シヴィライゼーションIV、イスラームの帝国(その2:希少動物だってゆるさねえ)
前回、不覚にも完敗を喫しました(リンク)。このままでは四六時中戦略を考えてしまうのでリベンジです。
ここで1冊ご紹介。この本はお勧めです。その名も「モンゴルVS西欧VSイスラム:13世紀の世界大戦」
タイトルは世界大戦ですが、3勢力が内部分裂していてそれぞれの思惑で敵と協力したり、同じ勢力内の国同士がいがみ合ったり、まさに魑魅魍魎です。冷戦後の現代の国際関係にも通じる面白さがあります。
1249年、フランスのルイ国王が十字軍を率いてエジプトを攻めようとしたとき、エジプトのスルタンにキリスト教に改宗するように促がしたときのエジプトのスルタン返答がカッコイイ。
コーランに「不当な戦いをなす者の滅亡は必定」、「多数がブ無勢に敗北した例は無数」とある言葉を思い起すが良い。神は正義の味方をなさるゆえ、そのご加護を得て、そちらの傲慢なる企てを粉砕し得ること、決して疑わぬ。(p.60)
正義は我に味方せり。
1020年、イベリア半島のコルドバとエルサレムに十字軍が迫ってきます。
コルドバ領内にスペインの騎士が侵入してきます。(画像はクリックで大きくなります)
エルサレムにはドイツ(神聖ローマ皇帝)の軍団が迫ってきます。小癪にもドイツ軍はカタパルトを携えてきています。おのれ、エルサレムの城壁を破壊する気だな!
あらかじめコルドバでは弓兵を徴兵し、北アフリカからも弓兵を移動しておきました。エルサレムにはこれからラクダ弓兵が他の都市から救援に向かわせています。ここは都市に篭城して、敵に無用な攻勢をかけさせて損耗を強いるようにします。
1080年までに十字軍の攻勢はやみました。
コルドバは守られました。プレイヤーはユニットのどの能力を上げるか選べます。
中国の皇帝が登場しました。どこかでユニットが遭遇したのでしょう。ジャバザハットのように胡散臭いですが、戦線を拡張すると大変なので仲良くしましょう。
エルサレムも守りきり、アラブ軍は攻勢に転じます。そして1150年にはビザンチン領のTrebizondを攻略します。
ジハードだ!Trezbizondにキリスト教の教会を建立します。異教に寛容なのだ(貴重な税源だし)!
1190年、アラブ軍は北進し、Balanjarの攻略を開始します。
進め!ラクダ弓兵!
1240年の状況、Balanjarをイスラーム帝国に併合しました。
次はビザンチンのAttaliaを目指します。
しかしこの時、コルドバにスペインの騎士団が再び来襲!
しかし恐れるに値せず。我がイスラームは「マスケット兵」を誕生させていたのだ!長篠の合戦の武田騎馬軍団と同じ目にあわせてくれる!
時代は飛んで100年後の外交状況
ヨーロッパ諸国(フリードリッヒ(ドイツ)以外)が和睦を求めてきたので受諾しました。なぜフリードリッヒと和睦しないのか?それはこの野郎がシラクサを占領しやがったからです。
覚えておれ!フリードリッヒ!(しかしローマをフランスに占領されたようです<(* ̄m ̄) ププッ)
1420年の各文明の勢力図
イベリア半島からインド亜大陸の上まで我が文明です。イスラーム帝国は滅びなかったですぞ!
が、しかし
インドのアショカ王に「お前なんざ通してやるものか!」と意地悪したら、1515年に戦争をふっかけられました。
我が都市Benaresに迫り来る、インドの戦闘象。
そして1545年、
防戦の甲斐なく、占領
またパオパオか!
希少動物だからってゆるさねえ!
こうなればインドにジハードです。
1590年にインドのUjjainを攻略
1580年に大七不思議のひとつ、ファロスの灯台が完成しました。
すばらしい。
1600年、教育を発見しました。
火薬(キャノン)、経済、自由主義を見つける足ががりができました。でも1600年って遅い…
ビザンチンのAttiliaからコンスタンティノープルを目指そうと思ったら、1625年にTrezbizondをビザンチン軍に奪還されました。
おのれビザンチン!でもすぐに奪還しました。
1650年、日本のユニットと遭遇しました。
顔が三船敏郎に似ています。挨拶に少林寺拳法みたいな合掌をする、顔のわりにおちゃめは徳川タン。
1650年にようやくBenaresを奪還。
インド半島を手中に収める日も近いでしょう。
さらに続きます。そしてイスラーム世界は近代化していくのです。
次回に続きます(リンク)。
♪ある日、森の中、象さんに出会った。みんなを踏み倒す象さんに出会った♪
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