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2005/10/24

エウレカセブン 第27話 へルター・スケルター 

♪誰かが今呼ぶ声がする♪いいOP曲です。ずっとエウレさんとレントンが自由落下していく良い演出です。あの味のある絵柄、作画監督の「うつのみや理(さとる)」というの好みであることはわかります。ですがね、特に最後の止め絵。どうなんでしょう?タルホさんの目が同時に別の目標を捕捉しています。例の物議をかもしたアクエリオンの第19話は良かったですよ、あの絵柄でないと面白くなかった。しかしですね、このOPの絵は…

第26話のホランドの言を借りるなら
認めたくねえ!認められねえ!
なんだこの気持ちは一体!

ですな。エンディングは面白いですね。

月光号の営倉にはレントンとエウレカ、そしてちびっ子たちが入れられていた。レントンにはなぜちびっ子まで入れられていたのか合点がいかない。そこにドギーが当座の食料(つまりこの後しばらく補給はなし)と防弾チョッキとガスマスクを持ってきた。そしてレントンに拳銃を渡した。ホランドはレイとチャールズが強襲すると踏んでおり、それに備えてのことだった。

ホランドはその頃、自室でシャワーを浴び、ヒゲを剃っていた。しかし剃刀を持つ手が震えて手元が狂い、左頬を切ってしまう。傷口から丸く血の玉が数珠繋ぎに浮かび上がってくる。ホランドが自分に課した使命はタルホの言葉で言うなら「血まみれの世界から2人を守る」ことであった。

それぞれのクルーがそれぞれの世界と状況認識をお互いに共有し、答えを探していた。

格納庫ではマシューが世界規模でおこる地殻変動を報じる新聞を読んでいた。「こういうとき大衆が信じたいのは虚像でも信念を持った指導者であり、英雄よ。」とヒルダに言われたものの、マシューは具体的にどんな人物が指導者をイメージできない。「たとえば?」
「ホランドとか…」とヒルダは言ったもののやはりしっくりこない。

ケンゴウとミーシャも通路で大人同士の話していた。
ケンゴウが言う「塔ごとの地方自治が始まって60年、その間にたまりにたまった膿が吹き出した。」
「そんな時代の気分を反映した閉塞感を突き破るものが欲しい」
「そんな指導者が打つ手…」
「見せざる敵を明確にし、大衆の目を眩ませる。コーラリアンそしてヴォダラク。知らないものは怖いもの。その下地はすでに織り込みずみでしょ。この世界には」

そのころ小型艇内ではコンバットスーツに身を包むレイとチャールズはヤスリで指紋を削り落としていた。チャールズが右手を握り締める
「腹の底からきゅっと痛くなってきやがった。久しぶりの感覚…」
「死を感じる前の緊張感こそ生きている感じ」
そして2人は丸いなにかを飲み込む。
「元SOFの第一団員のヘッド同士、決着をつけるには最高の舞台。今さらながら仕掛け人のデューイには感謝したい気分だ」

ホランドも戦い向けて肌に灰色なものを塗っていた(あとでチャールズが言う、光学迷彩、ステルス塗料なんですか?)。「背けるだけ背いて、逃げ回れるだけ逃げ回って、結局俺にはこれしかないんだ」ベット上げて銃身の短い、接近戦用サブマシンガンを取り出した。

雑誌を読むストナー「コーラリアンを巡る情報のリークか…本格的な情報戦が始まった。そろそろRAY=OUTも潮時か」
「だな」とハップ「貧乏自費出版レベルで太刀打ちできる相手じゃねえな」
「もっと遊べると思ってたんだがな」
その言葉にハップが怒る「なぁアンタ。もうはしゃいでる場合じゃねんだろ!」
「ただしRAY=OUTがなくても記録は続けさせてもらう。それがお前らの戦いに加担しない俺がここに残るけじめだ」
「好きにしろ。ただし命の保証はしない」
「最初からそのつもりだ。この件から手を引くタイミングぐらいこっちで決めるさ」

