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2008/10/31

橋下知事、元議員ら14人を提訴 共産党も!

橋下知事は止まりませんな。凄いですよ。

産経)大阪府議会の政務調査費のうち平成16、17年度の約3億4000万円が外部監査で目的外支出と認定された問題で、橋下徹知事は31日、府の全額返還に応じていない元職を含む議員14人を相手取り、計3500万円の返還を求める訴訟を、大阪地裁に起こした。府によると、地方自治体が政調費の返還訴訟を起こすのは珍しいという。

府知事が直接府民によって選挙で選ばれるという制度を活かしてますね。後ろ盾は県議会じゃなくて府民だと。

面白いと思ったのは起訴される面々

提訴されたのは、現職10人、元職4人。当時の所属会派別では、自民4人▽共産9人▽社民1人。1人あたりの請求額は約500万~15万円で、いずれも政務を行う際の調査費などに使用したとしている。

自民も悪いけど、この共産党9人ってどうなの?共産党は政党助成金は貰わないけど、政務調査費はいいの?

こう考えると首相公選制もありかもしれないですが、そうすると国会と政府がねじれる確率が高く、イスラエルは首相公選制を撤廃してるんですな。

鉄のラインバレル 第3話 蒼の戦慄

加藤機関の三番隊隊長デミトリー、悪い顔してますねえ。白目ですよ。昭和の悪役です(笑)。

「正義の味方」の早瀬君、スーツ姿の森次玲二が操縦するヴァーダントにボコボコにされましたよ。スーツはYシャツの襟が汚れやすくてねえ。面倒ですよ。

森次さん、ボクシングなら違反になるくらい猛烈にボコってましたよ。「顔はやめてボディボディ」を実践してました。エウレカセブンの「サブスタンスアビュース」を思い出しましたよ。

早瀬君、その挙句、城崎にラインバレルから強制排除されて、「あなた、最低です!」ととどめ刺されてました。

早瀬君が「悔しいです!」とか言ってくれればザブングルですが、そうは問屋が卸さない。

森次玲二はなんでスーツなんですかね。実はあのスーツはマキナで、着るとハンサムになれるとかそういう設定なんだろうか。そうは問屋が卸さない。じゃあ直接仕入れで。これが現代の流通業界。

2008/10/30

墨東病院の妊婦受け入れ拒否死亡についてお医者さんに聞いてみました。

脳内出血を起こした出産間近の妊婦さんが7つの病院から受け入れを拒否されて、出産後に死亡するということがありました。

 都によると、女性は今月4日、頭痛などの体調不良を訴え、江東区のかかりつけの産婦人科医院に救急車で運ばれた。かかりつけ医は脳内出血の疑いがあると診断し、午後7時ごろから電話で緊急手術ができる病院を探した。しかし、都立墨東病院(墨田区)など7病院から「当直医が他の患者の対応中」「空きベッドがない」などと次々に断られたという。 (朝日

結局、現場の人はどう考えてるのか産婦人科の研修医の人に聞いてみました。

なによりの問題は都立墨東病院の総合周産期母子医療センターに当直医がいなくて対応できなかったことだそうです。

あと東京都は患者がいる病院が対応できる別の医療機関を探す体制ですが、川崎市では消防が一括して連絡する体制になっているそうです。東京にはそういうシステムがないそうです。消防に病院探しを任せれば、お医者さんは患者の対応に専念できます。(あと要請を断り難くなるのではないかと。)

総合周産期母子医療センターに産婦人科医がいないのは国の責任だと言ったところで現状は改善されません。そこでどうするかということで、近隣の産婦人科医に交替で来てもらうのは良いのではないかと言ってました。土日1日10万円なら来るのではないかという話です。

あとNICU(新生児集中治療室)の不足。ベットが空いてなくて神奈川県から東京に搬送することもあるそうですよ。

公立の病院はお医者さんは公務員だそうで、給料一律だそうです(そうしないと不公平)。しかも想像以上に安いです。それではお医者さんが公立病院からいなくなります。

※なんで日本は自主的にそういうシステムが構築できないのかという話にもなりましたが、小学校の学級会を思い出してもらえばわかると思います。誰も何も言わない。文句は言っても意見は言わない。そういうのが日本人の根本的メンタリティーだと思います。

2008/10/29

「見た目」で不合格:それが世の中。

点数合格なのに「見た目」で不合格、神奈川県立高で22人」という新聞の見出しを読めば、可哀想な話だと思います。しかし面接をなくせば今度は偏差値重視とか言われます。

記事の抜粋:

 神奈川県平塚市の県立神田高校(渕野辰雄校長)が2004、05、07年度に実施した入学試験で、学力テストなどの点数では合格圏内だったのに、服装や態度などから「生徒指導が困難」として、22人を不合格にしていたことがわかった。

Click here to find out more!

 県教育委員会は、希望者を入学させるとし、他の県立高校についても調査する。

 県教委の発表によると、願書受付時や入試当日に、服装や髪形、態度を担当教員がメモにして提出。「つめが長い」「胸のボタンが開いている」「まゆをそっている」などの報告があった受験生の中から不合格者を決めていた。

 04年、05年度はいずれも6人、07年度は10人だった。07年度実施の前期試験では、内申書と面接の合計点が合格者57人中、16番だった受験生らが不合格となったという。

 同校は以前、中退者が年間100人を超えるなど、定員割れが続いていたが、04年度に近隣の高校と統合されることが発表されて以降、入試倍率が上昇。前任の校長が「新学校に生徒指導が難しい生徒を入学させたくない」と発案した。06年度にいったん中断したが、翌07年度に再開した。今年7月に県の内部通報窓口に情報提供があり、発覚した。

(抜粋終わり)

ぶっちゃけ、中退者が100人とか一般的な高校ではないですよ。

こんな記事も読みました(リンク):

自分の実家はその近くで、高校入試時は実際に神田高校がある学区だった&大学時代は学区内の塾でバイトしていたので実情はよく分かる。

  • 「神田高校は名前が書ければ入学できる」(実際にそんなことはないだろうが)
  • 「神田高校に行くなら高校に行かない方がマシ」(保護者の意見。極端な意見だろうが)
  • 「そんな成績だと神田高校にしか行けないぞ」(教師の脅し)
  • 「神田高校にだけは行きたくないから勉強する」(生徒の意見)

というような話が聞かれるくらいだ。実際、入試は毎回定員割れギリギリだったという話も聞く。神田高校がある平塚は湘南地区の外れなので、いわゆるヤンキーや暴走族も多く、暴走族がらみのトラブルも実際多い。

のだそうです。面接にまともな格好でこないのは、ナメてると思いますよ、世の中を。できないのなら違う教育機関に行くと良いと思います。

夜中のコンビにとか、店員にそういう系の男の子が多いのであんまり行きたくないですね。行くなら昼間のオバチャンが店員の時間です。そう思いませんか?

学校の先生もあんまり面倒な生徒だと学校行きたくなくなるんじゃないかな。

追記:校長先生が「神奈川県教育委員会」によって更迭されたとか(リンク)。日教組がどう絡んでくるのかはわかりませんが、なんか尻尾切りですなあ。そういう対応に腹が立ちます。

爆笑問題のニッポンの教養 稲見昌彦:カレーは飲み物です!

今回のテーマは、体感型バーチャルリアリティ・インターフェース、あるいは言語を介さないデータ表現技術と言いますか、ドラえもんの道具でしたよ。(詳しくは:慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 稲見研究室

ロボットフォンって面白い。あれ売れそうです。一方の人形の動きをもう1つの人形がトレースするんですよ。熊ってのもポイント高い。

色々と応用を考えました。

あとストローで食べ物を吸うのもゲームとして売れそう。当てるクイズみたいな。納豆とかカレー飲んでましたね。将来的には臭いとか味とか食感とかつけれることも考えてるとか。

私、下戸である上にアルコールアレルギーであることが判明してまして、基本的に飲めません。どんな味か知りたいときに良いと思います。小麦アレルギーの子供にパスタの味とか感じされられるかも。もっと言えば、胃にチューブを通している人に食べ物を味合わせるとか。体感できない人に体感させる補完機器になりえるかもしれません。

能力の拡張という言い方をしてましたが、感覚の強調という側面もあると思います。油から水に棒を差しにくくするのは違いを強調してると思います。手術への応用に使えるとか。

CTスキャンのデータと連動させればバーチャル手術とかできそうですよね。

そうすればチームバティスタで4人術死するようなことが起こらないかも。グッチーの出番もなくなりますが。

2008/10/28

té :閉塞感には質の良いアドレナリン

テレビで"te'"というバンドを紹介してまして、結構気に入って仕事しながら聞いてます。

良い感じで激しいです。

暗い未来と閉塞感をぶっ飛ばせそうな気になります。

「夢とは現実という平凡なものに付ける美しさに似た『嘘』の俗称。」

「如何に強大な精神や力といえども知性なくしては『無』に等しい。」

繰り返して聞きたくなるのか歌詞がないからかも。

橋下知事の教育討論会はまるで学級崩壊

参加している市民が橋下知事に好意的だと思います(好意的な人が集まったかも)。しかし一緒に参加している教師は討論を妨害してると思います。

これはひどい。発言者でもない教師が言いたいことを思いに任せて喚く。社会の基本ルールも守れんのか。これは教師による学級崩壊です。

「お母さん、あの人先生なん?」

いろんな大人がいるんです。

2008/10/27

伊藤ハム:地下水が汚染されてるということは…

伊藤ハムの工場で使っていた地下水が汚染されてるということは

同じ地下水源を使っているところがあればそれも危ないんじゃないかと。

地下水が汚染されてるのが実は一番問題なんじゃないかと思います。

どうでしょうか。

追記10月29日、伊藤ハム工場近くに「毒ガス室」 シアン化合物 旧日本軍跡から漏出か

まじですか~。とはいえ汚染源が特定できそうなのは良かったです。汚染源がわかれば対処ができます。

キャシャーンSINS 第3話 苦悩の果てに

キャシャーンが出会う、肺病に冒されたアコーズっていう男は中野裕斗、蟲師のギンコじゃないですか。どことなく悲哀のあるいい加減さがイイですよ。

アコーズは死を受け入れたロボットたちの町を探していると言いますが、それはキャシャーンがロボットもとどもぶっ壊しちゃってます。キャシャーンの苦悩倍増です。

後半のアコーズの語りが(ギンコな感じで)染みますねえ:

未来永劫続くと思われた文明は、滅びによって消え去った。

秩序に胡坐をかいていたヤツはとっくに死に絶えた。

力のあるヤツは、より力のある奴に駆逐された。

逃げて逃げ続けてきた俺の行き着く先はどこだ?

