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2006/05/22

立食師列伝:これですよ。これ!

押井守監督の最新作、『立食師列伝』を見ました。

 

最強です。

マニアック万歳。ゲド戦記の監督をしている宮崎吾郎氏も見たようで感想はもっとサービス第一のエンターテイメントにしてほしいという話になっていました(リンク)。あれは間違いなく、押井守氏の中ではエンターテイメントなんだと思います。だたサービスはなし。

胡散臭いのがいいんです!

とはいえイノセンスも押井さん的にはエンターテイメントなんでしょうけどね。

岡田斗司夫氏がイノセンスをかなりわかりやすく書いているのでご一読してください(リンク)。

押井監督というのは、理性以上の「情念」でちゃんと映画を作れる人なんだよね。照れ屋というか独特の韜晦な発言でわかりにくいけど。

 ほら、全共闘世代だから。

これって立食師列伝にも当てはまると思います。なぜか?それは

怒涛のナレーション

です。すごいです。台詞以外のシーンはほぼナレーション。戦後から高度成長期、バブル前夜までの社会情勢を、立ち食い師というキャラクターに落とし込んで語りつくしたという感じでしょうか。ナレーションの山寺宏一すごいです。

立ち食い師とはなにか?人間くささでしょうかね。

見ながら思い出したのは、パトレイバー2で陸幕調査部別室の荒川が「日本の戦後について」語るシーン:

だがこの国のこの街の平和とは一体何だ?
かつての総力戦とその敗北、米軍の占領政策、ついこの間まで続いていた核抑止による冷戦とその代理戦争。そして今も世界の大半で繰り返されている内戦、民族衝突、武力紛争。そういった無数の戦争によって合成され支えられてきた、血塗れの経済的繁栄。それが俺達の平和の中身だ。戦争への恐怖に基づくなりふり構わぬ平和。正当な代価を余所の国の戦争で支払い、その事から目を逸らし続ける不正義の平和…

リンク

高度成長期が転換点なんですね。かなり悲観的ですなあ。そしてやっぱりハトが飛ぶ(笑)「哭きの犬丸」の話はやはり物悲しいです。

最後の「チュカラのサブ」は弾けてます。

途中の牛丼の予知野屋襲撃事件はバトルを感じられます。

ロッテリアは実名ですよ。クレジットにも協力会社にロッテリアの名前が出ています。男前です。

ディズニーランドは(ピー)ランドになっています。これがピーじゃなったから絶対に面白くないです。

無作為に100人を選んでこの映画を見たら80%の人が「はぁ?」っていうでしょう。しかし14%のひとは面白いと思うでしょう。4%の人は憤慨するでしょう。のこり2%の人は最高だと思うんじゃないですかね。

原作読んでから映画を見たわけですが、遜色ないです。

札幌劇場では朝に見ると1200円でした。

アニメ好きな人は登場する人のプロフィール見ておくと良いと思います。
http://www.tachiguishi.com/cast.html

音楽を担当した人のインタビュー
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ghibli/cnt_interview_200605016.htm

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コメント

家の近所の映画館では上映予定に入ってません・・・(ノ_<。)

今回も押井ワールド全開なんでしょうか?
全共闘時代というか、日本が敗戦の痛手から立ち直りつつあった高度成長期ってのはいろんな思想が入り乱れて、近代では一番熱い時代なのかもしれませんね。

大正時代が、物語としていじり易いのと同じなのかも(^^;

sakaさん、どうも♪
残念です。お住まいの地方では上映予定がありませんか…

まったくもって押井ワールド全開です。その点は100%楽しめます。

スタジオジブリの鈴木氏は学生運動の運動家崩れのゴト師だったりします(笑)。

おっしゃるととおり戦後って押井守にはいじりやすいんですね。SFより面白いです。

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