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2010/07/29

装甲騎兵ボトムズ 幻影編 第4話 ヌルゲラント

話が段々ボトムズになってきましたよ。盾とパイルバンカーみたいな槍をもったベルゼルガ・プレトリオがカッコいいっす!

キリコ・キュービィ…ヤツはアストラギウス銀河最大の謎だ。かつて神であったワイズマン 銀河3000年の歴史に君臨した存在をもってしてもヤツは支配しえなかった。

砂漠のサンサから古代遺跡のような円柱によって強制的にキリコたちがワープさせた先は惑星ヌルゲラントのの地中奥深く。クエント人が多く住む、クエントの双子星と称される惑星だった。

サンサでキリコを襲った「マーティアルの秩序の盾」と呼ばれるネクスタントたちも円柱によって運ばれてきていた。意識は失われ、円柱の指令で動く傀儡となっている。

ロッチナも、マーティアルの聖地アレギウムから宇宙艇を飛ばしてヌルゲラントへと向かう。「あのお方」のお召しなのだ。猊下ですらひれ伏すしかない「あのお方」が私をおめしになっておるのだ。ロッチナが不気味な笑みを浮かべる。神の子が生まれるのだ。ロッチナが向かったのは、馬の口の裂け目にあるN60ガス星雲。

マーティアル根幹聖堂の司祭たちの間に動揺が走る。神の子が生まれようとしている……法皇モンテウェルズは恐れおののき、教皇の間を出ていった。

キリコは30年ぶりに、ル・シャッコが属するクエント部族の長テヤダに再開する。のうのうと生意を貪っていたかと老いないキリコに族長は笑った。そして頼みがあると切り出した。神殺しのお前に神の子の始末を頼みたい。自分たちはなぜ30年前、クエントからヌルゲラントに飛ばされてきたが、当時はその意味がわからなかった。だが今になってわかった。神子のが自分たちの部族に産まれようとしているのだ。それは最悪の災いであると。

神の子はゴモルの塔の前にある神殿に連れていき、その裁きを受けねばならない。そして神の子との裁きが下れば、放逐されることになる。だが他のクエントの部族たちは、「3000年の掟」と称して神の子を神殿に連れて行く前に殺したがっている。そこで族長はキリコに神殿までの護衛を頼んだのだった。なぜ自分たちで守らないのかと問うキリコに族長は答えない。神の子が産声を上げた。嬰児(みどりご)のうちから命を狙われるとは不憫よのうと族長は呟くだけだった。

バララント軍情報部にも、神の子と呼ばれる銀河を新たに統治するかもしれない存在が生まれたとの情報がアレギウムに潜入しているスパイよりもたらされていた。情報部は神の子の能力には懐疑的であった。かつてアストラギウス銀河を3000年にわたって隠れた神に支配されてきたと言われている。その神の子が生まれたという噂だけでも、ギルガメス陣営とバララント陣営の間の微妙な均衡の上にあるこの銀河では、不安定要素に成る。またギルガメスが神の子を自分たちのものにしようとすることも十分考えられる。そうなれば均衡が破れ、ギルガメスが銀河を支配することになるかもしれない。

一方、ギルガメス情報部もアレギウムに潜らせているスパイから神の子誕生の情報を得ていた。バララント側は神の子という勢力を手中に収めようと動くはずだと判断した。安寧の秩序より新しい支配構造を狙っているのだと。ならばギルガメスがその新しい支配構造に君臨せねばならない。