何のタメに?

生きるためか?

なんのタメに生きるんだ?

逃げるためだ!

そんな俺はなんなんだ!

―ここでキャシャーンが涙するわけですよ。

力尽きたアコーズが独り砂漠に横臥したときの最期の言葉(キャシャーンと行動をともにした訳):

俺は死に場所を探していた。いろいろ悪事を重ねてきたが、独りで死ぬにはちと度胸が足りなかったのかったんだ…おかしいだろ、死ぬのに度胸だってよ。

安心しろキャシャーン。人生、わからないことだらけだ。

アコーズは人間だけど、天使なわけですか。死んじゃうけど。

エエ話だ。

2008/10/26

ガンダムOO 第4話 Mr.ブシドー!!

今回もアレルヤの戦う理由はマリーを助けるためだとか、カタギリさんとスメラギさんの愛憎とか、お姫様がカタロン入ったメガネ秘書と再開するだとか、いろいろ展開ありました。

しかして一番驚いたのは、グラハム・エーカー様の偽名ですよ。クワトロ・バジーナとかじゃなく…

ミスター・ブシドー

あまりにも直球過ぎで笑いました。

あのお面は伊達じゃなかったんですね。

登場するモビルスーツにも左右に角が生えてましたよ。

野心的なデザインです。

まったくもって

エキゾチック・ジャパン!

2億4千万の瞳が釘づけです。

プラモ化が楽しみです。

アローズって馬鹿にされてるでしょ。

インパクト大きすぎた~。

水中用複座モビルアーマー「テトロバイト」。あっさりやられて残念です。

MSイグルー重力戦線・第1話は熱い!

ガンダムMSイグルー2重力戦線は熱い!

我が心にも形成されましたよ。

重力戦線が!

これぞ俺たちのガンダムです。野郎どものガンダムです。子供は指くわえて寝てろって感じです。

ジオンに対する偏愛を保ちつつ、連邦兵を主役に据えた良いアニメです。

序盤の地球軌道上でのサラミス級とムサイ級との戦闘を経て、パプアから無数の降下ポッドが降下され、オデッサ地域にジオン軍の空挺堡が構築されるところまでイグルーのジオン軍マーチが鳴り響き、キシリア様が演説なさるわけですよ。

PV第1弾

PV第2弾

前のシリーズと比べてフォーカスのぼかしとか使ってるし、服のシワも良くなってると思います。映像が向上している印象を受けます。

ザクマシンガンの効果音が良い!

プライベートライアンみたいな作りです。現代戦ぽいです。

ドップが地対空ミサイルの追撃を受けてフレアを発射しながら逃げたり、連邦兵が対戦車砲でマゼラアタックを攻撃したりするんですよ。

みんな見たかったでしょ、そういうガンダム。

連邦軍は戦線縮小にともなう部隊(虎の子の61式戦車も含めて)後退のため、”死神”バーバリー中尉率いる対MS歩兵小隊にしんがりとして、友軍の後退を阻む「はぐれ」ザク3機を倒すように命じます。

孤立無援の対MS小隊が3機のザクと戦うわけですよ。対戦車ミサイルで。

これ、プライベートライアンの最後の戦いみたいです。

ザク強し!

プライベートライアンを意識してると思うので見ておくことをお勧めします。

最後にネタバレですが、言いたいので書きます(白字にしてあります)。

やはりザクは

3機いたのか!

これはアメリカ映画のプライベートライアンじゃないから、3機目のザクが現れて、バーバリー中尉がザクに拳銃を撃っても、対戦車攻撃機は現れないのですよ!

死神が現れても救世主は現れない。

これぞイグルー。

2巻目「陸の王者、前へ!」予約中です。

1作目は、ヨルムンガンド(巨大砲)、バトルタンク(戦車)、ズダ(幻のMS)という流れでした。

今回もそういう流れですかね。

「雷鳴に魂は還る」のこれは何度見ても泣けます。

2008/10/25

高校生に本気で議論する橋下知事

偉いですよ。10人くらいの敵を相手に持論を展開するとは。「大阪の高校生に笑顔をくださいの会」が話し合いを要望しても、並みの政治家なら逃げてんじゃないかと思います。しかも予定より長く話したようです。

Youtubeにありました。

橋下知事と高校生は根本的に考え方(議論の進め方)が違ってるのではないでしょうか。

高校生:

同情するならカネをくれ

橋下知事

同情を求める前に努力しろ

どっちも正論だと思います。

テレビとか新聞では「同情するなら(政府が)カネをやれ」的な話になりますが、実際の世の中は「同情するけど、カネもやらんし職もやらん」ってことですよ。他人様からおカネを頂くには、それなりのサービスを提供しなければならないのです。

確か橋下知事も母子家庭だったことがあり、大学浪人したりしてるはずです。辛いのがわかってないわけではないと思いますよ。

橋下知事の発言は公民とかで教えたらイイです。

世の中には「定員」がある。

その通りです。入学試験に限らず、なんでも定員より応募者が多ければ、誰かがふるい落とされる。知事は高校生に大阪府にも主査試験があるとか説明してますね。

私は高校生に問いたいですよ。高校入試は抽選が良いか、試験が良いか?

大阪府の助成金と政府予算のアメリカ軍への思いやり予算を一緒にするのはまったくの筋違い。

誰が高校生に知恵つけてるのかしりませんが、これでは助成金復活はないでしょう。知事に受け入れやすいメリットを提示しないとね。それが話し合い。

2008/10/24

白洲次郎と正子展に行ってきました。

大丸札幌店の白洲次郎と正子展に行ってきました。

粋です。服とか飾ってました。良いモノですねえ。大英帝国を感じます。

ケンブリッジ大学で中世史を専攻してたんですね。混乱期に役立つのは歴史学ですよ!

奥さんに送った自分のポートレートに英語で:

Masa: You are the fountain of my inspiration and the climax of my ideals.

と書かれてました。カッコイイですなあ。

ソアラの開発者に宛てた手紙で、ステアリングがどうしろとか指示してました。本当に車好きなんですね。

GHQの憲法草案に対する日本側の異議を唱える書簡もありました。

これです。

I must say your draft was more than a little shock to them.

っていう書き方がなかなか面白いです。

細川護煕宛の手紙もありました。

使ってた食器とかもありました。凄く趣味が良かったです。

魯山人のものもありました。

麻生さんが白洲次郎についてこんなことを言ってます(リンク):

 「ひとことで言えばかっこいい。あれは俺がまだ30代の頃、青山のレストランで男4人食事をしていた。そうしたら白洲次郎がモデルのような女性を連れて入ってきた。顔見知りのわれわれに一瞥を送りながら『この店は客種が悪いな』と言い残して奥へ消えた。いざ支払いをしようと思ったら、先ほど白洲さんがみなさんの分まで払ってお帰りになりました・・・・・・ダンディズムっていうのはこういう人のことを言うんだ。プリンシプルとはよく言ったもので、自分の哲学がしっかりある人だった」

プリンシプルってのは白洲流には「筋」、ダンディズムは「やせ我慢」だそうです。やせ我慢と言いのけるあたりがさらにカッコイイ。

どう考えてもこれは庶民感覚じゃないですよ。

麻生さんだって4億円資産あるんだから、高級バーぐらい良いんじゃないのかと。麻生さんのシャツと背広は凄く決まってると思いますよ。

トウキョウソナタを観ました。★★★★★

これは良い。リストラされたお父さんとその家族の話です。

よくある家族モノの感動巨編とか期待したら完全に肩透かしを食います。敢えて言うなら、家族はみんなバラバラで、いろいろあって、弱い所を抱えているっていう感じの映画です。最後はハッピーエンドでしょう。

中国に総務業務をアウトソーシングすることになってお父さんがリストラされるところから始まります。それから家族の歯車が妙に狂い出して、小学生の息子が留置所入ったり、お父さんは拾った札束持って逃げたり、奥さんは押し入り強盗と車で逃避行したりして、家族が崩壊しながらも、最後は朝ごはん食べてます。投げたボールがいろんなところにぶつかって最後にミットに帰ってくるっていう感じです。

香川照之のなんの変哲もないお父さんが、えらくキャラ立ってて極めてイイですよ。

この映画に香川照之と同じようにリストラされた昔の同級生役で津田寛治が出てきます。津田寛治はまだ勤めているという状況を周りに演じています。この人の話を入れたのは良かったと思います。

2008/10/23

橋下知事に叩かれる朝日新聞

橋下知事に対して弁護士資格を返上したらどうだと書いた朝日新聞の社説をこちらのブログで読みました。

偏った番組作りをした放送局が許されないのは当然だが、法律の専門家として出演した橋下氏の責任はさらに重い。問題の発言をきっかけに、ネット上で弁護団への懲戒請求の動きが広がり、懲戒請求は全国で計8千件を超える異常な事態になった。

右派の私には朝日は煽ってるようにしか見えません。まあ、そこはスルーな感じで。

橋下氏は判決後、弁護団に謝罪する一方で、控訴する意向を示した。判決を真剣に受け止めるならば、控訴をしないだけでなく、弁護士の資格を返上してはどうか。謝罪が形ばかりのものとみられれば、知事としての資質にも疑問が投げかけられるだろう。

理論が飛躍してますね。なぜこんな話になってるかといえば、当時少年だった被告を擁護する弁護団側の主張がおかしいという話(ドラエモンがどうとかこうとか)が前提にあったとはずです。

朝日新聞は叩かれても仕方がないと思います。「因果応報」ってのかなと。死刑執行した鳩山法相を「死に神」とか言ったりして、犯罪被害者の遺族の反発食らったりしてますね。

そういえば、NHKのカンゴロンゴの第3回「悪口は蜜の味」で「一事を経ざれば、一智に長ぜず」(何事も自分で体験してはじめてそのことを知ることができる)っていうことわざをやってました。

年金問題での長妻議員の質疑を見てて思うのが、ネガティブキャンペーンみたいです。あれだけやっちゃうと政権取った時には、同じ攻められ方を自民党からされて、大変なことになるような気がします。

海上自衛隊の埋蔵「銀」

廃電池の銀、10億円分放置=海自に売却要求-会計検査院(時事通信

海上自衛隊が深海救難艇の動力などに使った使用済み廃電池を再利用せずに放置していたことが22日、会計検査院の調査で分かった。廃電池からは9億8000万円相当の銀が回収されると見込まれ、検査院は処分計画を作成するなどして、所要量を超えた廃電池は売却するよう求めた。

