2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

記事検索できます

最近のトラックバック

« 戦国BASARA弐 第4話  | トップページ | 名将の采配 官渡の戦い »

2010/08/01

龍馬伝 第31話 西郷はまだか

ついに中岡慎太郎が登場!上川隆也まで投入しますか。

260有余年続いた幕藩体制をひっくり返す薩長連合をどの藩の後ろ盾もなく画策する龍馬。都を追われた攘夷派公家の三条実美を警護する中岡慎太郎との邂逅。いくら儲かっても後藤象二郎の使い走りの岩崎弥太郎。いつ薩摩の西郷は藩論をまとめて薩長同盟へと動き出すのか?

豪商・小曽根乾堂より、長崎の亀山に龍馬たちは一件の古い家を充てがわれた。そこからは長崎の町を見下ろすことができた。龍馬たちがこの家を得られたのは、乾堂の弟、英四郎の口添えによるものであった。龍馬たちの「大仕事」を手伝ってみたいと兄に頼んだのだった。ここが龍馬たちの本拠地となる。

近藤長次郎が自分たちに名前をつけようと言い出す。長次郎が提案したのは日本独立党。大仰すぎると陸奥が一蹴する。沢村惣之丞は船乗り侍はどうかと言い出す。格好悪いと皆笑い出す。龍馬は亀山社中はどうかと提案する。惣之丞は最後まで「船乗り侍」に拘ったが、他の仲間は龍馬の亀山社中に同意した。社中とは仲間という意味である。因みに英語の「カンパニー」も原義は仲間である。

龍馬は薩長同盟を実現するため、陸奥陽之助とともに長州の高杉晋作の説得に向かった。やはりこんな大役を務められるのは俺しかいないといつもの調子で陸奥陽之助が自画自賛するする。龍馬が留守の間、亀山社中をまとめられるのは惣之丞しかいないし、金の出入りを任せられるのは長次郎だけだ。俺は残り物かと腐る陸奥の肩を龍馬が叩く。その、物怖じせんところがえいがじゃ。そうやろと、やっぱりわいしかおらんのやと陸奥は長崎の坂道を悠々と下っていった。

龍馬は西郷吉之助を個人的に説得していたものの、西郷の一声で実現するほど薩摩と長州に手を組ませるのは容易いことではない。先の八月十八日の政変、蛤御門の変、そして第一次長州征伐と事あるごとに薩摩は幕府に与して長州勢を打ち負かしていた。この2つの藩士たちは互いを心の底から憎み合っていた。

西郷に長州と手を結ぶと書いてもらえないかと龍馬は頼むが、西郷は渋った。あくまで長州と連携するのはあくまで自分の一存であり、薩摩上層部は幕府に従うことが当たり前だと考えており、家臣は皆、長州を討つべしと思っている。長州と手を組もうという動きが漏れたなら、その時点で薩長同盟は実現不可能となる。そしてこの同盟に向けての動きを断じて幕府を知られてはならない。幕府の知るところとなれば、薩摩は単独で幕府軍と戦うことになるやもしれない。それほど薩長同盟は薩摩と西郷にとって危険な賭けであった。

西郷も薩摩に戻り、長州憎しで凝り固まっている藩論を長州との同盟に転換すべく奔走した。実現すれば薩摩は幕府を上回る軍事力を手に入れられると小松帯刀に説いた。西郷の言葉に驚く帯刀。それは成功すれば世の中がひっくり返るほどの一大事、まさに外交革命であった。

龍馬は西郷の口約束だけを頼りに、高杉晋作がいるはずの太宰府・延寿王院へと向かった。門を開けてくれと龍馬が頼むが返事がない。業を煮やした龍馬は、陸奥に塀を越えさせる。そして、陸奥が門のかんぬきを開け、龍馬が門から入ってくるや否や、一筋の剣が龍馬に突き立てられる。龍馬は剣をかわし、その剣の腕をもって押し返した。誰だと龍馬が問う。おまんら土佐っぽかえ?と剣の主が垣根越しに聞き返した。

