アマゾンでバトルスター・ギャラクティカ シーズン3(USA版)を買いました。円高のおかげで400円ぐらい安くなりました。
ジェノサイドを生き延びた人類が定住の地としたニューカプリカにサイロンの支配下に入ってから4ヶ月というところから話が始まります。
第1話を見てこんなに凹むドラマはそうはありません。
このサイロンがイラクに駐留するアメリカ軍なわけですよ。それで人類がイラク人で 元ギャラクティカのクルーが武装勢力となってサイロン抵抗活動を始めます。武装勢力の親分が問題オヤジのサウル・タイですよ。
武装勢力の最終手段は「人間爆弾」。
えぐいですなあ。主人公側が使うところが輪をかけてえぐい。
人間爆弾になるギャラクティカのパイロットは妻をサイロンに殺されたからなのですが、どうしてそうなっちゃったかはディスク2にボーナスとして入ってるウェビソードを見るとわかります。
最初の2話は「暴力の連鎖」。凹むわ。第2話で人間の警官隊が抵抗勢力の容疑者を拘束するシーンはイラク戦争みたいに暗視カメラ風に撮ってて なんちゅー受難なSFドラマだと鬱になります。
凹んだところで アダマ提督大活躍のエクソダスパート1&2です。
アダマ提督は人類を脱出させるべくギャラクティカ1隻で単独特攻を挑みます。
人類を宇宙へ脱出させるために 抵抗勢力はサイロン駐留軍に対して大規模な武装蜂起を展開します。それにあわせてギャラクティカはヴァイパー隊を地上に展開させます。
しかし大気圏外にはサイロンの宇宙要塞ベーススターが展開しています。
どうするアダマ提督!
そうしたらギャラクティカが宇宙から大気圏内に「ジャンプ(ワープ)」してきて強行降下してきましたよ!
そしてヴァイパー隊を射出 そして地上に激突する前にギャラクティカはFTLを起動して「ジャンプ」します。
そうですギャラクティカにホワイトベースみたいな「ミノフスキークラフト」はないんです!
これ誰かが作った映像です。カッコよすぎます。
パート2は視覚効果賞を受賞しているそうです。
「エクソダス パート2」のアクションは圧巻ですが、それより何より 話が良いから戦闘シーンも盛り上がるわけです。人間ドラマですよ。
サイロンに協力する人間にも 人類を管理しようとするサイロンにも 普通なら悪役にしかならない人たちの「正義」を書いてるのもイイです。
「エクソダス パート2」の最後、足を引きずって一人歩き去るサウル・タイ。この戦いでこのオヤジさんはいろんなものを失いました。こういうところに焦点を当てるのがギャラクティカ。渋い。
日本語版のギャラクティカ シーズン1が発売されました。もしレンタルしたら見てください。高いですが面白いです。
【起】って良いかも。エンディングとか戦闘シーンとか和太鼓だし。
アダマ艦長はサムライっぽいし。
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