まさかこんなところに埋蔵「銀」があったとは。しかも現金とかじゃなく貴金属。財政厳しいですからね、リサイクルしないと。

2008/10/22

爆笑問題のニッポンの教養 小山勝二

今回はX線天文学、小山勝二。なんか宇宙は激しいらしいです。可視光線では見えない暗黒がX線観測を行うと1億度とかになってるらしいです。まさに地獄温泉状態です。

最初に写真で出していたSN1006ってのかなり有名らしく、ウェキペディアにも説明がありました。50光年の大きさで地球から見ると満月くらいになるとか。

研究成果のページを見ると、この超新星爆発で硫黄以上の重元素が出来てるのを確認したとか、研究の詳しい話が載ってました。

銀河系の中心に巨大なブラックホールがある証拠として、300光年離れている星雲から出ているX線が銀河系の中心部から出た巨大なX線に起因していることを立証したとか。まるで状況証拠でホシを絞る犯罪捜査ですよ(新聞記事)。

この記事を読んで、この先生が、月のX線写真を見せて、X線が月に「反射」するのではなく、「再放射」されるという言葉にこだわったのか理解できた気がします。

「自然は人間の想像力をはるかに超えて豊かかもしれない」

ブルーノ・ロッシ(X線天文学者)の言葉だそうです。

2008/10/21

街あかり ★★★★★

「街あかり」はフィンランドのアキ・カウリスマキ監督の作品です。雰囲気のあるタイトルですが、英語のLights in the Dusk(夕暮れの中の光)の方が明確だと思います。以前「浮き雲」を見ましたが、同じ感じです。

映画生活」のコメント:

こんなに最初から最後までいいとこなしと言う作品も珍しいかな。
嫌われ者の駄目男が近づいてきた女に利用されて破滅するだけ。主人公の駄目っぷりを延々描いただけ。主人公の辛気臭い顔を見ているだけで気がめいる。

まったくその通りです。どこまでも落ちて行きます。学歴もないし、愛想もなくて、周りから浮いてる警備員の主人公が人生の階段を踏み外します。一段踏み外して、さらに踏み外す。そういうのに共感できる人にはお奨めです。

この人の映画にはほとんど動きが無い。北野武の映画みたいにシーンが飛びます。台詞が少なく人物の心のうちを想像しろと言うシーンの多いこと。しかしストーリーの積み上げが上手いので、まったく語らない数秒間の主人公のアップが見事な心情表現になってます。これが凄いと思います。

でも最後にかすかな希望があるんですよ。それが良いんです。最後あっけないですが、あれは長くしちゃいけないんだなと思います。きっと主人公の生活状況がそんなに良くなるわけじゃないんです。しかし売店の女性アイラと心が通じ合ったことで心持ちが変わるのでしょう。

「スカイクロラ」と同じ臭いがします(戦闘シーンは一切ありませんが)。この映画もタバコ吸ってるシーンがめちゃめちゃ多いです。

2008/10/20

「おくりびと」を観ました。★★★★★

すごく良かった。じわじわと感動した。

メンズデーなのに女の人、ばかりでした。

周りの人は泣いてましたよ。

亡くなった人の体を拭いて化粧して棺に入れるのが仕事の納棺師の話です。

舞台は山形です。

人が亡くなる話なのに悲しくなるより感動します。

「おくりびと」ってのは、納棺師の話ではありますが、亡くなった人の家族も含めてだと思います。

ええ話なんです。

山崎努が焼いた白子をしみじみと見ながら:

「これもご遺体なんだ・・でもうまいんだ・・残念ながら・・」

この台詞、忘れないと思います。

銭湯のお客で笹野高史も出てくるんですが良い役どころでした。

「死ぬことは終わりではなく、そこをくぐり抜けて、次ぎに向かう『門』だ」

これって死んだ人にではなく、自分とか送る人に向かって言ってると思うんですよね。

どうでしょうか。

峰岸徹が出てました。

ストーリーも良くできると思います。

脚本は「カノッサの屈辱」とか「料理の鉄人」の放送作家の人だそうです。

世界同時食糧危機(2)食糧争奪戦

大豆が全然足りないそうですよ。味噌や醤油とか高級品になる日が来るのかも。

畜産の飼料として輸入のトウモロコシを使うのではなく、飼料米を使う方法を提案してました。(参考:月刊 現代農業2008年4月号 いよいよ飼料米の時代

減反による休耕田を使って飼料米を生産すれば、輸入している飼料を国内で賄えるとか。希望のある話です。

しかし大豆はどうするんですかね?

日本は周りが海ですから、海を畑(養殖を拡大)にするというのも重要かも(青森県の「海に畑を作る」)。魚を売って大豆買うとかね。

こういう危機的な時こそ新しいことにチャレンジですよ。

イギリスの産業革命の原動力といえる石炭の使用は、森林資源の枯渇という危機的な状況に直面したことで始まりました。今もそういう時期なのではないかと思います。

2008/10/19

ガンダム OO 第3話 アレルヤ奪還作戦

収容所に収監されてるアレルヤを奪還するのに300秒しかないってのは否が応でもテンション上がります。特殊作戦の基本は相手が本格的な抵抗をしてくる前に目標を完了する。まさに定石。収容所を守る砂漠迷彩ティエレンが一杯出てきて満足です。腕の主砲撃つときの反動とかたまりませんな。

しかしプトレマイオスが宇宙から大気圏に降下してそのまま海にダイブするってのはビックリですよ。いろんな物理法則を超えちゃってます。恐るべきテクノロジー。良いい子のみんなは真似しちゃだめだよ。ホワイトベースを超えてるなぁ。そういえばガンダムSEEDでも潜ってましたな。全然ありなんですな。

刹那はアレルヤだけじゃなく、姫様まで奪還しましたよ。白馬の王子はツインドライブだ!

ED曲でガンダムSEEDのSee-Sawの人なんですね。今頃気づいた次第。

最期、姫様が刹那になぜまた戦おうとしているのかと問うと、刹那は戦うことしかできないからだと答えます。俺の願いは戦いでしか叶えられないと。

姫様が泣き出します。刹那が何故泣くと訊くと、「あなたが泣かないからよ」ですと。

これはググッときました。

鉄のラインバレル 第2話

後半はかなりいいでしょ。良い感じでチャンバラしてました。

OPも良いデスねえ。

序盤は妹によるお兄ちゃんがワタシの下着を盗んだ疑惑とかベタな感じで始まりますが、「正義の味方」早瀬浩一はやっぱりライバレルに殺されて、Dソイルを注入されて復活したらしいです。しかも能力が当社比200%UPの勢いで。あれですね、寄生獣の主人公みたいです。ただこっちは性格もはっちゃけちゃったみたいです。

加藤機関にいるカーボウイの格好あれはなんですか。すごく気になります。

それで後半ですよ。加藤機関のマキナが襲うのはコンビナート。そうです。怪獣映画の基本です。襲われるのはコンビナートなんです!この何気ない一言に発情しました。

そこに駆けつけてきたJUDAのマキナ2体にも、浩一君はケンカを売るっていう展開が斬新だなあ。「馬鹿っていうな!」って殴るシーンはかなり笑ったです。

しかしキャシャーンもラインバレルも北海道ではテレビ放送がないんですなあ。こっちの方が録画忘れとかで見逃すことはないので良いですが。

2008/10/18

キャシャーンsins 第2話

今回も鬱な展開でした。「世界は断末の声に満ちて」タイトルからして悲劇的。

錆びて死に逝くロボットたちが最期の時を安らかに迎えようとする場所に、愛し合う2男女のロボットがいました。そこに不死身のキャシャーンがやってきて、男の方が生きる欲望に目覚めちゃって(キャシャーンを食えば死なない伝説を耳にして)キャシャーンを殺しにかかりますが、倒されます。他のロボットたちもキャシャーンに襲いかかって、キャシャーンが戦闘モードに入って無差別殺戮やっちゃって、みんなあの世送り。

なんとも救われない展開。

キャシャーンは「災い」です。

世紀末救われない伝説、キャシャーンの拳です。

世界はすでに死んでいる。

このため息が出るほど悲しい展開、最高です。

死ぬことを知って生きることに目覚めるというテーマは、ブレードランナーのレプリカントですな。「人間以上に人間的に」というタイレル博士の言葉を思い出します。

しかしこれで話が持つんでしょうか。

世界同時食糧危機(1) アメリカ頼みの“食”が破綻する

NHKスペシャル「世界同時食糧危機(1) アメリカ頼みの“食”が破綻する」を見ました。

アメリカの余剰農産物を世界に売り込んだがために(輸入自由化とか畜産振興とか)、トウモロコシの需要を拡大させたため、供給が需要に追いつかなくなって価格が高騰して世界的な食糧不足という救われない話でした。これはオイルショックならぬフードショックですよ。

アメリカは軍隊でなく食料で世界を支配したわけですな。サブプライムとかがあっても持ちこたえると見ました。日本と違って根幹の食料が豊富ですからねえ。

最後に日本も攻めの農政に転じなければだめだとか言ってましたが、「攻め」るための「売り」はなんですか?という話です。

アメリカは戦後、農業生産率が30倍になったと言ってました。この爆発的に増加した農業生産があったからこそ日本の工業発展があったと思います。工業化を進めるには農業の発展が不可欠です。日本はその部分をアメリカに依存して発展してきたわけですが、今までは成功モデルが崩壊しつつあると見るべきだと思います。

アメリカは水資源が少ないので、アメリカの農業も安泰とは言えません。

日本はどうすれば良いのか?農業大規模化も1つの選択肢でしょう。アメリカのトウモロコシ農家は農家というより企業家です。ビジネスマンです。ではなぜ日本ではそうならないのか?