元薩摩藩士、坂本龍馬じゃ!と答えた。長州の高杉晋作に会いに来たと陸奥が言う。

高杉さんはおらん、残念じゃったのう龍馬、とその者は答えた。

龍馬はその者の顔を垣根越しに伺った。わしじゃと垣根の反対側から出てきたのは、かつて土佐勤王党にいた龍馬の知り合いの中岡慎太郎だった、龍馬の脱藩後に土佐を飛び出し、長州のために働き、今は都を追われた攘夷派の公家・三条実美の警護をしていた。

龍馬と陸奥は三条実美と面会した。なぜ高杉晋作に会いに来たのかと実美が問う。情報はどこから漏れるかわからない。理由は答えられないと龍馬は口をつぐんだ。龍馬の態度を見かねた中岡慎太郎が、実美たちの信頼を得ないと長州に入れないと長州人には会えないと龍馬を諭す。龍馬はここで秘密を打ち明ける危険性と長州人に会える可能性を天秤にかけた。そして意を決して彼らの問に答えた。

幕府を倒して、新しい国の仕組みを作らんといかんがです。幕府を倒すためには長州と薩摩が手を組むほかないがです。

公家衆が動揺する。だがそれは長州を救う唯一の道でもあると陸奥が説いた。西郷吉之助からの同意は得ていると龍馬は付け加えた。

中岡慎太郎が手紙など西郷の同意を示す証拠を出せと龍馬に求める。ないと龍馬は答えた。そんな話を長州が信じるはずがないと三条実美が一蹴する。信じてもらえるよう、龍馬が声を荒らげる。わしが説得するしかないがです。公家衆は呆れて部屋を出て行った。公家たちの同意を得ることはできなかった。

その頃、土佐では材木の商いが軌道に乗り、高知城下に新居を構えた弥太郎のところに、後藤象二郎がやってきた。いつものように横柄に弥太郎の家に上がりこんでくる。平身低頭する弥太郎と喜勢だが、父だけは寝そべっている。後藤が来た理由は、自分の手下として樟脳が採れるクスノキがどれだけ土佐にあるのか数えろという仕事であった。樟脳はいろいろな薬品の材料としてヨーロッパに高く売れるのだった。やっと材木売りが軌道に乗ったばかりだから勘弁して欲しいと弥太郎は請うが、どんな無理難題も断れる立場にはなかった。ただヘラヘラと喜んでやりますと笑うしかなかった。

公家たちに相手にされなかった龍馬は庭にひとり佇んでいた。一方、陸奥は、神戸村から長崎に向かう途中で難破しかかったときの話を公家たちに聞かせ、いかに龍馬の采配が凄かったかを面白おかしく言って聞かせ、公家たちを喜ばせていた。

庭で落ち込む龍馬を景気づけようと中岡慎太郎が酒を持ってやってくる。そして庭先で龍馬と酒を酌み交わしはじめ、身の上話を始めた。中岡は長州を助けるために東奔西走していた。長州は強い志を持っている。それは道半ばで腹を切らされた武市半平太の志でもあった。そしてこう続けた。

わしはあの方に出会うて目が覚めた。武市さんのように一切の私心なく天下のために働きたいがじゃ。

そう言って中岡は笑い、龍馬を一瞥して酒をあおった。

そうじゃのぉ……と龍馬が頷いた。わしも自分のことらどうでもえい。ただこの国を……ただ日本を守りたいだけぜよ。

実はのと中岡が話を切り出した。わしもおまんと同じ考えを持っちょったがじゃ。長州を助けるためには薩摩と手を組む以外にない。西郷の一筆がのうても長州を説得する手立てはあるはずじゃ!

そこに陸奥が、わしを選んだのは大当たりだったと喜び勇んでやってくる。三条実美が、陸奥から聞いた龍馬の嘘も詭弁も弄しない誠実な人となりを見込んで、長州の桂小五郎宛に、龍馬を信じて薩摩と手を組むように促す手紙をしたためて龍馬に託したのだ。

中岡慎太郎は龍馬に、すぐに長州に行って、西郷が来るのを下関で待っていろと言った。そして自分は薩摩に乗り込んで西郷を説得して下関まで連れてくる役目を買って出た。

この驚天動地の企みにまだ幕府は気づいていなかった。将軍後見職・一橋慶喜は、戦を嫌がる将軍家茂自ら大坂まで出陣させ、その威光をもって、長州に勝ち目はないと悟らせて屈服させようとした。そして長州に、藩主毛利敬親に一刻も早く大坂に出頭し、我らに降伏せよと最後通牒を突きつけた。

