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2005/10/12

エウレカセブン 第25話 ワールズ・エンド・ガーデン

今回は小粒だけど、ナチュラリストな良い話。ティプトリーおばさんの「受け入れる運命と抗うべき試練」がここで帰結するとは夢にも思わなかった。

パイルバンカーが竹林のように突き刺さる中をレントンはさまよっていたが、力尽きて倒れてします。遠くに花が咲き乱れている。

そしてタイトル「ワールズ・エンド・ガーデン」。世界の際にある園。前回が「パラダイス・ロスト」と楽園つながり。

ニルヴァーシュに話しかけるエウレカ。「誰も乗っていないと淋しい?ここに穴がぽっかり空いた感じ・・・」胸に右手を当てる。でもニルヴァーシュは答えない。

レントンが目を覚ますと家の中に寝かされていた。そこにレントンを助けた金髪の男がやってきた(なんかハウス子供劇場に出てきそうな人)。自己紹介を始める。名前はウィリアム・B・バクスター。そしてレントンにウィルと呼んでくれと言う。優しそうな人だとレントンは思ったが、同時におしゃべりだったと思った。

「おしゃべりだったかな」とウィリアムは言った。(ここで心が読めるということを説明しているのかと。あと話の最後に「君には守らなくちゃいけない約束があるんだろ?」てのもそう。とするとマーサの心は生きている?)

レントンの隣には黙って動かない女性が上半身を起こして寝ていた。ウィルの妻のマーサだ。手には魂魄ドライブを握っていた。絶望病だった。そんな妻にウィリアムは普通に喋りかける。「お客様の前で恥ずかしいだろ。まだレントン君が食べ終わっていないんだから」

動けないマーサにウィリアムが食事の世話(マーサの好きなカボチャのスープ)をし終わって外に出でいくと、レントンはしげしげとマーサを見た。息していないと思ったら、息がとんでもなくゆっくりだった。

レントンが家のテラスに出ると、ウィリアムがうっそうと生える草の向こう、林立するパイルバンカーの前に立っていた。家を取り囲むように無数のパイルバンカーは刺さっていた。ウィルは持っていた棒でコンコンとパイルバンカーを叩く。(この棒、フィルム職人の人が持っていたの形が似ているような・・・)

レントンがウィルのところに行こうとすると、ウィルは野菜を踏まないように注意する。しかしその野菜は密生する草の間に生えていて、レントンには見分けがつかない。(これってスローフードな農法だったりする。アルジュナの第4話「輪廻転生」に出てきますな。)しょうがなくウィルの方からやってきた。

助けてくれたお礼をいうレントン。ウィルは礼はマーサに言ってくれという。教えてくれたのは彼女だと。

レントンがウィルになにをしていたのか聞いた。「パイルバンカーを抜いていたのさ」と彼は答えた。彼の背後で巨大なパイルバンカーが1本、轟音を立てて地面に倒れこんだ。

驚くレントン「抜いちゃったら大変なことになるんでしょ?あんなにたくさん刺さっているからここが安定しているじゃないですか?」

「違うよ抜いたからさ」とウィル。倒れたパイルバンカーと別の方向の地面が光って爆発する。「ほら、ここは揺れもしないだろ?」

レントンが必死に理由を説明する「抜いちゃったら、地殻が変動して大変なことになって、えっと…そうだ塔ひとつくらい飲み込まれちゃうんでしょ?」

ウィルが持っていた棒で家の隣に生えている巨木を指した「あの木をごらん。風が吹いたらどうなると思う?風が吹いたらどうなるかな?」

「そりゃ揺れるでしょうね・・・」

「もっともっと強い風が吹いたら?」

「もっともっと揺れて、しまいには倒れるかな・・・」

「よく分かってるじゃないか。それと同じことさ。大地の力に力で対抗してもいつかは倒れる。今はパイルバンカーで安定している塔だって、大地の力には逆らえない。じゃあその大木が倒れるほどの風が吹いているとき、この草はどうなると思う?」

「草もたぶん倒れるでしょうね」

「そう倒れる。でも日が経てばまた立ち上がる。この土地はそういう草みたいな土地なんだ。」

(これは第8話のティプイトリーおばさんとレントンが話したときに、パイルバンカーの話をレントンがして、それは自分で考えずにただ人から言われたからそうだと妄信しているだけだというエピソードを目に見える形で繰り返していると)

そしてウィルはレントンに息を吸うように言う。レントンは草の甘い息吹を感じた。だがウィルは忠告する。息を吸うってことはそれだけ死に近づくことだと。(マーサはあまり息をしていないから長生きするの?)

その頃、ホランドは地殻変動に飲み込まれた町の、レントンとチャールズたちが会った公園でレントンの行方を追っていた。そしてチャールズたちとレントンが会ったと知った。ホランドはチャールズに銃を向けられ、「アドロックが呼んでるぞ」と言われたことがあるそうな。レントンの父親はチャールズに殺されたのね。そりゃレイもパイ落とすくらいびっくりして当然。(第28話で、セブンスウェル現象が起こったときにアドロックは消えたとチャールズが言っています。)

レントンがマーサに話しかけるウィルを痛々しく思って、マーサは絶望病だと言う。ウィルは違うと反論する「本人じゃなく周りの人が絶望するからそう呼ばれているんだ。でも僕は絶望していないから切望病じゃない・・・マーサは大地に魅入られてしまった」

この絶望病の人の書き方が、
高山和雄の「ノアの末裔」に似てるなというか補完できたような。これはお勧め。
http://members2.jcom.home.ne.jp/goro-manga/sakka4.htm
人類が「睡眠」してしまい、一部の人間だけが目覚めいているという話。しかし実際は目覚めているのは取り残された人間なのではないかというオチ(って未完なんですが)

アマゾンに中古ありますけど。表紙がなかったもので。とりあえずアルジュナ。

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