第1865 回 定例研究会報告要旨(10 月2 日)
戦後日本の農業保護政策

というレポート抜粋:

機械化の普及過程や投入労働時間など,生産技術の面から戦後の日本農業を観察すると,1980 年頃には大規模農家(10ha 程度以上)が可能になっていたことを確認できる。1975 年には農用地利用増進事業が発足するなど,制度的にも大規模農業が成立する要件は整っていたと考えられる。しかし,1995年現在で,いまだに都府県農地の四分の三は3ha 未満という農地改革以来の小規模農家に滞留している。明確な規模に関する収穫逓増が成立しているにもかかわらず,四半世紀以上にわたって農地の集積が遅れており,政策の歪みの存在を強く示唆している。政策の歪みの典型として,減反政策,農地政策,農協政策の三つが指摘できる。

(中略)

農業政策の第3 の歪みは,農協制度である。農協の組合長は農家間の選挙で選ばれるから,少数の大規模農家よりも多数の小規模農家の利益を優先する傾向がある。もともと金融業は政府による規制と保護が強かったが,農協の信用・共済事業の利益はとくに優遇されていた。この利益を背景に,共同販売や共同利用事業などを赤字でおこない,小規模農家を助けた(大規模農家は自力で設備投資をしたり流通チャネル開発をなしうるので,農協の共同販売・共同利用事業の最大の受益者は小規模農家と考えられる)。
このような歪んだ諸政策が採用された背景には,農水省自身が陰伏的であれ,小規模農家を滞留させたいという意図があった可能性を窺わせる。伝統的な小規模農家群は,居住地域が固定しており,用排水管理などで互いに監視し合うなど,票田としては魅力的な性格を持っている。昔ながらの小規模農家群が滞留している状態は,農業生産上は不効率であるが,政治力学上は強力である。農水省が農家と政治家の凭れ合いを促し,予算や人員確保に利用した可能性がある。

高齢化、農業離れが進んでいる今こそ、農業大規模化ができるチャンスなのではないかと思います。民主党が掲げる農家の所得保証は、農業の生産性を向上させるのに寄与しないと思います。

2008/10/17

保育園の野菜畑 行政代執行で立ち退き:それってゴネ得じゃないの?

 第二京阪道路の建設予定地に入っている北巣本保育園(門真市)の菜園が、10月16日に大阪府による行政代執行で撤去されました(産経)。

テレビで畑に臥して畑を守る大人とか、泣いてる子供を見たら、大阪府は何してるんだとか思いました。しかし実際は平成15年から交渉が始まっているわけで、最終的に応じず、3月に行政執行が決まり、裁判でも棄却されるんですね。さらに係争中で畑も作ってる。それって既成事実を作ろうとしてませんか?

ゴネ得じゃないですか。みんながゴネたら道路なんか整備できなくなります

道路幅の拡張だって家をどけてもらわないとできません。道路を広くしてもらわないと危ないんですよ、雪が降る北海道は。

松本理事は「どうしてあとわずか2週間が待てないのでしょう。子供たちが育てた作物を奪う権利が、だれにあるのでしょうか。高速道路ができれば排気ガスなど園児への影響も心配です」と話している。

もっともそうなことを言ってますが、これに対して橋下知事がなぜ2週間前に収穫しないんだと言ってましたが、その通りだと思います。理事は自分の理屈がゴネれば、社会的な利便性が失われても、通るというのを子供に教えたいんでしょうか。お互い折り合いをつけるのが社会のルールでしょうし、それを教えないと社会全体が「ねじれ国会」みたいになっちゃうと思います。現場の府職員だって好きでこんなことしてないと思いますよ。この強制収用はゴネた挙句、最悪の結末ですよね。

本当に可哀想なの大人の都合に振り回された(ダシにされた)園児ではないかと思います。

J-CASTにも関連記事がありました。あの畑には第二京阪阻止という意図もあったとか。

風のガーデン第1・2話を見ました。

「北の国から」と印象が全然違います。凄く重い。NHKのドラマみたいです。こういうの意外と好きです。

このドラマ第1話と第2話は1つの話を真ん中でぶったぎったような印象を受けました。主人公(中井貴一)の内面が第1話ではいまいち壁に覆われる感じでしたが、2話でちょっと見えてきた気がします。

第2話のホテルのエントランスと廊下は札幌中島公園のパークホテルですよね。4月に結婚式に出席しました。絢爛豪華な結婚式でした。

2008/10/16

官僚は嫌いでも、官僚になって欲しい親心

親が子供になって欲しい職業ランキング1位は公務員だそうです(GOO ランキング)。

公務員とっても自衛官とか危険な職業はカウントされていないと思うので、要するに役人ですよね。天下りだとか、官製談合が、無能だ散々罵詈雑言を浴びせられますが、

なんだかんだ言っても役人

ってことですか。

安定性がありますから当然といえば当然ですが。

官僚は嫌いでも、官僚になって欲しいというのには矛盾を感じますが、考えてみれば、潜在的に期待が高いから言われるという宿命もあります。

理想の上司と名前の挙がっていた星野監督がオリンピック敗北の戦犯とまで揶揄されるのと同じ流れではないかと。

2008/10/14

大分教育委員会 富松審議監 懲戒見送り休職に

大分教育委員会はモンスターペアレンツならぬ、モンスター日教組ですか。

釈然としない理由です(NHK):

大分県の教育委員会をめぐる汚職事件では、昇進をめぐるわいろとして20万円分の商品券を受け取ったとして、県教委ナンバー2の審議監、富松哲博被告(60)が収賄の罪で起訴されています。14日に開かれた臨時の教育委員会では、富松審議監の処分について話し合われましたが、審議監から面会を拒否され、事実関係の確認が今もできていないなどの理由で、懲戒処分は行わず、休職とすることを決めました。この結果、富松審議監にはこれからも給料の6割が支払われますが、これについて大分県教委は「審議監の生活も考慮した」などと説明し、懲戒処分は今後機会をみて検討するとしています。一連の事件をめぐっては、富松審議監のほかにも現職の校長や教頭など教育関係者7人が起訴されましたが、これまでは全員、懲戒免職になっています。また、大分県教委は、小矢文則教育長を減給2分の1、6か月の懲戒処分にすることも決めました

あらあら、この人たちは、合格を不合格にされる人たちの「生活は考慮」しなかったんですよね。面会を拒否されたから休職?ふざけてますねえ。

大分県の教育界 教委、教組…長年の癒着体質」(産経新聞)によれば、「教委の上層部は組合出身者が目立つ。実質的には変わっていないのではないか」との声もある、のだそうです。

創価学会施設で爆発

まったく何をしてるんですか?

13日午前8時半ごろ、徳島市南沖洲の創価学会徳島文化会館で、正面入り口のドアや天井の一部が壊れているのを出勤してきた職員が見つけ、徳島東署に届けた。(共同

誰がやったにせよ、アンチとシンパの両方にとってよろしくないですぞ。軽くテロですよ。日本は法治国家ですぞ。ドイツのナチス党は選挙前に国会議事堂に火を放って、あれは共産党の仕業にして活動を停止させて、選挙で勝ったとかいう話があります(ドイツ国会議事堂放火事件)。アンチならそういう話を出してくるでしょう。シンパは好戦的になっちゃいますよ。

あとどっかの馬鹿が「防犯」自動販売機を壊しましたよ

ご丁寧に壊した自販機に「監視社会」とか落書きしてるし。

そんなお前が監視社会を強化してるんだってのよ!

一部の短絡的な馬鹿が社会全体の迷惑になると知ってくれ。

2008/10/13

喫茶店 CAFE OLD TIMESのコーヒーカップ

近所の喫茶店 CAFE OLD TIMESにまた行ってきました。

今度は夜に行きました。外の山吹色の照明が良い感じです。

フレンチローストじゃなくて、普通のを飲んでみましたが、結構濃い目で良かったです。

コーヒーカップにいろいろバリエーションがあるようです。今回のは取っ手が大きくて洒落てました。

砂糖もありました(自分は入れないんですが)。

寒くなってきたのでストーブが灯ってましたが、これが薪ストーブなんですよ。あの炎はなんだか良いですね。遠赤外線効果があるとかなんとかテレビでやってました。

11月からブランデーケーキとかも出すそうですよ。

韓国で株価額面割れ

日本も大変ですが、韓国はもっとひどいみたいです。韓国の株式相場で株価が額面割れする銘柄が多数でているとか(朝鮮日報)。

証券先物取引所によると、10日大引け時点で有価証券市場(メーンボード)の110銘柄、店頭市場コスダックの133銘柄が額面割れを起こした。上場銘柄数に占める額面割れ銘柄は、有価証券市場で11.85%、コスダックで12.74%に達した。

 有価証券市場では一時流動性危機が指摘されたC&重工業、C&商船、C&友邦などC&グループが額面割れまで下落。アシアナ航空とKTB投資証券も額面の5000ウォンを割り込んだ。

洒落になりませんな。これが一過性のものなのかどうなのか(10月13日昼過ぎの段階では2%上昇したみたいです)。さらにウオンも暴落しています。韓国経済やばすぎます(韓国は8年ぶりに純債務国に転落したとか)。アメリカも大変で韓国もこんな状況では、北朝鮮のテロ解除に反対してる場合じゃないかも。韓国政府がアメリカに通貨スワップを申し入れたものの、アメリカは渋ってるとか(朝鮮日報)。

日本に生まれて良かったと思いたい。でも対岸の火事ではないですな。また助けないといけないでしょう。

2008/10/12

ガンダムOO 2nd 第2話 OOガンダムだ!

ノリエガ女史もソレスタルビーングに戻るとは、罪作りな女だねえ。敵に寝返られるとはカタギリさんは不憫だね。まったく女という生き物は!巨乳には気をつけろ!

結論:カタギリさんはグラハムとしておけば良かったんだよね!

本物のGNドライブは1機ずつ性能が違うのですか?まるで誉エンジンみたいですね。ドラマ的には面白いですよ~。

やっぱりOOの動力源はエクシアのGNドライブじゃないとね!

GN粒子はミノフスキー粒子を超えてますな。ケンシロウのオーラみたいにうねって、ビーム兵器を跳ね返してました。

登場カッコイイなOO!

ロックオンは反連邦政府組織カタロンのスパイなのね。良い展開です。

地球連邦に諸国はまとまったのに、いろんな勢力が跋扈してますなあ。

鉄のラインバレル 第1話

北海道はTV放送ないのでBIGLOBEで見ました。

ファーストガンダムぽい第1話。悪くないです。

自衛隊が弱いのも、怪獣ものでは外せないお約束です。

すげえカッコイイなアルマ(鎧)。頭が小さくてモーターヘッドみたいな雰囲気なのが良いです。

テロリスト・加藤機関の親玉である加藤司令はルルーシュなのね。名前が良いな加藤機関。

ジュダ(Juda)って音だけ聞けばJudah(聖書のユダ)ですな。

主人公はすでに死んでるらしい。学生服が血に染まってるのになんで平気なのかとずっとひっかかってました。

漫画版とは違うらしく、読んでみようかと思います。資金と時間がほしい!