策謀と疑心暗鬼が充満したアストラギウス銀河が、神の子の誕生をきっかけに再び動き出そうとしていた。

ゴウトやバニラたちも神の子とやらが神殿に連れていかれると聞いて、そこに向かった。硝煙の香るところにキリコありだ。

神の子を神殿へと連れて行く族長テダヤたちは別の部族に襲われ、子どもが入った籠は奈落の底へ落ちていった。襲った部族は3000年の掟が守られたと歓喜の声を上げた。

神殿についたテダヤのもとに、スコープドッグに乗ったキリコがやってくる。神官は神殿にATを乗り入れるとは不敬だと罵った。そしてキリコは神の子を神官に渡した。

神官は嬰児を広場の中央に置く。周囲から盾と槍を構えた何十騎というベルゼルガ・プレトリオが集まってきて、赤子を六角形陣に取り囲む。そして1騎が歩み出て右足を嬰児の上までもって行く。どよめく群衆を尻目に神官が空を仰いで叫ぶ。

天も地も照覧あれ!この赤子、正真神の子なれば、鉄騎の重みに耐えて生きようぞ!はたまた誰ぞ、この赤子、助けるものありや!神の子なればこそ、助ける者が現れようぞ!この赤子を助けようとする者はありや!名乗りいでよ!誰ぞありや!

静まり返る群集。

神官が叫ぶ。これぞ御の裁可なり!

神官が左手を上げ、赤子を踏み潰すように命じる。

やめろ。キリコの声がする。その赤子は俺がもらう。

神官の神の子なれば助ける者が現れたとの声を無視してキリコは赤子に向かう。神官が踏みつぶせと再度命じる。プレトリオの右足のマッスルシリンダーが唸る。プレトリオの右足が赤子へと落ちる。キリコは赤子へと飛ぶ。鋼鉄が石畳を叩く乾いた音が響く。キリコは赤子を間一髪救い出すと、スコープドッグへと走った。

神官がベルゼルガ隊に命じる。3000年の掟に従い神の子を始末せよ!すべてのベルゼルガ・プレトリオがスコープドッグへと迫る。

キリコは赤子とともに降着姿勢のスコープドッグに乗り込むと、すぐさまスコープドッグを立ち上がらせて、ローラーダッシュを起動させる。

神官が檄を飛ばす。銀河に災をもたらす神の子を殺せ!ベルゼルガ・プレトリオ隊は円陣を組み、盾を正面に構えてスコープドッグの行く手を阻む。キリコはローラーダッシュで加速した勢いでベルゼルガの盾にショルダーチャージを食らわせる。ショルダーチャージを食らったベルゼルガがなぎ倒される。

キリコはスコープドッグをローラーダッシュさせたまま一回反転すると、再びベルゼルガ隊に向き直り、ヘヴィマシンガンをまた立っているベルゼルガ隊に撃ち込んだ。ベルゼルガ・プレトリオ隊は盾でこれを防ぐとスコープドッグを挟むように二列に並ぶ。そして槍型のパイルバンカーをスコープドッグめがけて突き出す。

そこにシャッコのベルゼルガがやってきて、キリコに加勢する。スコープドッグに群がるベルゼルガ・プレトリオにキリコはアームドパンチを食らわせ、シャッコのベルゼルガがパイルバンカーを発射する。

戦いの一部始終を見ていたロッチナがほくそ笑む。

キリコ…お前はかつて神を否定し、神を殺した。今度はどうする?嬰児を見捨てないのか?見殺しにしないのか?それともその手で助けるつもりか?助けるということはお前が自らの手で神を作り出すことになるのだぞ。この状況の中で救われたとなれば、それはキリコと同じ異能の証明。すなわち神の後継者。仮に救われなかったとなると、それはそれでキリコの異能性の反証明。キリコも普通のうらぶれた元装甲騎兵の成れの果てということだ。

コックピットの中のキリコはただ赤子が目を覚まさないことを願った。

だが数で勝る神官のベルゼルガ・プレトリオ隊をキリコは突破できず、ルシャッコとともに取り囲まれる。

神官が上げた両手を振り下ろした。

ベルゼルガ・プレトリオ隊が一斉に槍を石畳に突き立てた。石畳が崩れ、シャッコのベルゼルガとキリコのスコープドッグが奈落の底へと落ちていった。

その光景にロッチナは戦慄する。これぞまた神の試練なのか…

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