名将の采配 カンネーの戦い
悪いことするとハンニバルが来るよ!
イタリア人が今も恐れる名将ハンニバル。
第1回目はハンニバルがローマ軍を殲滅したカンネーの戦い。
山口もえの発想は天才だと思いますよ。大きな穴を掘るとか、縦陣で正面突破するとか、笑ってはいけません。穴を掘ったように見せかけるとか中国の軍師ならやりそうな騙しですし、縦陣で正面突破は見方を変えるとネルソン・タッチです。
騎兵の役割の説明が一切なかったです。騎兵は今で言えば戦車みたいなものです。機動性を生かした戦いができます。だから後ろに回り込むという戦術ができます。歩兵は防御なら強いので、ローマ歩兵部隊の攻勢を歩兵で受け止めつつ、騎兵が後ろに回りこんで背後を突くという戦略が成り立ちます。
ハンニバルが敵を前へ誘き出して包囲するために退くというやり方、天地人の2009年5月3日放送分に出てくる囲碁の話に通じるモノがあります。「抜けるには一手間おいてから石を取り返す」途中まではハンニバル負けてるように見えますが、ローマ軍は深追いしたために行動の自由を失い、ハンニバルの戦略的自由度が高まったともいえます。
そんなハンニバルもザマの戦いで敗れちゃうんですよね。
戦術/戦略には完璧は「型」はなく、状況の変化に合わせて変えていく必要があるのではないかと。
などと偉そうに言いつつ、将棋はもの凄く弱いです。
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