長崎ではグラバーと小曽根乾堂、大浦慶が夕餉を囲んでいた。そしてグラバーと小曽根は幕府の世が続くと互いに言い合っていたが、その裏でグラバーはイギリス軍が日本を占領するかもしないと考えていたし、小曽根は幕府を倒そうと画策する龍馬たちに家を提供していた。

長州は幕府の降伏せよという要求を一蹴し、臨戦を整えていた。そこに小舟で長州に上陸した陸奥と龍馬が引っ捕えられて、桂小五郎の前に突き出された。桂は笑顔で龍馬を迎え、縄を解くように命じた。桂は龍馬たちが加勢に来たのかと思ったが、それは違った。龍馬は自分が長州に来た理由は、長州と薩摩を結びつけるためだと打ち明けた。

槍を持った長州藩士が色めき立って龍馬に剣先を向ける。黙っちょれ!と龍馬が制する。そして桂にひと言ひと言、ゆっくりと告げた。

薩摩の御側役西郷吉之助さんは、長州と手を組む言うがです。薩摩が加勢してくれたら、この長州は幕府軍を大きゅう上回る力を持つことになるがじゃ。

龍馬の提案を聞いた桂小五郎は怒りに震えた。そして大きく息を吐いて気持ちを落ち着かせ、静かに龍馬に尋ねる。薩摩と手を結ぶ?長州藩士の一人が草履を脱いで、龍馬の顔に押し付けると、龍馬の胸に投げつけた。皆、草履の裏に「薩賊」と書いて踏みつけちょるんじゃ!薩摩のせいで長州は朝敵にされ、日本中を敵に回すことになったのだ長州の薩摩に対する憎しみは当然であった。

そんな長州藩士たちに陸奥が薩摩は考えを変えたと訴える。だが今更僕らに同情したということかと桂が嘲るように言った。

同情らあしちゃあせん!と龍馬は、その自尊心が死を招くと言わんばかりに怒声を張り上げ、桂を見据えながら、その足元へとにじり寄る。龍馬の勢いに呑み込まれ、後ずさりする長州藩士たち。

薩摩は今、窮地に立たされちゅうがじゃ!と龍馬は説いた。幕府に交易を支配されゆう今、長州攻めに参加したら、薩摩の台所はますます苦しゅうなって、国力はどんどん衰えるがじゃ!けんど参戦せんと戦になり、結局は幕府に滅ぼされてしまうがじゃ!薩摩も長州も生き残る道はのぉ、長州と薩摩が手を組んで幕府を倒すしかないがじゃ!

幕府を?!長州藩士たちがざわめく。

黙っていた桂小五郎が口を開いた.幕府を倒す?そうじゃと龍馬が頷いた。幕府を倒すんじゃ。

桂が龍馬に念を押す。西郷が手を組んでもええと言いよるんか?その証拠は?

龍馬は答えた。それはないがじゃ。

長州藩士たちが話にならんと怒り、龍馬を取り囲む。けんど!と龍馬は藩士たちを突き放し、懐から三条実美が桂小五郎に宛てた手紙を取り出し、桂小五郎に突きつけた。桂はその手紙を読んだ。そして龍馬に尋ねた。承諾すればどうなるのかと。

西郷が下関まで来ると陸奥が答える。西郷はいま、必死に薩摩の藩論をまとめている。その西郷が来るということは、薩摩が長州と手を組むということと同じであった。龍馬が桂に懇願する。どうか西郷さんを待ってつかあさい。

桂小五郎は龍馬の説得を聞き入れ、西郷を迎え入れる準備をし、馬関海峡を渡ってくる船をむやみに撃ってはならんと下知した。ありがとうございます!と龍馬はあらん限りの声で頭を下げた。