江頭2:50は三浦和義を話してクロだと思ったらしい。

江頭2:50は、自殺した三浦和義と番組で話したそうです。

三浦和義が服役していた時の話から始まり、本人にロス疑惑について尋ねたそうです。

2008/10/11

キャシャーンSins第1話見ました。

キャシャーンSins。原罪を背負ってるのですか。

「滅び」が始まってロボットたちが錆び始めて死んで行く荒涼たる世界。

「キャシャーンを食らうと永遠の命が手に入る」と信じて争うロボットとキャシャーン。

良い具合にデフォルメしてる戦闘シーンが圧倒的。

絶叫するキャシャーンもムンクみたいに歪んでる感じがたまりません。

ロボットの胴体から赤いコードを引き抜くシーンが腸を引っ張り出しているみたいでえぐいです。

殺戮兵器キャシャーン!

なんとダークな。大好物です。

古谷徹の声がなんとなくエロイ。これもいい。

麻生さん、自社株取得の制限撤廃

麻生さん、思い切りましたな。(時事ドットコム

麻生太郎首相は10日、企業の自社株取得制限を年内に限り撤廃するよう金融庁に指示した。企業の自社株取得を促すことで、連日の大幅な株価下落に一定の歯止めをかける狙いがある。
 首相は同日夜、東京市場での株価暴落について、首相官邸で記者団に「明らかに常軌を逸しているほどの下がり方だ」と強い懸念を表明。その上で、自社株取得に関し、「本年内に限って、時間付きで撤廃するよう指示をした」と明らかにした。(2008/10/10-21:37)

そういう技がありましたか!タイミングも悪くないでしょう(もっと早くやっておけばってコメンテーターが言いそうですが、早く制限を撤廃しても株価がさらに下落するかもしれず、そうなれば撤廃の効果がないと思われかねません)。株価がもっと下がったら買おうと考えてたのでちょっと残念でもありますが、経済のため、企業が潰れないためには良いでしょう。あと資本が少ない企業は自社株を買えないのでそこらへんをどうするかですな。

2008/10/10

久世竜という殺陣師

未来創造堂を見てて、カマンベールをレンジで温めてフォンデューって面白いなと思ってたら、山ちゃんナレーターの「コダワリのVTR」で黒澤映画の椿三十朗(四十朗じゃなく)の殺陣を指導した久世竜という殺陣師のことをやってました。

それまでの踊りみたいな殺陣に疑問を感じて殺陣の指導を首にされるとは、異端児とは不遇なんですな。リアリティーを求めるのは「プラベートライアン」に通じるものがあります。そんな不遇なヒトを見出したのが黒澤明で、この監督も同じようにそれまでの演出に疑問を感じていたのでした。それで生まれたのが椿三十朗の殺陣だったとか。

あの殺陣がない椿三十朗は考えられません。この殺陣師と黒澤のコンビネーションがなかったらあそこまで面白くなかったかもしれません。ノーベル物理学賞を獲った益川と小林というコンビネーションが重要だったとも言います。

天才は独りにしてならず。そういうものなんですな。

大和生命が破綻

大和生命が経営破綻しました。加入者の保険は保護されるので大丈夫でしょう。とは言え、恐怖を煽る記事とかバンバン出てくんでしょうね。株価も急激に下がってますし。

ヨーロッパでは銀行口座が全額保護されるし、アメリカでも保護される金額が倍に引き上げられました。日本もリップサービスでも良いので、保険保護とか強化しないと不安が拡大すると思います。AIGがやばいとか言ってる間に日本の生命保険が潰れるという。

この大和生命はかなり紆余曲折のある会社です(ウェキペディア)。

この生保は明治時代に設立された日本徴兵保険株式会社っていうのまでさかのぼるようです。

ソニー銀行が土日の外貨取り扱いの中止

あまりにも為替が乱高下するので、ソニー銀行が土日の外貨取り扱いを中止するとメールが来ました。

2008年10月11日(土)より当面の期間(再開時期は決定次第お知らせします)
毎週、土曜日午前1:00~月曜日午前8:00

良い保護措置だと思います。しかし誰も先が見えないんですね。

ウォンテッド観ました。★★★★★

株価は9000円を割るし、生命保険会社は破綻する暗いご時世だからこそ、ぶっ飛んだのを観ましょう!脳内にアドレナリンががっつり出ます。いや出まくります。人間ドラマを期待したらダメです。金返せと思うのでやめましょう。

話を始まりはこんな感じです。1000年前から続く暗殺団(フラタニティー:訳せば「朋友会」)に属していた1人が裏切って、暗殺団員を殺していきます。その裏切り者が、さえない主人公レスリー・ギブソンに近づきます。そこに暗殺団の女殺し屋(アンジェリーナ・ジョリー!)が現れ、裏切り者からギブソンを引き離し、暗殺団に引き入れます。そして暗殺団のボスがレスリーに言います、お前の父親はこの裏切り者に殺されたと。そしてレスリーのメチャメチャな特訓が始まります。この設定ジャンプですよ。

凄いスピード感、主人公のレスリーが鼓動400回/分の時に見える視点、これは第1人称視点のマトリックスです。銃を振りながら撃つのがカッコイイ。やるなロシア人監督。

アクションがかなりうそ臭いですが、それが良い。ジョン・ウーみたいにいやらしくない。こういうの大好物です。

ダメダメの主人公が超能力的な殺し屋になるっていう展開はマトリックスとよく似てます。しかし後半の展開は全然違います。こういう映画は10年に一回必要ですな。

2008/10/09

軍事ネタをちらほら

韓国海軍の新鋭潜水艦の名前は、伊藤博文を暗殺した「安重根」艦リンク)。

遺憾とかもうそういうレベルじゃない。キューバが潜水艦に「リー・ハーヴェイ・オズワルド」って命名するみたいなもんでしょうか。北朝鮮が核武装してるというのに仮想敵国は日本だとは悲しい話です。

アメリカ軍が中国の偽商品で崩壊かリンク

2008年10月2日、米国誌・ビジネスウィークはイラクやアフガニスタンで相次ぐ米軍ヘリ墜落事故は中国製ニセモノ部品が関係しているとの記事を発表した。6日、環球時報が伝えた。

今年1月、米空軍はF-15戦闘機に搭載されているチップセットにニセモノが含まれていることを発見した。中国の片田舎で作られたもので、旧式のチップセットの表示をはぎ取り、最新型の表記を書き込んだだけの簡単な偽造手法だったという。

シール貼り替えて本物に見せるとか、偽造米みたいです。護衛艦「しらね」が火災起こして除籍(廃棄)されますが、この原因も艦内に持ち込んだ中国製電化製品だとか。中国のサボタージュ恐るべし。国産でしっかりやらないと危ないですな。

航空自衛隊のF-15戦闘機4機がソ連の爆撃機を追尾リンク

いやあ、F-15が落ちなくて良かった(笑)。ロシア軍がなんで今回に限って言ったのかが知りたいですなあ。よくあることなのに。

てか無駄な石油を使わせるんじゃねえ。

2008/10/08

爆笑問題のニッポンの教養 疲れるとウィルスがトバトバと出るそうな

やっぱり科学系の方が話が飛んで面白いですなあ。

なかなか話上手で、太ってるけどメタボではない近藤一博教授(ウイルス学・免疫学)によれば、脳内にはHHV-6ウィルスがひっそりと住んでいて、疲れてくるとこのHHV-6が活性化してドバドバ血液中に出てくるんだそうです。これがうつ病の原因になるとか(詳しい話はこちら)。

そういえば胃潰瘍の原因もピロリ菌です。ウィルス恐るべし。疲労を侮っちゃいかんです。

太田はHHV-6は多く、田中は平均的でした。

うまく働いてるのは田中ってことですよね。そう思うんですよ。

休むのが下手な日本人だとか。そりゃ自殺者が年間3万人も出ますよ。

長期でがんばるには適当に休まないとダメってことですね。

確かに休めない仕事は基本的にやっても辞めてきました。

諦めよう日本人!

ノーベル賞は大してうれしくない(笑)

北海道新聞から抜粋:益川敏英・京都大名誉教授がノーベル物理学賞の受賞が決まったと聞いてのコメント、

「自分としては大してうれしくない。社会のお祭り騒ぎだ」

ある意味カッコイイなと。

「最もうれしかったのは2002年に理論の正しさが実験で証明された時で、それに比べればノーベル賞は"世俗的なこと"」

良いキャラだなあと思います。

共産党 志位和夫がトヨタを叩く!

大量に派遣労働者を使う大企業、特にトヨタの脱法的なやり方に志位和夫が憤る!

NHKのニュースでもトヨタは名指しされてませんでした。

http://www.shugiintv.go.jp/jp/wmpdyna.asx?deli_id=39318&media_type=wb&lang=j&spkid=322&time=06:38:27.2

16分50秒くらいからトヨタ車体の話。配置換えをして派遣労働者使い続けると志位和夫が言ってます。賃金抑えないと車の値段が高騰しますから、雇用改善するのは難しい面もあるのですが、最近のトヨタはリコールが多いですね。

名将の采配

NHKの「番組のたまご」で「名将の采配」ってのを放送してました。

拙者の戦略・戦術レーダーが作動し、作業をほったらかして見てました。

テーマは韓信井陘の戦い。20万の敵軍に4万で勝ったとんでもない輩です。その凄さはコードギアスのルルーシュ並みですよ。

番組として着想は良いと思うし、説明していた綿引勝彦も良い味を出してるんですが、両軍の指導者の視点が乏しいかな。名勝負はスポーツと同じで駆け引きがおもしろいんです。

この韓信、あまりにも凄すぎて、最後は仕えていた劉邦に殺されます。

黒田如水が豊臣秀吉に恐れられながらも生きながらえたのとは対照的です。

2009年6月2日のカンネーの戦いはこちらです。

2008/10/07

とらドラ!第1話みました。

これは結構面白いかも。雰囲気が「ハルヒの憂鬱」ぽいですね。

目つきの悪い主人公がどこまで喋るかがキモだと見た。

こいつがガンダムで言うザク。ザクなくしてガンダムなし!と同じかと。

緒形拳が死去

びっくりしました。緒形拳が亡くなったとか。

大きな役で最後に見たのは「隠し剣 鬼の爪」で悪役の老中を演じていた時のような。

最近見たCMで、痩せてきてるなあとは思ってたのですが。

「風のガーデン」というドラマに出てると記事で読んだので撮影とかどうなるのと思っていたら全部撮影終わってるそうです。

これを見るのは弔いって感じですね。

津川雅彦のブログに最期を看取ったことが書かれています(リンク

2008/10/06

KDDIの電話勧誘について

KDDIの電話勧誘ってなんであんなにしつこいんでしょうか。

光電話だと言っても切らないし、ウチが安いとか聞いてもいないのに延々と説明するし。

理路整然と説明すれば相手が納得すると思ってるあたりが、甘いうえにウザイです。

挙句、なんで話を聞いてくれないんですかってギャク切れされました。

面倒ですと言ったら、無言できられました。

絶対にKDDIに切り替えようと思わなくなりますよ。

2008/10/05

「ごね得」はだめでばい菌は良いのですか?

