JALは破綻し、さくらやは消滅す 原因は統合?
JALは東京に行く時に、さくらやは昔新宿で仕事しているときによく利用してました。
政治だけでなく経済にも上り坂、下り坂、そして「まさか」があるんですね。
JALも「さくらや」も統合後に破綻してます。
「さくらや」って業績不振になってベスト電器に吸収されてたんですね。
JALの場合、地方空港の作りすぎでそこに就航したたために不採算路線が増えたのも破綻した1つの要因でしょうが、JAS(日本エアシステム)と2001年に経営統合してます。これも破綻の原因の一つだと思います。
ウェキペディアの当初から「対等の立場」といえる経営統合だったのかは読み応えがありますのでぜひ。
1.JALは国際線に強いものの、国内線に弱かった。JASは国内線に強みがあったが、無理な国際線拡大で経営難に陥り、3000億円の負債を抱えていた。JALは国内線強化のために借金ごとJASと統合(結局は吸収される形に)。
2.ほぼ全ての業務システムやマニュアルが日本航空のものに統一するため、旧日本エアシステムの社員は一からそれを学ばなければいけなくなった。この過程で、国内線、国際線、貨物の各事業のいたるところでトラブルが発生。
3.JASの客室乗務員やパイロットなど一部の職種の給与水準は競合他社に比べ高いため、経営統合後、日本航空と同じ給与水準に下げられる方針が打ち出されたが、労働組合を中心に頑強に抵抗した。そのため、経営統合により期待されたリストラやコスト削減は遅々として進まず、旧日本航空経営陣の怠慢もあって、社員間不協和音が発生し、それは営業トラブルが積み重なる形となって「JALブランド」は失墜へと発展していった。
企業年金の減額とかGMの破綻に似てます。GMもいろんな自動車会社を吸収合併して大きくなった企業でした。
資本強化とかで企業が大きくなるのも、不採算部門縮小できなければ逆に破綻しやすくなるんでしょうか。
企業買収においては「落ちている真っ最中のナイフは拾うな。落ちたナイフを拾え」っていう格言があるそうです。
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旧日本エアシステム
旧日本エアシステムbacchus_gou様始めとして、皆様早速お返事ありがとうございます。kannncha様のジャンボばかりのJAL、バランスの良いANA、ジャンボを持たず、小型機ばかりのJASとありましたが、JALは御巣鷹山の「日航ジャンボ機墜落事故」の責任をボーイングにかぶってもらうかわりに、ボーイングの機体を使わなければならない訳ですから、ジャンボを使用するはめになったのではないでしょうか?(続きを読む)
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