「あるある」こういう状況
番組制作会社で構成する全日本テレビ番組製作社連盟(ATP、工藤英博理事長)は9日、関西テレビの「発掘!あるある大事典2」捏造(ねつぞう)問題について、加盟88社を対象に行った緊急アンケート調査の結果を公表し、同番組の孫請け制作費は、過去10年間で半減していたことを明らかにした。
調査は先月14~20日に実施。局側との契約実態や今回の問題について尋ね、62社から回答があった。
この中で、1次下請け会社である日本テレワーク(東京都)から再発注を受けた孫請け会社は、「あるある」の第1シリーズが始まった1996年当時、1本あたり1600万円の制作費が支払われていたが、以後4度にわたって減額されたと証言。今年1月の番組打ち切り直前は、860万円にまで下げられていたという。
削られたお金はどこに? 恐らく不二家とかもこんな感じだったのではないかと。
マネージメント側も、コストカットをして利益を上げようとするのは当然です。しかしとんでもないコストカットは元請に跳ね返るのは確かですな。
アメリカのマクナマラ元国防長官もフォードでコストカッターとして有名(ウェキペディア)。
コストカットを意識しすぎてソ連の核の脅威に飲み込まれたという話を見つけました(兵頭二十八の放送形式の「ABM制限の話にソが応じぬため…」の話を参照
※ABMとは弾道弾迎撃ミサイルのこと。MIRVは「複数個別目標指定再突入弾頭」宇宙戦艦ヤマト風に言えば「拡散波動砲」)。
金をつめば良い物ができるということではないですが、必要な金は出さないと、クオリティーが下がって、信用をなくして、一番上の会社の社長退陣とか会社解散みたいな話になるのですよ、いつの世も。
中国の経済が危ないと思うのもこの点。
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お久しぶりデス。
どの業界でもそうですが、全部下請けに無理をさせてふんぞり返っている「大会社」ってそのうち大きな事件を起こしています。
起こるべくして起こるという感じですね。
>必要な金は出さないと、クオリティーが下がって、信用をなくして、一番上の会社の社長退陣とか会社解散みたいな話になるのですよ、いつの世も。
同感です。
結局は自分たちに跳ね返ってくるのを予想できないのが愚かだなあと。
正当な対価は払わないといけませんね。
投稿: しのぶん | 2007/03/11 00:14
しのぶんさん、ご無沙汰しております。
そちらに伺えなくてすいません。
まったく問題を起こす大会社は零細企業の上に成り立ってるということを忘れてますね。
>結局は自分たちに跳ね返ってくるのを予想できないのが愚かだなあと。
そうやって歴史は繰り返すのですね。
ではでは~
投稿: 竹花です | 2007/03/11 01:57