「ごね得」と言った中山元国交大臣は引退しましたよ。

民主党の石井一副代表は5日午後のテレビ朝日の番組で、衆院選後の公明党との連携について、「一切ない。選挙前だから、(民主党の)中には、向こうから票やると言ってきたら、もらえるのかなと思う人間もいるだろうが、そんな雑音は聞かない」と否定した。その上で、公明党について、「ばい菌みたいなものだ。公明党の票を4もらったら、浮動票は6逃げていく」と語った。

これまたある意味事実でしょうが、ばい菌ってどうなの。石井一は創価学会を追及してますね。その点は評価しますが、民主党はどうケジメつけるんでしょうか?

石井一の公明党追及。P献金ですよ!その1

その2

ご指摘はもっとも。白黒はっきりしましょう。

あと民主党と日教組&自治労の関係もつまびらかにして欲しいです。

民主党は支持母体の自治労を守るために、社会保険庁の廃止に反対しているとの話もあります。

ガンダムOO セカンド 第1話

最初の15分、映画みたいなスピーディーな乗りで良かったです。

手書きのモビルスーツがガシガシ動いてましたよ。

アローズ(ティターンズですか)所属のアヘッド(Ahead次世代型ってこと?)から出てきた対人(掃討)兵器オートマトンが政治犯を殲滅しますよ。このオートマトン「僕、サッチーとか」言いません。

逃げまどう沙慈。この展開のエグイことエグイこと。

そこに登場する刹那くん!オートマトンを吸着型爆薬で粉砕です。

そんでアローズのモビルスーツと戦うため、刹那が中破したエクシアに乗るわけです。

刹那がソレスタルビーングと知ってOTZの沙慈。

右目が赤くて、左腕部がマントで覆われていて(凄いデカイ布ですな)、これカッコイイなと思ってたのにアヘッドにやられてましたよ。残念!

ティリアのガンダム、背中に顔がある!

お前はアシュラマンか!

収容所が高重力だからパワーアシスト服を着用してたの面白い。でもなんでそんなに高重力が必要だったの?溶鉱炉の金属の純度を上げるため?

ルイスがGN-Xに乗ってる。クスリ飲んでる系。そんで沙慈はソレスタルビーング。男女が敵味方に引き裂かれちゃった展開か!主人公より不幸な沙慈。

ガンダムを駆逐するガンダム!それはドイツ国防軍的にはヤークトガンダム!

ぶっちゃけシーズン1より良い始まりかも。

2008/10/04

中山前国交相引退

この問題の一言で言うなら、

口は災いのもと

言ってる内容は間違ってないと思いますが(後年正しかったということになる可能性もありますが)、如何せん民主主義は議員のルールでゲームをしているわけでなく、国民のルールでゲームをしているので、国民的にレッドカードって感じなんでしょう。

ブログとか無くなると読めなくなるので、本人の弁を転写しておきます(リンク)。

麻生内閣発足からわずか5日、「単一民族」「ゴネ得」発言などで閣僚を辞任した中山成彬前国土交通相(65)。一旦は発言を撤回したものの、日教組批判については地元・宮崎で再び口を開き、国交相を辞任する結果となった。麻生太郎首相が中山氏のいない閣僚を従えて、国会で所信表明演説を行った直後の29日夕、中山氏に発言の経緯とその真意、そして辞任に至るまでの葛藤などについて聞いた。

■「この言葉は使っちゃいけないと感じながら…」

 --一連の発言の経緯と真意について

 まずあの日、30分ずつ4回の記者会見があったんですね。それで、たくさんの質問がありましたので、ちょっと、やや、舌足らずといいうか、誤解をまねくような言葉があったということは、これは本当に申し訳ないと何べんも謝罪をしているところです。

 そのなかで一つは、なぜ日本は社会整備が遅れているのかということについて聞かれ「ゴネ得」という言葉を使ってしまった。あんまり上品な言葉じゃないんだけども、とっさに思いつく言葉っていうのはそうだったんでね。女房(=中山恭子・拉致問題担当首相補佐官)にも「もうちょっと上品な言葉を使いなさいよ」と言われたんだけれども、しかし一番よく表す言葉だと思ったんですね。

 もう一つは観光振興に関して、なぜ日本人は内向きなのかという質問があったので、やはり島国の中で長い間、他国とのあまり交流がなかったという、「まあ何というか、単一民族というか」と言ったんだけれども、そのとき「この言葉はいかんな」と思ったんですが、「同質民族」という言葉を使えば良かったのだろうけれども、そのときは思いつかなず「単一民族というか、内向きな民族だ」と言ってしまった。「もう少し開いた民族にならないといけない」、というような言葉を使ったのだけれど、まあ、取り戻せない、言葉は…。

 言葉を発しながら、この言葉は使っちゃ行けないということは感じながらしゃべったたんだけど、これはもう、アイヌの方々に本当に、申し訳なかった。ま文部科学大臣もしているし、アイヌの歴史も良く知っているけれども、アイヌの方々の心を傷つけたとすれば、心からお詫び申し上げたいと思っています。

■ゴネ得、単一民族は全面謝罪だが…

 --「ゴネ得」「単一民族」発言については

 謝罪します。

 --全面的に?

 (うなずく)。その(=会見)なかでね、国土交通大臣の仕事は何ですかという質問が何度もあったんですが、「それは美しいふるさとと、安全安心な国土を次の世代にバトンタッチすること」と答えているうちにですね、しかし何のためにと思ったら、「次の世代も幸せな人生を日本で送るためだ、そういう日本を次の世代にバトンタッチするためだ」と思ったんですけれど、「今の日本の国柄というか、これを自信をもって次の世代にバトンタッチできるかな」と思ったときに、今の親の子殺しだとか無差別殺人だとか、汚染米と知りながら金儲けのためには売ってしまうという、何というか本当に道徳性が地に落ちている。まして民主党などはですね、政権をとるために国民を騙してでもいいという考えで、まさに「公約偽装」というべきひどいマニフェストを作っている。天下の公党がこれでいいのかと、なぜこうなってきたのかなあと、これは戦後の教育ね。権利と自由だけが声高に叫ばれ、その裏側にある義務と責任がないがしろにされてきた結果じゃないかと。戦後日本に入ってきた個人主義というのは、日本ではもう自分だけよければいいという利己主義に変わってしまうと。やはり教育が一番大事だと、そう思うと。

 一番いまの教育をゆがめているの日教組だと。もちろんほとんど大部分の先生方はまじめに一生懸命子供たちに接しているけれども、一部の過激な分子がいてね、これが結局、声が大きいから、そのほかの先生方を従わせている。国旗国歌も教えない、道徳教育も反対する、これ一番の元凶じゃないかという、そういう話をしたんですよ。

 そしてまた、もちろん大分のことも、「大分」という名前を出したのはいけなかったけれど、マスコミで報道されないけれど、本当はあそこもやっぱり日教組なんだと。日教組の先生(の子供)が成績が悪くても先生になると、だから大分の学力は低いんじゃないかと、まあ、そういう話をしたんですよ。それが、一部のマスコミから「アイヌの人が怒っていますよ」といわれ、「ああ、しまった」と思って、これは全面的に取り消すというふうにしたんですけれどもね。

■辞任を覚悟した時期は…

 --それは「単一民族発言」についてか

 全部について。一つは教育問題を国土交通省で話すべきではないと思ったから。それはとりあえず別途、話そうと思ったから、とりあえず今日のところは三つとも発言を撤回すると言ったんだけれども、撤回しても問題にはしますよね。というのが事の発端なんです。

 --その後「単一民族」「ごね得」発言は撤回したが「日教組」については撤回しなかった

 アイヌの方々に不愉快な思いをさせてしまったということについては、本当に申し訳ないということで謝罪したんだけれども、日教組問題というのは私は、取り消すわけにはいかないものだから…。しかし、国土交通省の中ではしゃべりませんよと。で、宮崎で話した。これは政治家としてね。政治家、中山成彬として話すならいいだろうと。国土交通省の中では話すべきではないと思ったから。

 --宮崎では大臣在職中だった。辞任やむなしと思ったのはいつか

 それは宮崎に帰るときでしょうね。26日かな、これは大臣を辞めてでもこのことは訴えないといけないと。なぜならばいままで、いろんな場所でこういうことを発言をしてきたけれど、なかなかマスコミは取り上げてくれなかった。だから、大臣になって取り上げてくれるならこれはいいチャンスだと。自分はこれに政治生命を賭けようと…。たとえせっかく、(国交相に)就任して、しかも地元の人はとても喜んでくれた。なぜなら宮崎は道路整備が一番遅れているから。そういった県民の喜び、期待を裏切ることになるということについては、本当に申し訳ないという気持ちもあったけれど。まあしかし、もう一つ分かったことは、(国交省で)レクチャーを受けていて、民主党が政権をとると宮崎には道路ができないということが分かったんです。

■選挙厳しくなるのも分かる

 民主党の公約の中に、高速道路は無料にしますというそういう話があるけれども、年間2兆円という高速道路料金は、40兆円という過去の道路建設の借金返済と、これから作る高速道路のお金なんです。だから、民主党が政権とれば宮崎の高速道路はできない、ということにもなるわけですね。これを知ったときには、これはまず自民党は勝たなきゃいけないということもあわせて考えたんですよ。自分は民主党がなぜ政権を取っちゃいけないかということを、これから強く有権者に訴えていく役割を果たそうと、そう思ったんですね。

 そのとき、やっぱりね国土交通大臣という肩書きを捨てて、しかも、もし大臣を辞任するということは地元の期待を裏切ることになるから、自分の選挙も非常に厳しくなるということも分かるわけで、そういう意味では政治生命をかけてね、命がけで民主党政権はダメだということを訴える役を果たそうと、そう思ったんですね。

 要するに今の政界は本音と建前が入り混じっていてね。何が本音、何が建前か…。今日の「朝ズバ」(=TBSの情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」)でも与良(正男毎日新聞論説委員)さんという方が、「本音と、建前をうまく使い分けなければいけない」と発言されて、「それは違うんですよ」と言ったのですけれども、本音で語らないから、国民が何が本音か分からなくなっちゃうから政治不信が生まれているわけですから。「この中山成彬が言っていることは本音ですよ、本気ですよ」ということが分かってもらうには、命がけにならなきゃいけない。政治生命を賭けなきゃいけないと、そういう思いでね。今回、まあ辞任したと。

