「わが教え子、ヒトラー」を見ました★★★★☆
札幌のシアターキノで「わが教え子、ヒトラー」を見てきました。
「ヒトラー最期の12日間」とは正反対のコメディータッチですが、結構皮肉がきいてると思います。
原題は「Mein Führer - Die wirklich wahrste Wahrheit über Adolf Hitler 」あまりドイツ語はわかりませんが、訳せば
「我が指導者(フューラー):本当にもっとも正しい真実のアドルフ・ヒトラー」
です。
本当にヒトラーに演技をつけた人はいるらしいです。
この映画の肝は、ヒトラーがツンデレなんですよ。ユダヤ人の俳優の前でヒトラーがMになるんです。かなしい中年ヒトラーをユダヤ人が癒してしまうという不条理さ加減が面白いですな。
演技として、ヒトラー役の人が少々暴走ぎみなんですが(まあヒットラーですから)、ユダヤ人俳優のアドルフ・グリュンバウム役ウルリッヒ・ミューエの抑えた感じが良いです。
結局、ヒトラーは孤独なマリオネットだったと。
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題名からしてコメディ色が強そうですが、公式サイトでは感動が前面に押し出されてるのがおもしろいですね。トム・ハンクスの「ターミナル」(観てませんが)も、アメリカではコメディっぽく宣伝されたが、日本では感動的な部分が強調されたという話を聞いたことがあります。(両方の要素があるんだと思いますが) そのほうが日本人には受けがいいってことなのかな。
投稿: おじゃま丸 | 2008/12/13 12:46
おじゃま丸さん、どうも
どうも日本では、外国コメディーは当たらないというジンクスがあるみたいですね。
逆に感動ものは当たる…映画の予告で「全米が泣いた」を何回見たことか、とりあえず「小泉政権」が悪かったって言っておけみたいのと同じでしょうかね(他に矛先を向けると、暴言/失言になるかもしれないので)。
投稿: 竹花 | 2008/12/13 13:14