EU2 イングランド王の野望(目指せブリタニア帝国) 第9回:内患外憂のイングランド
前回、フランスがブルターニュに宣戦布告したことを受け、フランスとの関係をできるだけ維持したいと考えるイングランドはブルターニュに属国にもかかわらず戦線布告します。またアルトワとミーズの2つの属国もブルターニュの同盟国であったことから、イングランドはこの二国も失うことになります。しかし二度にわたる対ブルターニュ戦争を経て、1648年までにイングランドはイギリス海峡の大陸側をほぼ掌握しました(リンク)。
しかしヨーロッパに平穏の2文字はありません。
1651年1月10日、航海条例を可決するかどうかが問われます。
これはオランダ(ネーデルラント)を植民地との中継貿易から締め出すことを目的とした立法です。史実ではこれが原因となって英蘭戦争が起こっています。確かにこれを可決すればイングランドの貿易は拡大します。しかしこのゲームにおいてネーデルラントは我が国の属国なのです。現代で言うならイングランドはネーデルラントの持ち株会社です。この国の貿易が拡大すれば我が国への配当(上納金)も増えます。ゆえにこの法案は可決せずに現状を維持します。
これでネーデルラントとの対立を回避できたと思いきや、1669年5月28日イングランド領内で内戦が勃発!
3つのプロヴンスで同時に大規模な反乱が発生しました。
赤い丸が反乱が起こった地域です。
駄々をこねると鎮圧するぞ!
外交努力によって常備する兵力をできるだけ抑えているため、この反乱は極めてまずいです。借金して傭兵を雇って鎮圧します。
この内戦を完全に鎮圧していないのに1672年1月14日には、イングランド領内でピューリタンが独立国を樹立しました!
お客さん、そういうことはオモテでやってくれ!
アルモール(Amour)の反乱をまだ鎮圧できないままピューリタン討伐を優先したため、1657年5月1日にこのプロヴィンスはブルターニュ領に戻ってしまいました…
いつか取り返す…
1674年4月9日、イングランドの同盟国であるヘッセンに対して北方の雄、スウェーデンとその同盟国ブランデンブルクが宣戦布告してきました。フランス、ネーデルラント、イングランドもスウェーデンとブランデンブルクに対して宣戦布告します。そして5月29日にはバーデンが我が同盟に加わり、スウェーデン陣営に宣戦布告します。
1677年7月2日にイングランド軍がブランデンブルクの首都ともうひとつのプロヴィンスを占領すると、ブランデンブルクが賠償金94ダカットで講和を求めてきたので、これを受諾します。口ほどにもないわ!
1677年12月22日の状況
黄色い丸がイングランド陣営。青い丸が講和したブランデンブルク。そしてピンクの丸がスウェーデンです。勝てないとわかったスウェーデンは翌年8月30日、我々の慈悲深い講和条件を受諾し、戦争が終結しました。この戦争で得たものはバーデンです。この国を同盟国にできたことは戦略的に大きいです。
それから4年後の1681年4月1日、イングランドは奪われたアルモールを奪還すべくブルターニュに宣戦布告します。イングランド軍は数にものを言わせてブルターニュ軍を全滅させ、翌年10月14日にアルモールを割譲させた上で属国化しました。イングランドに楯突いても無駄なのだよ!
そういえば北アメリカの植民地化も着々と進んでいます。
赤い部分がイングランドの植民地です。
1692年1月12日、イングランド銀行(中央銀行)設立。
これで政府は1回のローンの借り入れ金額を増やすかあるいはそのままにするかを選べます(※どれを選んでも、5回までだった借りられるローンの制限がなくなります)。イングランドはインフレ率が5%下がる現状維持を選択します。これで傭兵を雇うときや、インフラを整備するときの資金調達が俄然楽になります。
1697年3月27日
朝鮮が中国の属国になりました。歴史は繰り返すのか…
1700年1月17日、植民地の防衛を入植者に民兵として任せるかどうかの決定を迫られます。
難しい選択です。21世紀に生きる我々はアメリカの植民地が独立することを知ってます。入植者に民兵として防衛を任せれば、それは政府に反旗を翻す力ともなりかねません。しかし城壁を建てれば反乱が起こったときに篭城されます。1000ダカットが惜しいのでここは防衛を民兵に任せます。
1700年12月6日、フランス・ブルボン家のアンジュー公フィリップがスペイン国王に即位します。これにイングランドは反対するかどうか選択を求められます。
史実ではこれに反対するハプスブルクとイングランド、オランダ(ネーデルラント)が同盟を結んで、フランスに戦争を挑みます(スペイン継承戦争)。しかしフランスはイギリスの属国です。戦争はしません。しかし我が属国ネーデルラントはアンジュー公フィリップの即位に反対します。ちょっと!空気を読めないのかネーデルラントはっ!
1700年5月1日の状況
青い線がイングランドの勢力圏プラス同盟国です。ドイツのバーデンとヘッセンがオーストリア(広大な白い地域)の防波堤になってくれています。
ちなみにフランスとイングランドとの関係を見てみると…
-185!仮面夫婦じゃないですか!
でも大丈夫、
すべて金で解決だ!
1701年1月13日時点でのイングランドと諸外国との関係は
非常に良好。婚姻関係を四方八方と結んでいるので戦争になればどこかとは婚姻関係を破棄しなければならなくなります。
1703年、外交官ジョン・メスエン(John Methuen ※Muethenじゃないです)によってポルトガルがイングランドの(経済的)属国になりました!
すばらしい!
ちなみにポートワインはポルトガルのポルト港からイングランドに大量に入ってきたことに由来するそうです(ウェキペディア)。
1715年1月16日、ジャコバン派の反乱発生(詳しくはウェキペディア)
また内乱ですか!
スチュワート朝の復活を認めるか、反乱を弾圧するか(ただしフランスとの関係が150低下します)選択が求められます。中央政府の意向に従えない輩は弾圧だ!
そして1728年3月30日、こともあろうに
フランスがイングランドに宣戦布告してきました!
ふざけるなフランス~! 属国の分際で!
お前ら血の気多過ぎだ。
次回に続きます(リンク)。
イングランドに栄光あれ!
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