小型艇内の小型モニターを見ているレイ「まもなく到着。最後に確認。手を引くなら今よ。実際ここまでする義理はないわ」
「お前こそどうなんだ?バックアップなし。たった2人での強襲作戦。こんな無謀な策を止めもせず、なぜついて来る?」
「私は、デューイもホランドも関係ない。ただもう一度あの子に…」
「レントン少年か。会ってどうする?養子にでもするか?」
「あの子なにも知らない。まだ間に合う。あんな化け物に!」と怒りをあらわにするレイをチャールズが押しとどめる。
「レイ、SOF第二機動部隊の心得第七条!」
「まさかの時こそ戸惑うな」
「懐かしい響きだろう?」
「最悪、2人を消すわ。わたしみたいな女を増やす前にね」
「そっちこそ、第五条。
「なんだっけ?」
「痕跡ひとつ残さず立ち去れ。頼んだぜ相棒」
「分かったわチーフ」
チャールズとレイは小型艇を離れてボードで月光号に迫る。

ジョブスと艦内通信するギジェット「なんで急にこんなに難しいことになっちゃうわけ?ねえジョブス聞いてる?ねえ」
「はい、少し考えていました。少し見解が違う。もともとこの世界は難しい有り様を曝け出していた。ただ誰かが私たちに見てみぬ振りをするように仕向けてきた結果だと思う。キミのいう難しいことからね」
「ああ、わかる。いろいろ。誰だって面倒くさいもんね」
「しかしそれではすまない立場もある。つけの支払いをする時がくる。まもなく」
「なんだか怖いんだけど・・・」
「何2人で似合わないことしてるの!」そこにタルホがやってきて、自室で休んで休んでなさいという。ギジェットはいわれたとおり通信コンソールを離れる。

そこに通信が入る。ホランドからだった。姿は見えず。音声のみ。
「どうだ?」と
「艦内チェック完了。ねえホランド、ここまでして何もなかったらうけるわね」
「わかってるはずだ。情報部で教わったろ。俺がヤツでも間髪入れず畳み掛ける。たとえひとりになっても。それがSOFだ」

そこにボードに乗ったレイとチャールズが月光号の後方から迫る。前方からは積乱雲を突き抜けて小型艇が突っ込んでくる。ケンゴウが照準と目標との距離をあわせようとするが間に合わない。タルホが月光号を右にロールさせて緊急回避しようとする。だが月光号の鼻先で小型艇が爆発する。ハップが全隔壁を閉鎖する。

チャールズが爆弾で上部第七ハッチを吹き飛ばす。ごついヘッドフォンみたいのをつけたウォズがそれを探知する。タルホは侵入者警報を発令と同時にクルーに白兵戦の用意を命じる。そして営倉のレントンたちに通信を入れる「レントン!エウレカ!非常用マスクを子供たちにつけさせて。そこで待ってなさい!」
おびえるレントン「一体何が始まったんだ」
格納庫(中央カタパルト)に潜むホランドは艦内通信でサブブリッジのジョブスにダクトの機密弁の封鎖を確認後、対人レーザーを放てと伝える。レイが来ると読んでいた。
案の定、レイがダクトから通路にでようとした。そこにレーザーが発射される。
再びダクトに入るレイ。「ホランドは読んでいたってわけね」
そしてダクトの前の配線盤の扉に目が留まる。

営倉で子供たちを抱えるエウレカ「レントン大丈夫?」
「おれは…」
「不安?私は平気だよ。だってレントンと一緒だもの。私レントンとならどんなことでも乗り越えられそうな気がするから」

ダクト内からレイが月光号のメインシステムのハッキングに成功、艦内の照明が落ちる。
「おいホランド!隠れてないで出て来いや!」とチャールズ。高田延彦総帥のようです
暗がりの中にたチャールズが撃たれる。ものかげに隠れ応射する。銃撃が止んだ。
撃ってきた方向をスコープで確認する。中央カタパルトと書いてあった。
「なるほど、そこが決戦場というわけか…」
中に入ったチャールズのスコープにホランドの姿は映らなかった。「ナイトスコープに反応しない。光学迷彩?いやステルス塗料か?」そこには上半身を起こしたニルヴァーシュの姿があった。内部構造が緑に輝いていた。
「これは一体・・・そうなのか。やはりそうだったのかホランド」(って頼む誰か説明して)
ホランドはLFOの影に伏せていた「やはりそうだ。感覚だ。ヤツには俺が見えていない。思い出してきたぜ、この臭いおよぉ」ホランドが不敵な笑みを浮かべる。

