「もったない」の思想は軍隊に(も)あり
大量生産大量消費社会がゴミ社会を生むと言われ、「もったいない」が世界の言葉になって(そうなの?)、ビニール袋は使わないという袋がバカ売れする日本ですが、
軍隊は意外と物持ち良いです(モノにもよりますが)。
たとえば
アメリカ空軍の戦略爆撃機B-52(ウェキペディア)
機齢が40年を超えているのもあるとか。
アメリカ軍は改修して2045年まで使うつもりらしいです。
B-52といえば、「博士の異常な愛情」
オープニングはこんなに優雅ですが、後半は笑えますが怖いです。
あと長く使っているのはCH-47チヌーク・ヘリコプター(ウェキペディア)
初飛行は1961年です。現役バリバリです。
結構映画にも出てきますが、それよりも面白いのを見つけました。
後部着陸ギアの車輪が落ちた(!)チヌークを着陸させるシーンです。
パイロットの操縦技術もすごいですし、ジャッキとか台とか後部に置く地上のクルーもすごい。
あとU-2偵察機も初飛行は1955年で今も使われています。
これがF-104戦闘機をベースに作られているとは驚きです。
下はU-2の離着陸です。かなり面白いです。U-2の着陸装置は自転車みたいなものでバランスが取りにくいので、タキシングと離陸滑走では「補助輪」を使います。
グライダーみたいなものなので揚力が大きく、着陸時も大変みたいです。
これも偵察用機器がグレードアップされています。
車とかパソコンとかと比べたら全然長持ちです。アップグレードして使おうと考えるからだと思います。
確か新しく建造された空母ロナルドレーガンもヴァージニア級潜水艦も最初からアップグレードがしやすい構造になっているはずです。
「もったいない」はアップグレードのしやすさと見たり。
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弾薬類はどうしたって使い捨てになるから、ケチれるところはケチるということですね。
F-104 は特撮映画の常連さん。いかにも「ジェット機」というフォルムです。
> 「もったいない」はアップグレードのしやすさと見たり。
まさにその通り。IT 業界はそこんところをよく考えてほしいと思います。
投稿: baldhatter | 2007/08/21 18:07
F-104は、ケリー・ジョンソンの設計です。冷戦期のアメリカの国防だけでなく、日本の怪獣映画にも貢献していたのですね。
>IT 業界はそこんところをよく考えてほしいと思います。
さらに家電業界にも検討してほしいです。
投稿: 竹花です。 | 2007/08/21 22:40