爆笑問題のニッポンの教養 姜尚中
政治の話をしている姜尚中がどうも好きになれませんでしたが、今回の話は面白かったです。姜尚中は非常に「良い人」なんだと思いました。政治学者というより、良識ある思想者という感じでした。
秋葉原の通り魔事件の話は面白かった。太田のどこまで前にも言っていた、犯人の掲示板でカキコしていた人格に本人が乗っ取られたという話はなかなか興味深いです。
社会からの疎外感が連帯感を求める。それがあのアキバの事件で顕在化したとするなら、日本は危険かも。また戦前みたいにファシストと共産主義が台頭するかもしれません。
「国民の目線を」っていうのが、国民の政治家に無視されてるという疎外感っていうのは、実はまったくなかった発想です。なるほどと得心しました。
姜尚中の世代の人に「戦争の総括」を求めるのは酷じゃないかなあ。
« マクロスF 第25話 これぞ最終回 | トップページ | 2008年10月からの北海道で放送されるアニメ »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 鎌倉殿の13人 第25話、26話 源頼朝は2度死ぬ。三谷幸喜三度目の傑作。(2022.07.04)
- トップガン・マベリックは興奮フルスロットル。(2022.06.20)
- 機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島が黒歴史から劇場版へ昇華。これは成仏と言っても過言ではない。(2022.06.06)
- シン・ウルトラマンはマーベルヒーロー映画と違う何かがある(2022.06.01)
- ホット・ゾーン:アンスラックス これはよいサスペンス物(2022.04.01)
姜尚中さん、たしかに著書を読んでもピントを合わせられない人です。
> 政治学者というより、良識ある思想者
まさにそんな感じ。
だとすれば、ただの思想家が口を挟みたくなるほどに今の政治がどうしようもないということにもなるのかもしれません。
投稿: baldhatter | 2008/10/01 11:07
baldhatterさん、どうも。
>今の政治がどうしようもないということにもなるのかもしれません。
確かに今の政治はどうしようもないです。その理由には、組織に対する責任があっても、社会に対する責任感が無いと言うのもあると思います。
投稿: 竹花 | 2008/10/01 15:39