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2010/05/02

チェイス~国税査察官~(3)

これはまた脂っこい話ですねえ。

石橋蓮司がダークサイドに堕ちた査察官(井坂敏:びんさん)。いい味だしてました。

今回は現職大臣が標的。今回の脱税スキームは、パーマネント・トラベラー。画商をパーマネント・トラベラーに仕立てて、絵画を購入額を水増しして裏金として大臣に還流する。しかも納税していないので脱税の足が掴めない。

でも実は画商は東京の自宅に密入国で戻っていて、その証拠を掴むために画商の家に春馬たちは張り込む。でもなかなか尻尾を出さないので、妻がパートに出かけた後、小学生の息子が家に帰ってくる頃を見計らって玄関に「こしょう中(小学生でも読める)」の張り紙をしておく。すると息子は玄関のチャイムを鳴らす。しばらくして出でこないはずの父親が出てきた。父親の何気ない子供への情愛が仇になると。

被害者遺族のフリをして春馬をダークサイドに引きこもうとする村雲の言動が良いですよ。

居酒屋で

どうしてなんでしょうね。「悪いヤツほどよく眠る」っていうじゃないですか。まじめにコツコツ生きている者ばかりが悲しい目に遭う。だったら、いっそ……

これで春馬の捜査姿勢が乱暴は方向に変わってきます。

すでに捕まっている財津には墜落した旅客機の件とスキームを考えたヤツを教えろと脅し、大臣の直接査察を査察部次長の品川に具申するが、断られて激怒する。

でも次長は次長で大臣の内定を自分で進めていた。彼もまた春馬と同じく「びんさん」の助手として働いていたのだった。

老眼鏡かけてパンをかじりながらブツ(会計資料)を読んでる次長(奥田瑛二)が渋い。春馬がやってくると「食事中ですよ」って言うシーン、なにげにいいです。

次長は、本丸の大臣の収賄疑惑の件を霞が関一丁目(東京地検特捜部)に譲ったとして春馬は落胆し、憤ります。

鳩山首相の件とか小沢一郎の件とかもこういう構図なのかと勘ぐりたくなる展開です。

官舎に帰り、むしゃくしゃしながら独り缶ビールをあおる春馬。ふと村雲に電話する。

信じていた元上司が豹変してしまった。最近の世の中はおかしくなってないか。人の心みたいなものが壊れてってる気がする。そう思う俺は間違ってるのかと村雲に聞く。

間違ってない、村雲は静かに答える。そして淡々と話を続ける。

この世界はもうあなたの知ってる世界じゃないんだ。「盗まれた街」という話を知っていますか?男がある時気づくと、妻が妻でなくなってる。我が子が我が子でなくなってる。外見も声も同じなのに、誰もが皆、明らかに別人だ。

それはSFだろと春馬。

ええ、と肯定する村雲。でもあなたに起こっていることと同じだと思いませんか? あなたはまじめに働いてきた。正義感をもって、社会のためになれば、自分を律して生きてきた。

深く頷く春馬。

しかしそれを認める人は社会からいなくなった。世間は官を叩き、役人を諸悪の根源のように罵る。春馬さん。僕は人の悪意というのは重力のようなものだと思います。報われなかった善意や正義感の裏側に、同じだけの悪意が根を張るんだ。

春馬さん。

本当は、あなたは 奥さんを亡くして、娘さんを見失って……

 

こんな世界は滅びてしまえばいいと思ってるのではありませんか?

 

もう我慢するのはやめましょう。

 

あなたには、この世界を憎む権利がある

  

春馬の脳裏に亡き妻と旅客機事故、井坂敏の顔が駆け巡る。

いや俺は!と春馬は反論するが、客が来たと村雲に電話を切られてしまう。

頭を掻きむしる春馬。台所の流し駆け込み、吐いた。

村雲のところに来た客とは春馬の娘、死んだ母の保険金で村雲の手ほどきを受けて投資をする気なのだ。

このどうしょもない加減 ハゲタカ並にいいです。

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