艦橋からダクトを移動してきたタルホが営倉を開ける。「これからダクトを使ってサブブリッジに向うわ。」
レントンが聞く「タルホさん、一体何が?」
「話は後。相手の侵攻が想像以上に早いの。ここもすぐに…」と言ったところで後頭部に拳銃を突きつけられる。
「ママ…」営倉から出てくるちびっ子たちがエウレカを呼ぶ。
「ママ!なんでお前が!」と叫ぶレイ
「タルホ、勝手するとあんたらの姫を殺す!」と左手でタルホの喉元にナイフをつきつけ、右手の拳銃でエウレカの頭を狙う。
「やめてください!」レントンが泣きながら銃をレイに向ける
「レントン、銃を降ろしなさい!あなたは何も分かっていないだけ!そこに座っているママと呼ばれているヤツの正体が!」
「レイさん、俺本気です。だからお願いです」
ここでウォズがハッキングされた制御系を復旧させ、照明も回復する。光学スコープをつけていたレイは目が眩み、その隙をタルホがつかみかかる。レイの拳銃が火を噴いた。だがレイはタルホに拘束された。

銃声は中央カタパルトのチャールズにも聞こえていた。「排除されたか…良いクルーを集めたな」
「チャールズ!」とホランドは叫び走りながら銃を連射する。チャールズもホランドを追うように応射する。(SASならオートマチックでも3発ずつ撃つように訓練するのですが、演出的にはこっちの方が面白い!)
突然ニルヴァーシュが動き出して、チャールズを襲う。
それを見ていたホランドが動揺する「自立運動をしているだと?信じられん」
それはサブブリッジでもモニターしていた「なんで動き出したんだ?なんに反応したっていうんだ?」とハップ。
次のシーンではレントンのすぐ上にレイが撃った銃弾が命中していた。

またニルヴァーシュの腕がチャールズの方に叩きつけられた。それをかわすチャールズ。「ホランド、こっちはレイを確保」とタルホが艦内放送を入れる。チャールズの動きが固まる。
そこにホランドが突進、チャールズの懐に飛び込んで腹に無数の銃弾を浴びせる。
チャールズが力なく倒れる。
「甘いな。その甘さがお前の負けの理由だ!もう気がついているはずだ。俺はあいつと出会ったときに気がついた。王の資格を受け継ぐもの、王が残した金枝を受け継ぐものはホランド、お前じゃなくて残念だったな…」
そして最後の力を振り絞って引き金を引き、ホランドの右腿を打ち抜く。
激痛に床に転びもだえるホランド。

レイを連行するタルホたちの前に、右腿を止血したホランドが現れる。「チャールズ・ビームスはたった今俺が殺した」
レントンも中央カタパルトに入る「さっきまで生きていた体。俺が生まれて初めて見た知ってる人の死体。それがチャールズさんだった。でもあの時は目の前にある死を認めることも、心が何を感じとることもできなかった」
「別れのキスぐらいは良いでしょ」とレイが頼む。タルホは応じた。
そしてレントンを見た「よく見ておきなさい。これが元SOFの最後。罪を抱えた者の末路。そして自由を勝ち得たものの責任よ!」そして「チャールズ、気は済んだ」と語りかけ、虚空を見つめる目を閉じて、泣きながら口付けをした。
「ありがとう、チャールズ。愛してるわ」と言うとホランドに鋭い視線を向けた。
事態を察知したホランドは「タルホ離れろ!」と叫び、彼女の体を捕まえて床に倒した。そしてレントンにも伏せろと怒鳴った。レントンは走り去るレイと目があった。そして爆発。チャールズの死体は木っ端微塵になった。

そしてレイは脱出した。

来週の予告「メメトモリ」によれば未来を失ったレイが特攻かけるんですね。
予告が見れるです→MBSのリンクhttp://mbs.jp/eureka/index2.html

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コメント

エヴァ臭はメチャクチャキツイのですが、そこさえ目をつぶれば良作のエウレカです。(苦笑)

チャールズが死んじゃいました。レイが特攻ですか?今回のも充分過ぎる位、特攻だったのにねい。
まあ次の特攻は自機をぶつけに来るとゆ~意味の特攻ですかな?

とりあえずこれからもチェキしていきます。
が、録画を観るのは遅れがちとゆ~。(笑)

確かにエヴァ臭がきついですね(笑)。ついでにエウレカが綾波ぽいというのもの忘れましょう!

白鳥号で特攻かける可能性もありますね!さてどうなるんでしょうか…ハモンさんの再来です。

チャールズはホランドを撃つときわざと太腿を狙ったようにも思えるのですが、どうなんでしょうね…

謎だらけです!

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