズ「若者の特権だからなぁ。これのこと考えてたのか」と小指を突き立てる。大人なら人差し指と中指の間に親指を差し込んで「これかぁ?」ですか。卑猥恐縮。

「ちがいますって!」とレントンが叫ぶ。ムッとするチャールズ。そして思い出すように「パパ」と言って顔が赤くなる。それを見てチャールズが笑う「いきなり言われても、言えないよな。俺だってできねえ。」
「お父さん、お母さんってところからスタートじゃだめですか?俺、父親のことも母親のことも一度も呼んだことがないので・・・」なんか実は可哀想な少年なわけだ「いきなりパパ・ママはハードルが・・・」
恥ずかしがるレントンをチャールズが胸元に引き寄せる。「ジムで一汗かいてきたところだ。臭いか?これがお前の父親の匂いだ。」頬を赤らめてレントンが首を横に振る「本当に良い匂いだよ」で泣いちゃう。

お父さんと子供でふぉぉぉぉー(HG)

ですか。

仲が良くなると秘密を教えちゃったりするわけで。レントン、祖父がメカニックで自分に技術を教えてくれたというところまでは良かったが、実はニルヴァーシュのメンテナンスをしたことがあるという話までしてしまい。さらには自分の父親がアドロック・サーストンということまで打ち明けてしまう。パイを焼いて格納庫にやってきたレイもそれを図らずも聞いてしまい、びっくりしてパイを落とす。(絵はちょっとびっくりしすぎでは・・・)

家庭崩壊の予兆!

「レントンとエウレカが一緒にいれば、いつか必ず悲劇を生む」とホランドがタルホに言う。
「それはあなたがエウレカに選ばれた存在だとしても同じことでしょ。そしてあなたなら突き進む。違う?」
「わかってんだよ。奴を認めなきゃならないってことぐらい」
「わかってないじゃない。認めなきゃいけないのはあなたがエウレカに選ばれなかったってこと!私たちが2人を信じてあげなきゃならないってことよ」
「わかってんだよ。わかってんだって・・・」ホランドは部屋のソファーに座って暗い天井を見上げている。

日があけて、チャールスがレントンを乗せてLFOのテスト飛行をする。
「テストだったら僕が行かなくても」
「見せてやりたいものがある」
それは巨大な塔のような山(?)で、雲を突き抜けるほど高くそびえている。その岩肌にはトラパーが沸き立っている。
すげえ・・・レントンがため息をもらす。
クルクルと飛び回るKLFの中でレントンは考える「俺はこんなステキな世界を自由に飛びまわれるLFOがあこがれだった。大好きだった。でも今は・・・」
チャールズがレントンに話しかける「お前は本当に良いメカニックだ。メカの気持ちがわかるみたいだな」
「人を殺す道具の気持ちなんて俺にはかわりません。チャールズさん、なんでこんなきれいな世界なのに人は争うのかな」
チャールスがレントンの頭を強くなでる。「俺の方こそ聞かせてくれよ」

