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2009/05/13

タイムスクープハンター 沸騰 闘茶バブル

ずいぶんインパクトの弱いテーマだと思ってたのですが、間違ってました。

2人の闘茶士による賭茶の緊迫感が面白かったです。

現代のマネー経済の崩壊とかワイン(以前のボジョレーヌーボー熱)に通じるものがありました。

投資をしてるんで、こういうお金の話はなんだか他人事じゃない。

時は、1491年5月2日(室町時代) 応仁の乱が終わって十余年後、戦国時代の幕開けとなる明応の政変が起こる2年前。

世の人々は闘茶という利き茶による賭け事に熱狂していました。

よく行れていた闘茶の形式は四種十服茶

種茶と呼ばれる3種類と客茶と呼ばれる1種類の計4種類を用いるもので、まず種茶を点てた3つに「一ノ茶」・「二ノ茶」・「三ノ茶」と命名して、参加者にそれぞれ試飲させて味と香りを確認させる。次に種茶3種類からそれぞれ3つの袋、試飲に出さなかった客茶1種類から1つの袋の合計10袋の茶袋を作り、そこから点てた10服分の茶を順不同に参加者に提供してこれを飲ませる。参加者は10服の茶が最初に試飲した「一ノ茶」・「二ノ茶」・「三ノ茶」のうちのどれと同じものか、はたまた客茶であるかを回答し、その正解が最も多いものが勝者となる。

(ワイン・テイスティングを賭け事にしてるようなものでしょうか)

評定所に勤める下級武士 片山三郎は鋭敏な嗅覚と味覚を持ち、闘茶で勝ち続け、たくさんの唐物の茶器、鎧、刀などを手にしていました。

今回の沢嶋雄一は状況に否定的です。失敗すれば、すべてを失うことになると片山三郎に訊ねます。

すると片山三郎は答えます。

茶勝負は運任せではござらん。それというのも当人の精進次第です。風香を嗅ぎ極める、風味を味わい極める、それらをより精進したものが勝者になります。身分の高い人々の茶会で腕を競ってみたい。

茶勝負は運任せではござらん……金融商品を売る人もそう言います。

いかにも強欲そうな、でっぷりとして横柄な、闘茶富豪として名を馳せていた守護職・平井大膳胤成たねなりは、闘茶で勝ち続け、田畑や山を得ていました。

この胤成にも、沢嶋が食って掛かります。山とか賭けて大丈夫なんですか?

本来、建武式目條々において賭け事はご法度でしたが、もぐりでやってたそうです。

今回の沢嶋はやけに「介入」します。茶会を開いている胤成に現代のお茶を飲ませます。

胤成が現代のお茶を飲んで:

これがちゃんとしたいいお茶なのか?

有名なところが作ってるのか?

じゃあきっと良い銘柄なんだろうな。

―彼のブランド志向が垣間見えた。

現代のお茶なんか飲ませたら歴史への介入になるんじゃないかと思いましたが(ほら、見てるこっちはかなり番組に入ってるんで)、胤成は茶の味がわかるわけではなく銘柄にしか興味がない邪道な奴だと言いたかったのでしょう。

胤成の両脇にいる女性の化粧が面白い。白粉を頬までしか塗ってません。そういうもんなんですね。

今回の茶会でも胤成が勝ちます。

その一方、闘茶で全財産を失った1人の侍が刀を抜き、胤成たちの前で自害しようとします。(普段出てこない沢嶋がちょっと映ってるのが芸が細かいです)

闘茶で身を滅ぼした侍 倉田尚忠(仮名)に沢嶋がインタビューします。

汚れた着衣を荒縄で縛っているみすぼらしい格好。

尚忠の顔にはぼかしがかかってます。

一度はまったらのぉ、なかなか抜け出せぬもんなんじゃ。

賭け事には魔物がおるんじゃ。

たとえば賭けに勝っている時はの負けることなど微塵も頭に浮かんでこんのじゃ

それで、住まい、家族 輩(ともから)、すべてを失い 卑怯にも出奔してしもうたのじゃ。

ワシはのぉ。

賭け事の魔物の言うがままにまってしもうたのじゃ。

危ないよの。

―危ない?

世の中の連中がじゃ。武士なら武士でやるべきことがあるじゃろう。

本業を忘れたらいかんのじゃ。

どいつもこいつも、カネカネとカネにばかり目がくらみよる。

そんな世の中、今に壊れるんじゃなかろうか。

そういうことは、こうなってから初めて見えてくるもんじゃ。

そうなんですよ!世の中が壊れちゃう!

戦国時代が迫ってるんですよ!

賭けに勝って手に入れた鎧をひけらかす胤成に沢嶋が

闘茶に負けて破産したり、自殺したりする人が増えていると問いただします。

そりゃ負けた奴が悪いんじゃろ。

―でも負けて飢え死にとか、死んだりする人を見てなんとも思いませんか?

そりゃしかたないじゃないか。だったら勝てばいんだよ勝てば。

―庶民の間では飢え死にしそうになっているという現実がありますが、そのあたりお役人としては

お前、ふざけんじゃねえぞ!

ぶちきれて暴れだし、沢嶋に殴りかかります。

闘茶で儲けて何が悪いってんだよ!うるせえお前、馬鹿やろう!

胤成ってホリエモンみたいな体形ですね。

この悪辣な胤成が片山三郎に闘茶の果たし状を送ります。

それは三郎が望んでいた上流階級の者との闘い。

胤成は荘園を賭けます。下級武士の三郎にはそれほどの富はありません。

そこで自分の首を賭けました。

胤成:おぬしの首にそれほどの価値があるかのぉ。

嫌な奴だ!!

勝負の形式は本非茶。

互いに本茶(山城国栂尾の茶)/非茶(それ以外の茶)を相手に出し、本茶か非茶を当てさせ先に外れた方が負けになります。

茶利きの2人ゆえに勝負はつきません。一昼夜勝負を続け、あくる朝には2人の舌は完全に麻痺してしまいました。

味覚を当てに出来なくなった片山三郎は、胤成に本茶/非茶を答える札をちらつかせてその表情を見ながら、動揺を誘う心理戦を仕掛けます。

もうここまで来ると茶の戦いではありません。

この心理戦に揺さぶられた胤成はなかなか自分の答えを決められなくなります。そして非茶と答え、よろしいかなと亭主(茶会の司会)が聞き返すと、胤成は答え本茶に翻します。そして敗れます。

まさにファイナルアンサーの誘惑。

胤成に勝利した片山三郎でしたが、さらに儲けを増やそうと賭けを続けたものの、その後は負けが続き4年後にはすべてを失った。

片山三郎、まさに室町末期の1人リーマンブラザースです。

こうして闘茶は沸騰して人々を翻弄し、茶の泡とともに消え去り、そして世は戦国時代へ、ですね。

あと残り1回!

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コメント

私もあの番組以来、闘茶のことが知りたくて”闘茶””片山”で検索したら一番最初にこのページがヒットしました。タイムスクープハンター、面白いですよね。なんか、昔の日本史の教科書なんか引っぱり出したりして再度読み直したりしてしまいます

まささん、はじめましてsun
”闘茶””片山”で検索すると本当に最初に出てきますねsign01

びっくりしました。

タイムスクープハンターは最近みた番組では一番のヒットです。ドラマとして面白いだけでなく、歴史に興味を持たせてくれる良い番組だと思います。


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