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2009/01/13

満州と自民党

渡辺喜美元行革担当相が自民党を脱退するそうですね(毎日新聞

そもそも自民党はなんで長期政権を維持できたのか?

これは疑問に多少なりとも歴史的な視点から答えてくれる入門書です。

すべての答えは満州国にあり。

満州国では当時としては先進的な計画経済が構築され、それを構築した満州国政府の官僚たちが戦後、財界や政府(通産省)、政界に進出して傾斜生産(重厚長大)を実施し、戦後復興に成功したというのが、この本の概要です。

政府が大企業(財閥)を通じて経済をコントロールして、より迅速な発展を進める体制は満州で構築されたそうです。

しかしそれはあくまで概要で、この話に絡んでくる人間もかなり面白いです。

満鉄調査部にした具島兼三郎は、日中戦争の行く末を調査した報告書「支那抗戦力調査」にて、日本は中国に敗れないまでも勝てないという結論を導き出していたり、ソ連の計画経済を研究して、「重要産業は国家統制に、それに準ずるものは法律や株主派遣でコントロールし、それ以外の産業は自由競争に委ねる」という官僚主導の経済体制を提言しています。

それを実現させたのが、あの安倍元首相の祖父、岸信介だそうです。岸信介は「満州国は私の作品」と言ったそうです。

この人の話が特に面白い。まさに昭和の妖怪。強大な権勢を誇った国策会社「南満州鉄道」を満州政府の支配下においたり、保守合同を成し遂げる手法が説明されています。

そして岸信介のグランドデザインの上に日本の経済発展は進められたと。

この人なしに自民=官僚=財界がスクラムを組んだ形での日本の戦後復興はなかったでしょう。

「満州と岸信介と戦後の経済大国ニッポン」というタイトルでもいい本です。

岸信介の孫である安倍元首相が、祖父が作り上げた官僚主導型経済からの脱却を目指して構造改革を押し進め、首相の権力強化を図ったのも、なにか因縁を感じます。

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コメント

農協というのは戦時中の農業会という組織が衣替えしただけだそうです、とか、日本では未だにあちこちで昭和初期の旧体制を引きずっているようです。

baldhatterさん、どうもsun

そうですか。農協が残っていたり、大規模農業は法制上難しかったり、減反奨励したり、農業はある意味産業として捨てられてたんでしょうね。

産業として見捨てられたのは、農家自らの消極的選択かなと思います。

その場限りの農家からの要望を政治家が聞き続けた結果だと、農家の息子としておもいます。

蛇足ですが、以前父が、戦前は農民党といった共産党を農家は支持していた。戦後はなんで農家は共産党を敬遠するんだろうと言っていました。

brdoutcageさん、ご無沙汰しておりますsun

>農家自らの消極的選択かなと思います。

なるほど。クレクレという人たちは与える人たちの奴隷になって、結局未来を失ってしまうということでしょうか。

>前は農民党といった共産党を農家は支持していた。戦後はなんで農家は共産党を敬遠するんだろうと言っていました。

それは農地解放で無産階級から有産階級になったからという解釈は如何でしょうか?


有産階級になったから、そのとうりだと思います。

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