2008年 南オセチア戦争
北京オリンピックの影でなんか大変なことになっています。
英語版のウェキペディアには「南オセチア戦争(両軍の進撃図があります。青がグルジア軍。赤がロシア軍)」で記事が出てます(日本語では南オセチア紛争になってます)。
発端は盧溝橋事件みたいですね。どちらかが一方的に悪いとは言いがたいです。
グルジア軍が南オセチアに対して軍事攻勢を開始すると、ロシア軍が軍事介入して南オセチア自治州の州都ツヒンワリをロシア軍が解放したそうです。(南オセチア紛争)。ロシアは黒海艦隊まで展開するそうな。
ロシアもグルジアも緩衝地域としてこの地域が欲しいんでしょう。なんだかコーカサス地方は満州事事変以降の中国北東部(冀東防共自治政府とか冀察政務委員会)みたいになってます。
そもそも南オセチアはグルジア人が多く住んでいる地域ではなく、その名の通りオセチア人が多く住んでるようです(ウェキペディア「南オセチア」)。
グルジアもロシアもどっちもどっちという感じです。
南コーカサス地方は国境線と民族分布が微妙にずれてます(リンク)。これがすべての元凶。「民族自決」の大義名分のもとで今までに何万人死んだんでしょうか。
落としどころはコソヴォみたいな分離独立でしょうかね。
ただ日本と違ってロシアは資源がありますから、負けなければ勝てなくても良い戦争を続けられます。どうなることやら。
追記:グルジア軍が撤退したとか。でも竹島(独島)問題と同じで、双方が納得するまで延々ともめるでしょう。
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このニュースで真っ先に連想しちゃったのが、ビートルズの "Back in the USSR" でした。
歌詞の中に Georgia が出てきます。これが「グルジア」の英語綴り。
投稿: baldhatter | 2008/08/10 23:19
baldhatterさん、どうも。
プーチン/メドヴェージェフはまったくもって"Back in the USSR"ですね。
歌詞を見て、"Georgia on my mind"のアメリカのジョージア州とグルジアを掛けてるとは知りませんでした。
http://www.lyrics007.com/The%20Beatles%20Lyrics/Back%20In%20The%20USSR%20Lyrics.html
グルジアは現地では「サカルトヴェロ」と呼ぶらしく、グルジアはロシア語でそう呼ぶからだとか。なぜロシア人がそう呼ぶかといえば、サカルトヴェロの守護聖人「聖ゲオルギウス」に由来するそうです。
ジョージア州も「ジョージの土地」なのでグルジアと同じ綴りなのは致し方ないですが、混乱します。そのうちミャンマーとかスリジャヤワルダナプラコッテみたいになるかもしれません。
投稿: 竹花 | 2008/08/11 13:18
> ミャンマーとかスリジャヤワルダナプラコッテみたいになる
アメリカにも Paris があるし、カナダにも London がありますからねぇ。でも違う言語で同じ地名が付いちゃうのはややこしいかも。
投稿: baldhatter | 2008/08/11 16:09
baldhatterさん、どうも
確かに東アジア諸国は違う言語で漢字を使うがゆえに、読み方が面倒です。
中国にも「東京」があるとか、ヴェトナムのトンキン湾は「東京湾」だとか、違う言語だと混乱します。
さらに北京はベイジンだとか、重慶(じゅうけい)はチョンキンだとか、胡錦涛がホー・ジンタオだとか何がなにやら。
F**K国際化です。
投稿: 竹花 | 2008/08/11 16:32