龍馬伝 第9話 命の値段
前半は笑わせておいて、後半はシリアスに。
千葉佐奈役の貫地谷しほりはいいねえ。渡辺いっけいもいいです。
千葉道場に戻ってきた竜馬にそっけなくする佐奈を重太郎が叱咤すると、佐奈は
2年と4ヶ月ですよ。すぐに戻ってくるような言い方して、2年と4ヶ月も待っていたのに!
お前の気持ちもわかるよ。でもな坂本くんに嫌われるようなことして何の得がある?
そんなの私だってわかってます!
坂本くんに好かれようと、お前は茶を習い、踊りを習い、そうやって料理だって……
うるさい!
佐奈がお玉で重太郎の頭を小突きます。
熱っ!
わたしだって、どうしてあんなにつれなくしたのかわかんないんだから!
孝明天皇のお言葉、朕は異人は嫌いである。
後半は打って変わって、重い展開。
武市半平太が他藩の攘夷派と酒宴を設けた時、他藩より攘夷運動が盛り上がっておらず、他藩の攘夷派よりも政治的な力を持っていないことを見せつけられて恥をかかされます。そして、もっと土佐の上層部に自分たちを認めさせるために、武士として立派に生きなきゃいかんと門弟たちに説いていた矢先、門弟の一人、山本琢磨が商人が落とした舶来の時計を盗んで質屋に入れたことが商人が奉行所に訴えたことで発覚します。
土佐での攘夷運動を盛りあげようとする半平太は、ここで自分たちの醜態を晒しては上士たちに舐められると琢磨に腹を切れと言い放ちます。コンプレックスもってる奴は恐ろしいなと。
結局どうなるかと思いきや、竜馬が商人に土下座して訴えを取下げさせますが、半平太の決心は変わらず、琢磨は腹を切ることに。
竜馬は考えぬいた挙句、夜陰に乗じて琢磨を逃がします。
これで竜馬と半平太たちとの決裂は決定的なものになると。
歴史よれば山本琢磨は沢辺琢磨と名を変えて函館にたどり着き、ロシア正教に帰依して最終的には日本人初の司祭になったとか。もともと攘夷派だったのに(笑)
竜馬よりも半平太よりも長生きしたんですね。逃げてよかった。
« トリビアの泉 ご飯に合うスナック菓子は | トップページ | バンクーバー・オリンピックの閉会式に艦長が! »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 劇映画 孤独のグルメ テレビ版とは違う味わい(2025.01.13)
- 侍タイムスリッパーは大当たり。これぞ映画。(2024.10.04)
- エイリアン:ロムルス ゴジラ-1.0と同じ原点回帰の面白さ(2024.09.11)
- 沈黙の艦隊、潜水艦乗りの話として面白いじゃないか!!(2024.02.10)
- NHKドラマ「あれからどうした」がめちゃめちゃ面白い。(2023.12.30)
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 龍馬伝 第9話 命の値段:
» 着物きものリサイクル買取販売店情報ネットナビ [着物きものリサイクル買取販売店情報ネットナビ]
着物きものリサイクル買取販売店の情報です。 [続きを読む]
コメント