そしてタイプゼロのことをそれとなくチャールズがレントンに聞いてみる。パンドラの箱を開けてしまいました。レントンが答える。ニルヴァーシュは普通のLFOと違って魂魄ドライブだけでは起動せず、アミタドライブが必要になる。アミタドライブは魂魄ドライブとセットになって悟りプログラムのキーになる。
「セブンスウェルか?」とチャールズがすべて承知という感じで聞き返す。
レントンはうなずく。「一度接続したらはずすことができないんだ。理由はわからないけど」
「タイプゼロのパイロットも変わり者だって話だな」チャールズがかまをかける。
「うん、とっても変わってる」術中にはまってしまうレントン「でも、俺初めて会った時からなんかビビっときたというか・・・いわゆるエウレカに一目ぼれってやつで・・・でも結局想いは通じず・・・ゲッコー号から飛び出してきちゃって訳で。」
「ゲッコー号!」チャールズは愕然とする。
「そういえばまだ言ってなかったね。俺この船に来るまではゲッコーステートのメンバーだったんだ。隠すつもりはなかったんだ。でも俺なかなか言い出せなくて。ごめんなさい。」
「・・・そうか。で、ホランドは元気でやってるか?」とチャールズが笑ってみせる。
そこに州軍のモンスーノ中隊が接近。
「チャールズさん、どうするの?このままだと撃墜されちゃうよ」
チャールズは頭の後ろで手を組んで、我関せずを決め込む。レーダースクリーンに急速接近する4つの機影。(敵機の接近とともにレーダーの表示倍率が高くなるのが芸が細かいね)。そしてロックオンされる。モンスーノ各機のミサイルポッドのハッチが開き、無数のミサイルが青いLFOめがけて飛んでいく。レントンがコックピットのレバーを握ってミサイルを回避しようと全速力で遠ざかる。しかしミサイルが距離を詰めてくる。レントンはチャフを発射してミサイルを撹乱させて爆破する。
チャールズが言う「自由とは獲得しなければならないものであって、無償で与えられるものではない。自由であることとはその責を負い、覚悟することだ。わかるなレントン。」

しかし目の前には先回りしていた州軍のLFOが待ち構えていた。敵を惨殺したときのイメージがレントンの脳裏に蘇り、躊躇する。ニルヴァーシュの足の裏にこびりついた敵パイロットの腕。だがレントンは攻撃しようとトリガーを押そうとした瞬間、チャールズがその手を止める。州軍の追撃部隊に自分の認識IDを伝え、事なきを得た。そしてレントンに自分たちは連邦軍遊撃部隊所属のフリーランサーで、目下タイプゼロとエウレカの奪取のために作戦行動中であると告げる。

「嘘だといってよ!俺練習するからさ。パパママって言えるようにがんばるから。だからお願いだから・・・」レントンは涙ながらに訴える。

「ったくダセーよな!」ホランドがソファから立ち上がり、部屋の外に出る。
「やっと出てきた。ったく!足しびれちゃったじゃない」とタルホが微笑する。

格納庫にもどったチャールズがレントンに言う。「州軍と連邦軍が連携してゲッコー号を襲撃地点に追い込んでる。座標はジャクソンマップページ286。日時は7日後。ゲッコー号に戻って伝えても構わない。心の隅にとどめておくというならこのまま残るのもいいだろう。どちらからも逃げる手だってある。お前が決めろ。襲撃座標・日時は絶対に変更しない。俺たちは必ずそこでゲッコー号を仕留める。だからお前に約束して欲しい。自らに偽らず決めたことなら俺たちは受け入れる。必ず貫け。」

レイは泣きながらチャールズの胸を叩く。日が沈みかけるころ、レントンはベットから起き上がり、ボードを抱えて部屋を出ると、部屋に向って一礼する。そして船の下部ハッチにおりていくとチャールズとレイがいた。
「ひとつだけいいですか?最初からわかってて僕に近づいたんですか?」
「当たり前でしょ」といったレイの顔がゆがんで、チャールズの胸に顔をうずめる。
「じゃあ俺行きます。チャールズさん、レイさんありがとう。ありがとうございました」といってレントンは深くお辞儀して、空に落ちていく。

いなくなったレントンのカップを握るレイにチャールズが聞く「あいつ戻るかな?ゲッコー号に」
「貫くわよ。だってあの子は私たちの息子だもの」
「そうだよな」

叫びながら自由落下を続けるレントン「エウレカ、俺は今君に会いたい」
エウレカはニルヴァーシュに乗り込み、動かそうとするがうんともすんとも言わない。「お願い!レントンのところに行かなきゃ。あなたも彼が必要でしょ!」ほとんど錯乱状態のようにレーバーを振りまわす。
「俺が行く」とホランド。「俺が必ず連れ戻してやる。だから待ってろ」

男、ホランド立ち上がる!

つづく。

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