フロストXニクソンを見ました。★★★★☆
ニクソン役のフランク・ランジェラの演技は確かに凄い。顔も体形も全然似てないですが、声は近いのではないでしょうか。
ニクソン大統領を知っていて、「ホワイトハウス」とか見る人なら、面白いと思います。政治ドラマではなく、人間ドラマです。
これがオリジナルのインタビューです
映画見ると、このインタビューの最後でニクソンがどんな顔をしたのか見たくなります。
フロストとニクソンの関係、今の麻生さんと小沢さんの状況とだぶりますな。
続きはネタバレありです。
フロストはトークショーの司会者、日本で言えば「みのもんた」みたいな軽い感じのパフォーマー(字幕では役者)で、番組が次々と打ち切られて人気が崖っぷちにきています。そこで人気回復のためにリチャード・ニクソンとのインタビューをしようと思い立ちます。一方ニクソンはウォーターゲート事件(民主党本部に盗聴器を仕掛けた事件)で大統領を辞任し、政治家として復権を狙っているところから始まります。
インタビューは、フロストが先制パンチを食らわせたものの、怪物ニクソンに主導権を奪われてしまいます。しかしあるポイントからニクソンのフロストを見る目が変わり、突然夜に電話をかけて話をし(ここは凄く良い)、最後にはニクソンが非を認め、大統領の権限を乱用して違法行為をしたことを認め、国民を失望させたことを悔います。ここ一番の見せ場です。シェークスピア劇にでも出てきそうな堕ちた権力者の孤独と悲壮感があります。
なぜニクソンが夜中に電話をかけたのか。フロストと自分が同じタイプの成り上がりで、人から敬意の念を持って受け入れられたいと思っているから。孤独の中にあって友を求めて、弱さを吐露しちゃうニクソンがなんか良いです。
このインタビューの意義はなんだったのかと考えると、大統領ニクソンに嘘を捨てさせ、罪を悔いさせて1人の人間に戻すためのイニシエーションだったのかと思います。
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