 まずわが身を捨てて、国民に訴えるという姿で、国民が理解してくれるんじゃないかなと、まあこう思ったのが辞任の理由ですね。お分かりいただけるかどうかは分かりませんが。

■日教組は一部の過激分子が問題

 --日教組、自治労との関係から民主党を批判しているが

 これからそこを突こうと思っている。一部の過激分子が引っ張っているから日教組が問題の集団なんです。ほとんどの先生は一生懸命なんですよ。私は文部科学大臣もやったし、いま党の文教制度調査会の会長をしているが、そのなかで、一生懸命やっている先生の待遇を改善しようと努力してきているんですよ。だから、問題は過激分子だと。その分子が主導権を握っているところが問題だと指摘したいんですけれど、民主党の頂点が輿石参議院会長(輿石東氏、元山梨県教組執行委員長)だよね。

 もう一つは社保庁の組合、自治労ですよね。この2つが民主党の大きな支援母体なんですね。社保庁は年金記録問題で取り上げられているけれども、元々何かというと、非常に組合が強いんですよ。労使交渉で世の中、全部機械化になっていても、機械化に反対。労働強化になるからとずっと反対してきた。最終的に機械化を受け入れる条件として、スカスカの労働条件という甘い処遇、「何とかチェア」というのを買ったわけですよ。それで政治活動、ヤミ専従もいっぱいいるでしょ。政治活動に専念しているわけですよ、去年の参議院選挙、民主党比例代表の社保庁職員は50万票取りましたよ。社保庁の職員は1万ちょっとしかいない。だから結局、仕事をはしないで政治活動ばっかりしていたというのが年金記録問題の本質なんですね。それを組合員が内部告発というか「こんなこともしていませんでした、こういうこともしていませんでした」と、自分たちの恥なんだけど、そういうのを民主党の議員に届けて、それが民主党の議員が政府を追及する。すると自民党の厚生労働大臣が謝る。変な構造だよね。

 結局、民主党の支持母体である自治労が、自分たちの怠慢を民主党に言わせて、それを自民党の政権の責任だと言っているんですけれども。この民主党と自治労と日教組と、私に言わせればね、組合費ですか、これたくさん上納してきますけれども、これは「労働貴族」ですよね。ついでにいえば、その組合から支援されている民主党の議員ていうのは「選挙貴族」ですよ。票も金も組合が出してくれるんだからね。まあ、自民党の議員ていうのは一人一人、金を集めてドブ板選挙をやってくるんだけど、こういう優雅な民主党の議員だということを国民の皆さん知らないんだな。だから、自治労と日教組に支援されている民主党が政権をとるとどうなるか。端的にいえば、それが大阪府だということですよ。

 一連の発言の責任をとって辞任した中山成彬前国土交通相(65)。インタビューの後半では、財政危機に陥った大阪府の例を挙げながら、批判の矛先を日教組から社会保険庁問題にからむ自治労へと広げた。その一方で、辞意を伝えた際の麻生太郎首相の言葉、恭子夫人の後押しなど、発言から辞任にいたる間の様々な葛藤、そして今後について語った。

■橋下知事とエールの交換

 大阪府っていうのは、歴代のトップが、知事が、職員組合と癒着してきたわけですよ。だから、お互い給料、ヤミ手当てとかね、裏金とかあったわけです。それでああいう財政破綻に瀕しているわけで、今度、橋下(徹・大阪府)知事はそういう職員組合に応援されなくて、府民に支持されているので、ああいう大胆な改革ができるわけですね。それと大阪の日教組は強いんですよ。私が文部科学大臣のとき、大阪の学校訪問に行きたいといったけれど、どこも受け入れてくれなかった。日教組が反対してね。ひどいのは、そのあと僕は校長先生に個人的に会ったんですよ。みんなもうくたびれ果ててるんですね。毎日、日教組に突き上げられて大変だと。だから校長先生のなり手がいないんだって。

 だから、橋下知事は命がけで戦っているんですよ。ですから私にエールを送ってくれたんですけれど、私も実はねずっと前からホームページなどで(橋下知事に)エールを送っているんです。だから、民主党が政権をとると大阪みたいになってしまう。それを改革するには本当に命懸けでやらないといけない。国民の中には「一回民主党にやらせてみたら」という声もあるし、小沢さんは「一回やらせてみて、ダメなら次代えればいいじゃないか」と言っているけれど、そんなに簡単なもんじゃないんじゃないかと。だから本当に、真剣に考えなきゃ行けない時じゃないかということを私は訴えていきたいと、こう思っているんですよ。

■声の大きい過激運動家の影響力が大きい

 --成績と日教組の組織率は関係ないという反論もあるが

 組織率は関係ない。固まり、声の大きい本当の過激運動家の影響力が大きいんですよ。どうしてもそれに流されてしまう。先生というのは本当はノンポリでね、子供たちに教えることで必死だから。だけど(日教組は)自分たちは教育労働者だと、日本の解体を運動方針としているんですよ。こういう日教組に支配された民主党の輿石さんの選挙区の山梨なんてひどいんだよね。これ本当に日本はおかしくなるよ。だから、強く警鐘を鳴らさないといけない。まあ、職を賭してやったけれど、結局、職を辞めちゃったから(笑)。でも、そういう意味で、国交大臣より普通の国会議員のほうがやりやすい。

 --成績と関連する具体的なデータはあるのか

 ちゃんと(成績データは)公開されていますよ。具体的な県名を言うことは控えますが。そういうところは組織率は低いけれど、ちゃんと教えないんだから。

 --組閣をめぐる不満があったとの憶測もあるが

 そんなことはないですよ。最初は、公務員改革をしてほしいということで行革担当大臣をということだったんだけど、私は、女房もそうだけど、息子も大蔵省なんだよね。公務員一家が本当に公務員改革ができるのかとマスコミや野党に揶揄されるのがオチじゃないかと思ったもんだから、ちょっと考え直してくださいと言ったんですよ。そしたら、国土交通大臣ということだったので最高だったんですけど。ポストに問題があったわけでは全くありません。ただ、それだけのことです。

■恭子夫人は「もともとそういう覚悟だったんでしょ?」

 --進退について恭子夫人(拉致問題担当首相補佐官)にはどう相談した

 いつも相談しているんですけれど、女房は「言葉にはずいぶん気をつけなさいよ」といつも言っているんだけど、「日教組問題については、これは、もうあなたの信念だから。これは徹底してやるしかないんじゃないの」とは言ったんだけど、ただ、マスコミから大包囲網でね、とにかく思い切った景気対策をやらなきゃいけない、現下の国難ともいうべき経済危機を乗り切るためには財政再建も大事だけど、その前に経済再建、国民生活の再建が先だということで、「日本経済は全治三年」と言い出したのは私なんだけど、そういう思い切った景気対策を組んだ補正予算、給油法案、この審議がうまくいかないと国対(国会対策委員会)のほうが言い出したんですね。それでいろんな方々に相談したんですよ。で、女房に「こういうことだけど」と言ったら「それはまあ、仕方ないわね。もともとそういう覚悟だったんでしょ」と。「今度のことが教育問題を考えるいいきっかけになってくれるといいわね」とそう言ってくれたんでね、まあ、潔く辞任したということですけれど。

 --麻生首相にはどのように報告したのか

 何といったかな…。「せっかく、国土交通大臣という要職をいただきながら、このような結果になって真に申し訳ありません」と。「ただ私はもう、総理の御前に腹を切りにまいりました、止めないでください」と、もちろん止めないわな(苦笑)。「これは私の信念でやりましたので、本当にご迷惑をおかけした。重々お詫びもうしあげます」と。「辞任が総理の足を引っ張ることにならんようにと、身の細る思いで毎日過ごしています。本当に申し訳ありませんでした」と、こういう話をしたんですけどね。

 総理はひとこと「誠に残念だ」と言われましたけどね。厳しい顔で聞かれていました。任命責任だなんだといわれるのは分かってますからね。まあ、万感の思いを込めてそういわれたんだろうなあと思って、ますます恐縮してしまいました。本当に、私のこの辞任が支持率を下げたりとか、そういうことになったら本当に万死に値するなと、そういう思いをしてますね。

■謝罪から始まった首相の所信演説「思わず頭を」

 --総理の言葉をどう受け止めたか

 ただ、総理大臣としては教育問題だけじゃなくて、様々なことを考えないといけないから。ちょっとね、こんな騒ぎを起こしたことについては、残念だと思ってらっしゃると思うんだけどね。

 --所信演説の冒頭で首相が陳謝した、どういう気持ちで聴いていたか

 申し訳ないなと思うと同時に、最初から謝らせねばならない所信表明にしてしまったということは、本当になんとも言えず申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。思わず頭を下げました。

 --これからの活動は

 今の教育の現場とか、日教組の活動とか、そういうことを一番良く知っているのは私ですから、今、日本の教育をゆがめているのは日教組。その日教組がこれから民主党が政権をとれば、我が物顔に振舞うようになったら日本の将来をは真っ暗だということを訴えるには、私が一番の適役だと思ってますから。あわせて自治労のことも含めてね、絶対に民主党政権ではダメなんですと。口当たりのいいことばかりいっていても、これは予算の根拠もない、財源の根拠もないね、いわば本当に「公約偽装」ですよ。食品偽装とか何だとかいろいろあったけど、ここまできたかと、天下の公党が政権とるためにウソをついてもいいと、こういうことになってしまった。まさに、ここに極まれりと私は思うんだけど、このことを強く言っていかないといけないと思ってますけどね。

 儲けるためには汚染米でも売ると、人を騙してもというのと同じでしょ。天下の公党までも、うまいことをいって、国民を騙すと。国民を騙してとった政権が、本当に国民のことを考えてくれるかどうか、真剣に考えてくれるとは思えないじゃない、と私は思ってますけれども。

■言葉狩りでなく、大きな政治を語りたい

 --「言葉狩り」という反論もしているが

 言葉尻を捕まえたり、言葉狩りをしていると、政治に闊達さがなくなる。政治に元気がなくなると思うんですよ。もっと大きな政治を語りたいなあと。言葉に気をつけながら、気をつけながらいうと、本質が掴めないことがある。あと、マスコミの怠慢というか、マスコミはわざと流さないと思うんだけど、大分の問題、これは日教組なんですよ。すごい大分からメールが来るんですよ。「よくぞ言ってくれた、その通りだ」と。「大分では先生の子供しか先生になれないと、みんなそう思ってますよ」と。それで、日教組でないと昇進もできないと。

