夕凪の街 桜の国 映画の方じゃなく
「夕凪の街 桜の国」が竹熊健太郎のブログに良い作品だと書いてありまして、読んでみました。
確かに良い作品です。
原爆の話しって「悲惨」とか「悲愴」が全面に出てきてそれだけで終わってるのが多いですが(そういうのは上っ面な感じがします)、これは被爆した人と家族の視点の心情がよく描けています。
普通に楽しく生きているのだけれど、ふと家族が友達が死んだのに自分だけ生きている罪悪感に襲われるのです。
皆実が言う
わかっているのは「死ねばいい」と
誰かに思われたということ。
思われたのに生き延びているということ。
そして一番怖いのは
あれ以来
本当にそう思われても仕方のない
人間に自分がなってしまったということに
自分で時々
気づいてしまう
ことだ。
これが底流になっています。
でもこれがテーマじゃないです。これが話の基点です。
生きること
というのがテーマだと思います。
かなり厳しいと思ったシーンが、「ピカの毒」に当たって(頭が)足らんようになったと先生に言われたと少女が言うところ。
あと皆実が住んでる川べりあたりはスラムみたいになっていて、原爆にやられた人が多く住んでいて、そしてバラックの壁に「立ち退き反対」とか書いてあったり、
人間って優しくないなあと思います。
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