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2008/02/06

爆笑問題 ニッポンの教養:長谷部恭男

「みんなの憲法入門」はなかなか面白い切り口でした。

西洋史とかやると、マグナカルタから始まって三権分立だとかナポレオン法典だとか、君主VS臣民という構図の中で誕生した経緯から、憲法=為政者から権利の保護という捉え方をします。

しかしこの先生はそこを完全にすっ飛ばしたのが斬新だと思います。今の憲法は何なのかということです。主権者である国民同士がどうお互いの権利を守っていくかという枠組みが憲法だという風に聞こえました。

TV版エヴァンゲリオンの最終回で何もないところに線を引いたら地面になって歩くことができるようになったという話がありますが、憲法はその「線」に当たるわけですな。

憲法は絶対的に何が正しいかを規定するものではなくて、何が正しいかをいろんな人が自由に考えられる社会状態を保証することにあるとなんでしょう。

なかなか面白いです。

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コメント

> 何が正しいかをいろんな人が自由に考えられる社会状態を保証する

(現在ある具体的な政体としてではなく理想型としての)民主主義ないし自由主義というものの神髄を表す良い表現だと思います。
ただし、そのような自由を人は往々にして放棄してしまうということが問題です。

baldhatterさん、どうも

>自由を人は往々にして放棄してしまうということが問題です。

自由であることは時として「面倒くさい」んですね。

> 「面倒くさい」

んですよ。アメリカでも、南北戦争の後で解放奴隷が途方に暮れたという話がありました。

だから、学校教育でいちばん必要なのは「自由に伴う義務を教えること、けっして自由を放棄しないこと」を教えることだと思います。

baldhatterさん、たびたびどうも。

自由を得たアメリカの奴隷は途方に暮れたのですか。深いです。

「自分のために誰かがやってくれるのが不自由。誰もやってくれないから自分でするのが自由」と換言できるかもしれません。

勉強の前に社会生活ですね。

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