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2007/01/08

北朝鮮、最悪のシナリオ

北朝鮮の崩壊における最悪のシナリオは、それにともなって起こった権力空白に中国が勢力を伸ばしてくることだと、朝鮮日報の記者は伝えています。まともな人はまともです。

以下、全文引用:

 北朝鮮が崩壊した場合、韓国が直面する可能性のある最悪の状況とはどのようなものだろうか。専門家は「中国軍のほう方が韓国軍より先に北朝鮮に足を踏み入れること」と言う。こうなった場合、韓半島(朝鮮半島)の半分が中国の影響下に置かれ、韓国主導の「韓半島統一」は現在よりも数十倍難しい状況になるだろう。

 その可能性はどれくらいあるのだろうか。北朝鮮は「金正日(キム・ジョンイル)=国家」なので、システムが作動しない体制だ。世宗研究所のイ・サンヒョン研究委員は「逆に言えば、外部勢力が介入しやすい条件」と説明する。そして現在、北朝鮮に最も早く戦略的に介入できる唯一の外部勢力といえば、それは事実上、中国だけだ。

 北朝鮮崩壊後の最悪のシナリオは、親中政権が誕生し、中国軍が進入するケースだ。金正日総書記の長男・正男(ジョンナム)氏と、金総書記の妹の夫・張成沢(チャン・ソンテク)朝鮮労働党中央委員会第1副部長は「中国の意中の人物」として知られている。もし、親中傾向の新政権が「国家緊急事態」を宣言し、「相互友好協力条約」などを根拠に中国政府に軍事支援を要請すれば、中国は合法的に北朝鮮に入ることができる。こうした事態は十分あり得る。高建(コ・ゴン)元首相は 2004年に大統領権限を代行した際、北朝鮮の竜川駅爆発事故のニュースを聞き、「もしこの事故が金正日総書記と関係があり、金正日政権が突然崩壊したら、北朝鮮に親中かいらい政権が樹立されるかもしれないと考え、眠れなかった」と語った。

 親中政権が北朝鮮全域を掌握しなかったとしても、中国が介入する余地はある。中国人民大学の殷弘教授(国際関係学)をはじめ、中国の第一線の学者らは、「北朝鮮の領土は中国の戦略的緩衝地帯として残すべき」と話している。「中国は、北朝鮮の緊急事態が韓米連合勢力の主導で収拾されることを望んでいない」という意味だ。

 米企業研究所のニコラス・エバースタット研究員は、アジア政策研究所(NBR)の年次報告書で「金正日が急逝した場合、北朝鮮政権内の金正哲(キム・ジョンチョル)氏=金総書記の次男=を支持する勢力と反対する勢力の間で内戦が起き、中国軍と韓米連合軍がそれぞれ北朝鮮領土を占領する可能性がある」と述べている。

安容均(アン・ヨンギュン)記者

アメリカが嫌いなら、北を取り込んだ韓国が武装中立化するという選択肢もあります。たとえそうしても、米中の冷た朝鮮戦争から逃れることはできないでしょうけど。

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