トウキョウソナタを観ました。★★★★★
これは良い。リストラされたお父さんとその家族の話です。
よくある家族モノの感動巨編とか期待したら完全に肩透かしを食います。敢えて言うなら、家族はみんなバラバラで、いろいろあって、弱い所を抱えているっていう感じの映画です。最後はハッピーエンドでしょう。
中国に総務業務をアウトソーシングすることになってお父さんがリストラされるところから始まります。それから家族の歯車が妙に狂い出して、小学生の息子が留置所入ったり、お父さんは拾った札束持って逃げたり、奥さんは押し入り強盗と車で逃避行したりして、家族が崩壊しながらも、最後は朝ごはん食べてます。投げたボールがいろんなところにぶつかって最後にミットに帰ってくるっていう感じです。
香川照之のなんの変哲もないお父さんが、えらくキャラ立ってて極めてイイですよ。
この映画に香川照之と同じようにリストラされた昔の同級生役で津田寛治が出てきます。津田寛治はまだ勤めているという状況を周りに演じています。この人の話を入れたのは良かったと思います。
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