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2008/10/30

墨東病院の妊婦受け入れ拒否死亡についてお医者さんに聞いてみました。

脳内出血を起こした出産間近の妊婦さんが7つの病院から受け入れを拒否されて、出産後に死亡するということがありました。

 都によると、女性は今月4日、頭痛などの体調不良を訴え、江東区のかかりつけの産婦人科医院に救急車で運ばれた。かかりつけ医は脳内出血の疑いがあると診断し、午後7時ごろから電話で緊急手術ができる病院を探した。しかし、都立墨東病院(墨田区)など7病院から「当直医が他の患者の対応中」「空きベッドがない」などと次々に断られたという。 (朝日

結局、現場の人はどう考えてるのか産婦人科の研修医の人に聞いてみました。

なによりの問題は都立墨東病院の総合周産期母子医療センターに当直医がいなくて対応できなかったことだそうです。

あと東京都は患者がいる病院が対応できる別の医療機関を探す体制ですが、川崎市では消防が一括して連絡する体制になっているそうです。東京にはそういうシステムがないそうです。消防に病院探しを任せれば、お医者さんは患者の対応に専念できます。(あと要請を断り難くなるのではないかと。)

総合周産期母子医療センターに産婦人科医がいないのは国の責任だと言ったところで現状は改善されません。そこでどうするかということで、近隣の産婦人科医に交替で来てもらうのは良いのではないかと言ってました。土日1日10万円なら来るのではないかという話です。

あとNICU(新生児集中治療室)の不足。ベットが空いてなくて神奈川県から東京に搬送することもあるそうですよ。

公立の病院はお医者さんは公務員だそうで、給料一律だそうです(そうしないと不公平)。しかも想像以上に安いです。それではお医者さんが公立病院からいなくなります。

※なんで日本は自主的にそういうシステムが構築できないのかという話にもなりましたが、小学校の学級会を思い出してもらえばわかると思います。誰も何も言わない。文句は言っても意見は言わない。そういうのが日本人の根本的メンタリティーだと思います。

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コメント

加古川心筋梗塞事件や奈良心タンポナーデ事件でのトンデモ判決、福島の産科医の逮捕が起こった時点で、もう、日本の医療は「Point Of No Return」を越えてしまいました。

いくら「仁術」や「モラル」や「使命感」や「人を救いたい気持ち」があっても、「マンパワー」「キャパシティ」「リソース」が無ければ、どうする事も出来ない。

いくら「命は大切だ」「命を大切に」と叫ぼうが、全ての人命を助けることは出来ないし、死んだ人を生き返らせることは出来ない。

こんな当たり前の事も理解しようとせず、「命は大切だ」「命を大切に」という「命は地球より重いんだ」論を振りかざして、医療従事者の限界や、医療そのものの限界を無視した要求を続ける人間がワンサカいる現状では、どうあがいても医療の完全崩壊は免れないでしょう。

最善を尽くしても命が救えないという「医療の限界」を無視して「ミスでないなら、なぜ亡くなるんだ」と医師を訴えたり、いちかばちかに賭ける以外に命を救えない人間が現実にいるのに「いちかばちかでやってもらっては困る」と医師を断罪して、命を救うためのハードルを高くしておいて、医療従事者がそのハードルの高さによって患者を受け入れられないと

「それでも医者か!」

「『医は仁術』は死語になったのか」

「命より金儲けのほうが大事なのか」

「患者を受け入れられない病院は看板を返上しろ」

などと医療従事者をボロクソに叩きまくる、インパール作戦の牟田口司令官みたいな人間がワンサカいる日本ですもの、医療が崩壊しないほうが不思議というものです。

都筑てんが さん、どうも

あの逮捕はまったくおかしいです。遺族の感情もわからなくはありませんが、そんな裁判のせいで助かるはずの人は助からなくなったら、どうするのかと考えないのかと思います。

医療の崩壊。

パンとサーカスを与えて支持を市民の支持を買っていたローマが滅ぶべくして滅んだということにも似ているかもしれません。

蛮族がローマの城門まで迫っているのに、ローマ市民は誰も戦おうとしなかったそうです。

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