米空軍の次の切り札は隠れることでなく、よく見えること
アメリカ空軍が新型の透過性装甲を開発中とのことです。もう実物はできているようです。
Air Force testing new transparent armor (英語のリンク先) 酸窒化アルミニウム(aluminum oxynitride or ALONtm)が原料です。セラミックの一種だそうです。 2004年6月の実験ではロシアの30口径M-44(モシンナガン)や50口径のブローニング狙撃銃から発射された徹甲弾を通さなかったそうです(ガラスはみごと貫通) 構造は英語では次のようになります。 透過性酸窒化アルミニウムを防護プレート(strike plate)、真ん中にガラスを挟み、ポリマーで裏面を補強するという構造のようです。(ちゃんとどう訳すのかは調べてないのでわかりません。) 防弾ガラスだと強度を高めるのに何枚ガラスも重ねないといけないところを、このALONtmなら数ミリ増やすだけで十分とのこと。 応用としてはC-130とかA-10、C-17など低空低速で飛ぶ航空機などの防御対策になると考えているようです。また陸軍もハンヴィーやヘリコプターに応用できると興味を示しています。 ただ加工(焼結と研磨)コストが高いそうです。ガラスなら1平方インチ当たり3ドルなのにこの透過性酸窒化アルミニウムだと10ドルから15ドルかかるそうです(ガラスの3倍から5倍)。あと設備が高額なためサイズも限られているとのこと。 日本でもこの技術は開発してるみたいです。 ビジネスチャンスなんじゃないですかね? |
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