 --「大きな政治」とは具体的には何か

 要するに、日本の政治が非常に内向きにになっているということです。世界の中の日本を見ていないでしょ。今度の給油法案、小沢さんは反対でしょ。一方で日米協調といいながら、アメリカが懇請している給油活動に反対している。それで何で日米協調ができるのか。それから、ソマリア沖のインド洋でタンカーやらが海賊やら武装勢力に拿捕される。それを救出に向かっているのは多国籍軍なんですよ。決してね、インド洋というのは平和な海じゃないんですよ。

 あそこは日本へ石油を運ぶシーレーンだよね。それが油が高くなっただけでも騒ぐのに、油が入ってこなくなったら大変ですよ。しかも、タンカーの乗組員というのはほとんど外国人です。過酷な労働だから日本人は行かない。もし本当に危険になったら、彼らはもう船に乗らないですよ。どうするんですか、そうなったら。だから、これは決してアメリカの言いなりじゃなくて、日本の国益上も、もちろんその前に国際協調でテロ対策してるんだけど、これは何よりも日本の国益に大きくつながる話なんだけど、こういうことは全然、報道もされないでしょ。

■世界は今、何を問題にしているんだということ

 国民をそういう外の世界から目をそらせてね、ただガソリン代を下げますとか「値下げ隊」とかさ。だって日本のガソリンは税金は1リットル61円ですよ。イギリスなんかは157円です。いま137円かな、ユーロの関係があるけど。ドイツが142円、フランスが134円だったかな? もし日本がガソリン税61円を25円下げるなんてなったら、これは世界から日本はいったい環境問題をどう考えているんだと。今、日本は道路目的税ということでガソリン税を低く抑えてきたんですよ。でも諸外国は環境対策税ということでCO2をできるだけ減らさなきゃいけないということで、ガソリンの消費をおさえるために税金を高くしているんですよ。日本だけそんなことは知りませんなんて、とにかく政権をとるために税金を安くしますと、こんなことで国民が喜んでいる。おかしいと思わないですか?

 もう少し、世界が今何を問題にしているんだということをね、環境の問題だとかテロ対策とか。本当に日本にとって大事なのは資源獲得ですよ。資源獲得競争というのがあるんですよ。そういうことを何も考えない。ただ政権をとるためにね、審議拒否をして、国民生活を混乱に陥れて「これは政府与党の責任だ」と。解散総選挙に持ち込んで政権をとるという、まさに政局一本槍のやり方。だいたい、政権を取るというのは、国民生活を安定化させ豊かにするのが政権獲得の目的だと思うんだけれども、逆に混乱させようという、そういう政党が本当に国民のことを考えてくれるとは私は思いませんね。

2008/10/03

天才の栄光と挫折

蟹工船がプロレタリアートの悲哀であるなら(読んでませんが)、こちらは天才数学者の悲哀です。映画のようです。個人的に凹む出来事がありまして、これを読んで復活できました。

あとがきが内容の要約になっているので引用します

これら天才を追う中でもっとも胸打たれたのは、天才の峰が高ければ高いほど、谷底も深いということだった。栄光が輝かしくあればあるほど、底知れぬ孤独や挫折や失意にみまわれている、ということである。
人間は誰も、栄光や挫折、成功や失敗、得意や失意、優越感や劣等感、につきまとわれる。そしてそれは自らの才能のなさのため、と思いがちである。否。天才こそがこのような両極を痛々しいほどに体験する人々である。凡人の数十倍もの振幅の荒波に翻弄され、苦悩し、苦悶している。
天才がこのようなものと知ってから、天才は私にとって神ではなくなった。自ら進んで創造の苦しみを肉体にそして骨にくいこむほどに背負って歩いた人。たまたま運良く、あるいは運悪く選ばれたため、この世にいて天国と地獄を見た人といってもよい。

壮絶だなと。皆さんあまり長生きしてません。

ブレードランナーの人生はロウソクだっていうのを思い出します。

2倍激しく輝けばそれだけ早く燃え尽きる。

数学者は芸術家なんですね。

ニュートンや日本の関孝和を始め、アラン・チューリングも紹介されてますが、面白いのはラマヌジャンの話。

ラマヌジャンは「我々の百倍も頭がよい」という天才ではない。「なぜそんな公式を思い付いたのか見当がつかない」という天才なのである。アインシュタインの特殊相対性理論は、アインシュタインがいなくとも、二年以内に誰かが発見しただろうと言われる。数学や自然科学における発見のほとんビすべてには、ある種の論理的必然、歴史的必然がある。
だから「十年か二十年もすれば誰かが発見する」のである。
ラマヌジャンの公式を見て私が感ずるのは、まず文句なしの感嘆であり、しばらくし
てからの苛立ちである。なぜそのような真理に想到したかが理解できないと、その真理自体を理解した気に少なくとも私はなれないのである。それは誰かが、我が家の柿の木の根元に金塊が埋まっていると予言し、それが事実だった時の気分である。事実は認めても、予言の必然性や脈絡をたどれぬ限り苛立つ。
数学では、大ていの場合、少し考えれば必然性も分かる。ところがラマヌジャンの公式群に限ると、その大半において必然性が見えない。ということはとりもなおさず、ラマヌジャンがいなかったら、それらは百年近くたった今日でも発見されていない、ということである。

数学さっぱりわかりませんが、こう書かれると数学の巨人だということがわかります。

マヌジャンは自分で論文が書けないのでハーディーという数学者が書いていたそうです。映画アマデウスの最後で、モーツワルトがレクイエムを口ずさみ、それをサリエリが楽譜に書いていくシーンみたいです。

最後のフェルマーの定理を証明したアンドリュー・ワイズは良い話で終わってました。

最後の感想:

なせばなる なさねばならぬ 何事も なさぬなら 人のなさぬなりけり。

夢をかなえるゾウ

水川あさみの方を見ました。

最初の20分はノリが良くわからなかったのですが、後半はけっこう面白かったです。

幸福になるにはネイルはだめなのかっ!

2008/10/02

喫茶店 CAFE OLD TIMESで炭酸水が出ました。

CAFE OLD TIMES(オールドタイムス) 北海道鳥濱珈琲舘(江別市上江別西町39-5)に行ってきました。チラシに入ってたクーポンを持っていくと無料だったようです。

えらく大盛況でした。

フレンチローストを頼んだら、ミルクは聞かれましたが、砂糖は聞かれませんでした。

素晴らしい!砂糖は要らないんです!

コーヒーが運ばれてくると炭酸水がちょっと入ったグラスが出てきます。これを飲んでからコーヒーを飲むと味がよくわかるそうです。なるほど!

ここのコーヒーは濃い目で良かったです。酸味がするのよりは、しない方が好きなので今度は別のを頼んでみましょう。

置いてある本にTaschenの本が結構ありました。錬金術の本が面白そうでした。

小沢代表の"所信"表明

小沢代表の掲げる理想は素晴らしいです(国会中継)。

格差の是正、国民主導の政治(議員を省庁に送り込む)、農水産業者への雇用保障。

財政の見直しは良いと思います。

TVショッピングのダイエット食品の宣伝みたいです。

万能薬のような響きがあります。

しかし無理があるような。

特に外交問題

アメリカと対等な立場に立って強固な日米同盟を構築すると言ってましたが、
NOと言う日本がアメリカとの強固な同盟を維持できると考えている?

助けて欲しい時に助けない友人が本当の友人かな?

NOと言うなら日米同盟の破棄ぐらいの覚悟がほしいですな。

独仏はイラクには反対ですが、アフガンでは戦ってるわけですよ。
日本の安全は国連によって担保されるのが望ましいとも言ってましたが、グルジア問題で国連は動きましたかな?

政治制度の大転換ってぶち上げましたが、具体的に何も言ってませんでした。

議員を多く省庁に送り込んでコントロールするって発想もどうなんだろうと思います。ソ連とか軍隊に政治局員を送り込んでました(現場は混乱するみたいですが)。

大量に送り込んだら、現場を引っ掻き回すだけだったりするかもしれませんし、何も知らないか(知りすぎてると)役人に取り込まれるかもしれません。

2008/10/01

落下の王国 観ました ★★★★☆

落下の王国というより、寓話のラビリンスという感じの映画です。

確かにFall(落ちる)ことがテーマの映画なんです。みんな落ちる。

独特な映像が美しい、衣装が素晴らしい。しかも話に合ってます。

どんなに綺麗な映像でも、話に合ってなければ映画じゃないです。

この映画は合ってます。

監督はターセム。REMのLosing my religionで有名です。

セルっていう映画も撮りました。このシーンは凄い。

黒人の筋肉が好きなんですね。

荒筋は橋から飛び降りて骨折したスタントマンがオレンジを摘んでいて脚立から落ちた少女アレクサンドリアに即興の「壮大なおとぎ話」を話し始めます(リンク

そのおとぎ話が立つんです。これがこの映画の面白い所だと思います。

クライマックス近くでアレクサンドリアが「こんな話は嫌い」と言わせるくらい、子供向けじゃない大人の寓話です。

「お話」のシーンが女の子の頭の中ということを理解しておかないと、完全に意味不明な映像のカオスです。まあ、それが良いんですが。

字幕で表せないこととして、アレクサンドリアの喋る英語はちょっと訛ってて拙いです。「ETオウチカエル」ぐらいです。ぶつぶつ独り言をいってるとき英語じゃないようです。それが良い味出してます。

2008年10月からの北海道で放送されるアニメ

こちらのリンクから確認できます。

http://aa-lemmonmint.blog.so-net.ne.jp/2008-09-23

良い人がいます。

「のだめ」とガンダムとラインバレル(BIGLOBE)は見るつもりです。

キャシャーンも見ると思います(GYAOで)
ブライキング・ボスの声はオリジナルの内海賢二71歳ですよ。

爆笑問題のニッポンの教養 姜尚中

政治の話をしている姜尚中がどうも好きになれませんでしたが、今回の話は面白かったです。姜尚中は非常に「良い人」なんだと思いました。政治学者というより、良識ある思想者という感じでした。

秋葉原の通り魔事件の話は面白かった。太田のどこまで前にも言っていた、犯人の掲示板でカキコしていた人格に本人が乗っ取られたという話はなかなか興味深いです。

社会からの疎外感が連帯感を求める。それがあのアキバの事件で顕在化したとするなら、日本は危険かも。また戦前みたいにファシストと共産主義が台頭するかもしれません。

「国民の目線を」っていうのが、国民の政治家に無視されてるという疎外感っていうのは、実はまったくなかった発想です。なるほどと得心しました。

姜尚中の世代の人に「戦争の総括」を求めるのは酷じゃないかなあ。

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