ここで薩長同盟は結実したと龍馬は思ったかしれない。だが歴史は人を翻弄する。

薩摩にいる西郷は、幕府を敵に回すなど考えたこともない薩摩藩主ら上層部を説得するのに手間取っていた。長州が幕府の最後通牒を蹴った今、残された時間は少なかった。

龍馬たちが桂のもとに来てから15日を過ぎても、西郷は長州に現れなかった。ただじっと暗い部屋に座して待つ桂小五郎が龍馬になぜ薩長同盟を成し得たいのかと訊いた。薩摩で取りた立てられるのかと。そんな約束はしていないと龍馬は言った。じゃあ君になんの徳があるのかと桂が聞き直した。龍馬が答える。

桂さんらに日本を守ってもらわんと、この国の将来がないがじゃ。わしの望みは、日本が独立して西洋諸国と肩を並べられる国になることながじゃ。それを成し遂げるためには、わしは命は惜しまん。

それは武市半平太が示した志であった。

君は日本のために命を懸けるのか?と桂が真剣な眼差しで龍馬に問うた。

と言うたち、死んでしもうたら、全部おしまいながじゃき、命を捨てるわけにはいかんぜよと龍馬は微笑んだ。なにか含みがあるとわかったが、それが武市の遺志だとまでは桂も気付かなかっただろう。

それにの、龍馬は真剣な面持ちの桂におどけてみせた。わしには約束があるがじゃ、いつか土佐におる親兄弟とみんなを船に乗せて、世界中をこう見て回るゆう約束がの!

桂が声を上げて笑った。君はやっぱり面白い男じゃ。だが僕は親兄弟と一緒に世界を回るなんて暢気なことは言うちょられせん。僕の肩には長州の命運が懸っちょる。そして龍馬を見上げた。僕はいつまで待っとりゃええんじゃ。

龍馬が居住まいを正した。どうかわしを、西郷さんを信じてつかあさい。

西郷がひた隠しにしていた薩長同盟にむけての動きは、意外なところから幕府側へと漏れた。長崎・丸山の料亭、引田屋で、芸妓のお元と酔って踊って打ち解けてしまった池内蔵太がうっかり、薩摩が長州を手を組むという龍馬の企みを打ち明けてしまった。

その話はお元を通じて、長崎奉行・朝比奈昌広へと伝えられた。

ようやく西郷が薩摩藩主の許しを得て、長州へ出航を決める。狂喜する中岡慎太郎。薩摩の蒸気船は昼夜を問わず、長州を目指した。そんな矢先、薩摩の船に2人の隠密が潜り込んだ。西郷が1人を取り押さえたものの、1人を逃がしてしまった。

西郷を待つ龍馬のもとに、薩摩の船がと陸奥が泣きながら駆け込んでくる。その後から憔悴しきった中岡慎太郎が現れる。西郷の姿はなかった。動揺する龍馬。すまんちやと中岡慎太郎が土下座する。西郷は急に下関にはいかんと言い始めて、京へと向かったのだった。

それを聞いた桂小五郎は激昂する。坂本君、君の言葉を信じた僕が馬鹿じゃった。結局、西郷にはそれしきの志しかなかったちゅうことじゃ。そう言うと桂は龍馬に背を向けた。

待ってつかあさいと後を追う龍馬に桂が刀を抜いて、怒りに震える刃を龍馬の顔に突きつける。二度と僕の前に現れるな。

桂が去ったあと、陸奥は西郷を腰抜けと罵倒し、中岡はどうしてながじゃ!と地に伏して喚いた。龍馬は歯を食いしばり、悔し涙を流した。

« 戦国BASARA弐 第4話  | トップページ | 名将の采配 官渡の戦い »

コメント

いつになく早いあらすじ。ありがとうございます。今夜も見れなかったため、今からゆっくり読ませていただきます。

読ませていただきました。
うぅ〜ん、いいところで切れちゃってます。

がきょうさん、どうもsun
すいません、早いだけです。下書きにしておけばいいのですが、気分を一新するためにいつも半分ぐらい書いたら、一度上げています。

結構時間がかかってしまいます。月曜朝に見ていただければと思います。

ありがとうございます。
読ませていただきました。
先が気になってどうしても焦ってしまいます。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/82091/49033781

この記事へのトラックバック一覧です: 龍馬伝 第31話 西郷はまだか:

« 戦国BASARA弐 第4話  | トップページ | 名将の采配 官渡の戦い »

お気に入り

  • 21世紀のミュージックシーンを震撼させるリズム刑事

    Photo

フォト