巡航ミサイルとは、やりますな韓国!
「韓国、巡航ミサイルを実戦配備中」…だそうです。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/10/25/20061025000027.html
韓国軍当局や国防科学研究所(ADD)が射程距離500-1,500キロの巡航ミサイル4種類を開発中か、もしくは開発を終え実戦配備中であることが分かった。
韓国政府消息筋は24日、「1、2年前に射程距離1,000キロの地対地巡航ミサイル“玄武Ⅲ”開発に成功、すでに一部はある基地に実戦配備中と聞いている」としている。同消息筋によると「射程距離が玄武Ⅲより500キロ長い“玄武ⅢA”も開発がかなり進んでいる」とのことだ。
これは、北朝鮮全域はもちろん、東京や北京などかなりの数の周辺諸国主要地域を射程に入れたもので、北朝鮮と周辺国への戦略打撃能力を大幅に向上させたものとして評価できる。
韓国製巡航ミサイルは正確度5キロ以内と優れており、巡航ミサイルの代名詞となっている米国のトマホークに劣らない性能とのことだ。韓国政府は2001年にアメリカと合意したミサイル指針により、「射程距離300キロ、弾頭重量500キロ」以上の弾道ミサイル開発は制限されている。しかし巡航ミサイルの場合は、無人航空機(UAV)と同系列に分類され、「弾頭重量500キロ」を越えなければ射程距離の制限がない。
平和憲法は素晴らしいですが、韓国の「戦略打撃能力」の大幅向上ってのを見ると韓国の方が現実的だなと思います。北朝鮮だけでなく、北京も狙えるとはなかなかの代物です。ことが起これば北京も狙いますよね。これをPAC3で迎撃できると良いのですが。
あと朝鮮日報のコラム
【核開発】「韓国はアジアの2大勢力を天秤にかけている」
この教授は大統領よりまともです。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/10/25/20061025000004.html
「そのような可能性は0%に等しい。米国もそれなりに“包括的な北朝鮮核戦略”を抱いている。核保有と移転に対する対応は別のものだ。米国の対北戦略は一つ一つバラバラに見ると、一貫性に欠けているかのようにも見えるが、大きなフレームはすでに示されている。米国は北朝鮮の孤立化を進めながら、北朝鮮が核物質をテロ集団に売り渡す場合、軍事制裁を可能とする強硬策に出るという立場だ」
実はイランも絡んでくるかもしれません。アフガニスタンもイラク戦争も、見方を変えればイラン包囲網とも言えます(地図)。イランを攻めるのは難しいでしょうが、北朝鮮ならまだなんとかなるでしょう。アメリカがイラクでの政策転換を行っているのも、だたイラク情勢が悪化しているだけではないかもしれません。
「21世紀のアジア・太平洋地域は、米日豪を軸に中国と対立する構造を取るだろう。われわれはこれらの両体勢を天秤にかけているわけだ。しかし、北朝鮮の核問題はわれわれの力だけでは解決することは困難であり、米国の力と経済力、情報と知識のネットワークを活用するほかない。にもかかわらず、韓国が天秤にかけているため、米国の立場としてはハラハラするほかないだろう」
日本でこういうことを堂々と言うのは岡崎久彦くらいなものです。
最後に中国外交省の報道管か誰かが、北朝鮮は他国から圧力を掛けられれば再度核実験を行うだろうと言ってました。ようするに今度、また北朝鮮がオイタをしたら今度はアメリカに原因があると、まあ責任を擦り付けてますな。
逆を言えば中国は北朝鮮に対して責任がないという、まるで権限は守っても責任は部下に取らせるというサラリーマン金太郎にもで出てきそうな悪役部長じゃないですか。
キッシンジャーって嫌われてますが、凄いと思いますよ。プーチンみたいなものかも。ロシアにとっては有益でも他国にとっては脅威です。
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