もし8月15日に日本が降伏していなかったら
もしも日本が1945年8月15日に連合軍に降伏していなかったら、
ダウンフォール作戦が発動されていました。
まず東京を空爆するのに必要な前線基地として九州南部を攻略し(オリンピック作戦)、その後東京湾から首都を攻略する(コロネット作戦)計画でした。(原爆は確かファットマンとリトルボーイを含めて当時3つしかなかったので使わないと思います。その代わり、マスタードガスが使われていたかもしれません。)
これはあくまでも連合軍のシナリオで、もしも大本営が長野の松代(松代大本営)に移っていたら、さらに戦闘が続いたかもしれません。(※昭和天皇は松代に行くのは拒否したらしいので松本まで戦闘が続いたと断言はできません)
日本側の首都防衛作戦は決号作戦と呼ばれています。しかし持久戦じゃなくて肉弾特攻による玉砕戦法って、もうイラクのゲリラ並みの発想です。装備も兵士もドイツの国民擲弾兵くらいお粗末だったようです(リンク)
遅きに失した降伏ですが、ドイツみたいに本土決戦がなくて良かったと思います。
ちなみに、帝都ベルリンをソ連軍に攻め込まれたヒトラーの映画「ヒトラー最期の12日(原題Untergang)」の英語題が奇しくも「ダウンフォール」です。
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夕べ BS で『日本のいちばん長い日』やってました。14 日深夜から 15 日の早朝という設定に合わせた放送。
> 遅きに失した降伏
降伏が 2 週間早かったら、せめて 1 週間早かったら...そういう "思い" を、戦後生まれの私たちにはせめて風化させずに次世代に伝える責任があります。
投稿: baldhatter | 2007/08/15 14:12