黒い手帖と動物農場
あまり元身内をいじめると大変な目に遭う(暴露される)のだと実感。
矢野 絢也という人は元公明党委員長だそうで、まあ凄い内容です。信じていたものに裏切られた男の怨念を感じます。恫喝されて手帖を奪われた経緯が延々と書かれています。それに続いて内幕を暴露しています。
例の団体がメンバーにいろんな資格を取らせて、政・財・官(マスコミも含めて)に浸透を図り、日本の支配を狙っているとか。どこまで本当かわかりませんが、日本は支配できないと思います。
この組織の話がまるで「動物農場」です。
動物農場の最後、人間は悪だと仲間の動物達に説いてきた指導者のブタたちは人間のようにベッドに眠り、豪奢な食事を楽しみ、あげく人間のように立ち上がって、人間の来客と楽しくトランプをする話で終わっています。まるで自公連立のようです。
動物農場は共産主義体制を揶揄したものです。イデオロギーに固執した独裁体制のソ連が政治的腐敗と経済危機にとって倒れ、北朝鮮で国民が餓死していることを考えると、大いなる夢は実現した後、絶望に変わると思います。
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