サイドウェイ シンシティ コーヒー&シガレッツ
まったく方向性がバラバラな三つの映画を見ました。三者三様とはまさにこのこと。
今劇場公開されているシンシティ。これは観客を選ぶ映画です。
(本編(冒頭)ちょっと見れます→http://www.gyao.jp/cinema/sincity/?banner_id=geiga0001)
ほんとにほとんど白黒です。これはコーヒー&シガレッツも同じですが、時々部分的にカラーになるし、実際には黒くみえるところが白くなっています。もう映像加工は秀逸。PVを2時間みてる感じです。ああいう系は映像がくどすぎて、飽きちゃうのですが、これはちゃんと見れます。ただエグイ。
リドリー・スコットのブレードランナーぽいかなと(ハードボイルド系なところと映像的なところが)。監督はロバート・ロドリゲス(+クエンティン・タランティーノ)だから男がカッコいい。ミッキーローク最高。殺されたコールガールのために復讐するんですが、なんか良いですな。どえらく強いし。他の面々も男臭ぷんぷんですよ。男は語らず思考する(ゆえにナレーション多し)。
字幕翻訳は林完治なので(LAコンフィデンシャルとかマトリクスシリーズ、スターウォーズ特別編とか)OKかと思います。
あああ!フロドー様がやばいです!
http://www.lotr.jp/join/news/pressconf.html(この人が)
http://homepage.mac.com/mujidog/iblog/BananaRoom/C513377746/E1692575972/(こうですよ!)
あとマイケルマドセンが眼鏡かけてでるのがいい。http://www5f.biglobe.ne.jp/~ana/michael_madsen.htm(←この人)
ルトガーハウワーも出てきます。これってブレードランナーの逆バージョン(じゃないかと思ってニヤリとしました)。
コーヒー&シガレッツ
ガムの宣伝ではない(それはクロレッツ)。ジム・ジャーミッシュのオムニバス白黒映画。1本がとにかく短い。パルプフィクションのジョントラボルタとサミュエルLジャクソンの会話をいろいろなキャラクターで聞いているという感じでしょうか。良かったです。繊細な映画だと思います。
http://coffee-c.com/(公式サイト:ちょっと映像も見られます)
最初のロベルト・ベーニーニ(ライフ・イズ・ビューティフルの人)が馬鹿です。英語のあんまりわからない感じが面白いですよ。
やっぱりすごいと思わせるのは、ケイト・ブランシェット。2役です。売れてる女優と全然ダメな従兄弟の話。ヘタレは意外とやりやすいと思うのですが、売れてる女優の感じがすごく良いですよ。
最後のご老人2人が登場する「シャンペン」が一番面白いと思います。哀愁というかね。
テスラの「地球は一個の共振体」という言葉がこの映画の肝なんじゃないかと思います。
他の感想も参考にどうぞ。
サイドウェイ
http://www.foxjapan.com/movies/sideways/
(このサイトの表紙のような場面はないです)
これも良いです。まったりです。ちょっとダメっぽい主人公が特にいい。ワインおたくなのもいい。離婚して書いた小説もなかなか出版社に認められない欝系の主人公と、結婚を1週間後に控えた陽気な(節操のない)プレイボーイが1週間旅をするという一種のバディームービー。この全然成功できないという主人公のキャラクターになんだか感情移入してしまいます。
最後はそれなりにハッピーエンドです。
他の感想も参考にどうぞ。
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