ガンダム IGLOO 重力戦線 第3話 オデッサ、鉄の嵐!
見る前、今回は女性将校が主役なのでちょっとどうかと不安があったのですが
こいつ(RTX-440陸戦強襲型ガンタンク)、
変形するぞ!
乾いた大地を疾走する無限軌道!もう鈍重とは言わせない。肉弾特攻だ!ガンタンク!
以下ネタバレありです。
変形したガンタンクは腕の生えたドイツ軍のヘッツァーみたいであります!サイドスカートも装備しております!主砲の位置はM3中戦車です。
ガンタンクの巨大さがよく表現されてます。こんなカッコいいガンタンクを見る日が来るとは。
もしもハヤト・コバヤシがこれに乗っていたら……(オリジンのソロモン攻略戦でハヤトはボール(!)に搭乗して、ザクレロ隊にやられるという凄い展開に。ああザクレロがいっぱい)
ヅダと同じで葬られた幻の機体、RXT-440!しかもパイロットもガンタンクに愛着がある!悪いのは性能じゃない、裏切り者のせいだ!
オデッサ攻防戦の描き方がマニアックですよ。
ガウがコアファイターに撃墜されて、ジオン軍の歩兵やMSが展開する中に墜落します。
そして連邦軍のビッグ・トレー艦隊(第四打撃部隊!)が縦列自走しながら準備射撃をするんです。この主砲の撃ち方、
日本海海戦ですか!
たまりません。
ジオン軍めがけて突撃するGM部隊が深い溝に落ちて、そこに仕掛けてあった爆弾で撃破されたり、ワッパ兵が溝から這い上がろうとするGMの頭部に爆弾を接着させて無力化したり、
これはジオン軍のプライベートライアンだ!
まさか最終目標が、ジオン軍のダブデ級陸戦艇になろうとは。
そこには主人公のアリーヌを裏切ってガンタンクの情報を手土産にジオンに寝返った連邦軍の男が乗っています。
その男を殺すためにアリーヌ率いる3機のガンタンク部隊がダブデに神風特攻をかけます。ここの描写がまったくもって米空母に特攻するゼロ戦と、それを対空砲で迎え撃つ空母のようです。もうたまりません。ザク1(旧ザクとは言わせない)を抱えて自爆するガンタンクのパイロットが最後にぽつりと
「お前もロートルか」
泣けます。
ファーストガンダムのオデッサ戦では連邦軍のエルラン中将がジオン軍に内通しているというのが、肝なわけですが、「オデッサ、鉄の嵐」でも裏切りがいい感じに使われています。アリーヌが裏切ったと思っていた男は、実は二重スパイで、連邦軍にジオン軍の戦力展開の情報を流していたというオチはいいぞ。それを知ったときには時すでに遅し。
そしてビッグ・トレーから放たれる弾雨を潜り抜け、宇宙へと脱出していくジオン軍のHLV群。ここで「軌道上に幻影は疾る」と話がつながるわけですな!
アリーヌはガンタンクの実戦配備が行われなかったのは、ジオンに開発情報が漏れたためだと思ってるようですが、実際は違うんでしょうね。最初から連邦軍上層部はガンタンクに見切りをつけていたから情報を漏らしたのではないかと。この愛機に対する偏愛、ヅダのテストパイロットだった、ジャン・リュック・デュバル少佐に似てますな。それは論理の飛躍でしょうか。
今回、モビルスーツが喋らなくて良かった。
「軌道上に幻影は疾る」に登場するボール部隊のように、ガンダンクの活躍を見逃すな!
グフやドムなど敵ではない!
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