映画パトレイバー2は傑作です
意味がわからない人には絶対にわからないと思われますが、個人的には傑作です。NHKBSで8月10日にやるんです。
凄すぎて、「演出ノート」まで買いました(今は絶版で8500円で売られています)。
好きすぎて、卒論は「終戦後の再軍備化」にしました。
ほんとに衝撃的だったのですよ。
最初。「発砲は許可できない」シーン:英語です。
妙にイイですよ。
思ひ出のベイブリッジ
竹中直人の荒川さん、良いよな。
ドライブ~三沢から上がったF-16J 3機を
迎撃しようとするところまで
荒川が「ミグ25の亡命騒ぎ」と言っているのは(ベレンコ中尉亡命事件)です。警察と防衛庁の確執が浮き彫りになる事件です。荒川が急カーブするところが特にいい。
中空SOC内の会話で「まさか三沢が…」この映画全体を包む「疑い」を端的に示す一言。三沢から出たのがF-16なのも重要。7:55あたりからの成田空港の管制官の言動に注目。
この中空SOCの部長の声はギロロ伍長ですよ。
これの台詞解説があります(http://homepage1.nifty.com/~yu/p/memo2.html)
「FSを下がらせろ」FSとは支援戦闘機、劇中ではF-16Jのこと。
「コンタクトはまだか?」目標発見、会敵。
これに出てくるF-15はカナード翼がついていたり、尾翼の形状が違います(ステルス翼?)。F-22の導入ができなければこのF-15改は実現するのかも。
戦争だって?そんなものはとっくに始まってるさ…
このシーン、英語版、スペイン語版、ドイツ語版を確認しました。みんな好きなんですね。
状況を開始せよ
だから遅すぎたと言ってるんだ!
この静かな緊張感がたまりません。
9.11テロからイラク戦争までの流れに似ていると思います。
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BS2の8月放映予定をチェックしていなかったので、5日に帰京してから押井の特番があるのを知り、慌てて録画をセットしましたよ。
『パト2』はスゴイです。雰囲気も作画も実に良いのですが、OVA第5話/6話の首魁である甲斐のキャラクタの方がインパクトありすぎて(かけそばとか)、『パト2』の柘植がちょっと霞んでしまうところが残念なんでした(根津甚八というキャスティングも竹中直人ほど成功していないような気がする)。
> ステルス翼
私もちらっとステルスなのかなと思いました。
私もこの映画についてはいくらでも語りたくなるので、この辺で。
投稿: baldhatter | 2007/08/08 18:55
baldhatterさん、どうも。
やはりこの映画、熱いですね!
確かにパト2は敵が明確じゃないと思います。所属する組織が敵みたいなところがあります。
第5話と第6話もBSで放送するようですね!
>私もちらっとステルスなのかなと思いました
今見るとF-22の尾翼に似てるような気がします。当時はよくわからなくてF-15だと思ってました。
投稿: 竹花です。 | 2007/08/08 21:10
Wikipedia によれば「ステルス機能を有するF-15改」てなことになっていて、そのモデルになったのがF-15S/MTDという試作機なんだとか。
こいつがまたエラくアニメっぽいです。
投稿: baldhatter | 2007/08/08 21:30
baldhatter さん、情報ありがとうございます!
http://www.masdf.com/eagle/stolmtd.html
確かにベクターノズルがなんともアニメっぽいです。
投稿: 竹花です。 | 2007/08/08 21:58