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2010/09/13

龍馬伝 第37話 龍馬の妻

深手を負った龍馬は寺田屋を脱出し、京都・伏見の薩摩藩邸に匿われた。薩摩に幕府の追手が来て、龍馬の引渡しを要求するが、薩摩藩側は坂本龍馬なる者はいないと突っぱねた。

龍馬は傷の手当を受けたものの、大量の出血と寒さで意識を失い、死線をさまようことになった。

屏風で囲まれた部屋に龍馬は寝かされていた。その傍らには三吉慎蔵とお龍が座っていた。龍馬の意識が戻った。お龍は龍馬に粥を食べさせ、ヒゲを剃り、包帯を取り替えたりと世話をした。

西郷吉之助が龍馬のもとにやってきた。京都は危ないから、薩摩に来ることを勧めた。薩摩にはいい温泉がある、そこで傷を癒せばいいと言った。木戸貫治もすでに長州へ戻っていた。龍馬は床から起き上がり、木戸から西郷を通じてもらい受けた、薩長盟約の証文を広げた。そしてお龍に硯と朱墨を頼んだ。

龍馬は傷癒えぬ右手で。証文に裏書をした。

Imp1008022103005p1
(宮内庁に保管されているそうです)

その裏書された証文を見ながらお龍は涙ぐんで言った。坂本さんはもう、うちがお守りできるような、お方やおへん。 そして懐から紙に包まれてた銭を取り出し、龍馬に差し出した。以前、妹を取り返すために借りたお金どす。まだ全部は無理やけど、残りも必ずお返し致します。そして自分は寺田屋に戻るから、龍馬には薩摩で傷を癒して欲しいと別れを切り出した。

龍馬が銭を取り上げて笑った。お龍。おまんも一緒に薩摩にいくがじゃ。このまま別れてしもうたら、わしらはもう一生会えんがかもしれんがじゃぞ。それでもええがか?

いややとお龍は首を振った。

龍馬はお龍の手を取った。わしらは夫婦になるがじゃ。

ほんまにうちでええんどすか?とお龍。

龍馬は頷いた。おまんじゃないと、いかんがじゃき。

はい、坂本さんとお龍が泣く。「龍馬」でえいと龍馬は笑い、ありがとう、ありがとうと繰り返した。

抱き合う二人の部屋に明るい陽が差し込んでいた。

長州に戻った木戸貫治は藩主・毛利敬親に薩摩との盟約が成ったことを報告し、その証文を差し出した。中身に間違いなしとの立会人・坂本龍馬の裏書があると告げた。

龍馬とお龍は薩摩藩士の護衛とともに薩摩藩邸を出た。長崎経由で薩摩へと向かった。

幕府は薩摩の妨害にあって龍馬を捕らえることができなかったことで、薩摩への疑念が深まっていた。幕府の長州攻めを止めるには、薩長が手を組んだことを幕府に知らせなければならないと小松帯刀と西郷吉之助は考えた。しかし公に公表できるものではない。そこで西郷は一橋慶喜がいる大坂で、薩長が同盟を結んだとの情報を市中に流して騒ぎを起こそうと考えた。木戸貫治もこれに同調した。

西郷と木戸の企みは成功した。大坂の町中に薩摩と長州が手を組んだとか、薩摩の軍艦が下関に入港したと書かれた瓦版が広まっていた。それを見て声を荒げる慶喜。薩摩が長州に味方したァ!

これで幕府の長州攻めはなくなったと思われた。

幕府に薩長の動きが怪しいと報告しておいたのにと、長崎奉行・朝比奈昌寿は悔しがった。そして奉行所に来ていたお元に、もっと詳しいことは掴めなかったのかと怒鳴った。申し訳ございませんとお元は頭を下げた。だがお元は龍馬が何をしようとしているのか知っていた。

薩長同盟の知らせは、土佐藩主・山内容堂にももたらされていた。おんしの言うとおりじゃったと後藤象二郎に言った。ありがとうござますと後藤は頭を下げた。幕府はもう今までのように日本を支配できん。その情報は岩崎弥太郎から後藤象二郎を経て容堂へと伝えられていた。

あれほど憎み合うとった薩摩と長州が手を組むとはのぉ。容堂があたりを見回した。ご公儀はうろたえちゅう。嘆かわしいことじゃけんど、風向きが変わってきたちゅうことじゃ。

夜、容堂に褒められて気分が良くなった後藤が酒を飲んでいる。その前に弥太郎が頭を下げたまま控えている。後藤が徳利をもって弥太郎のもとへ寄ってきて、大それた知らせをよう手に入れたのぉと褒めた。そして情報の出どころを尋ねた。公家というのは嘘じゃろ?弥太郎は坂本龍馬からだと答えた。どうして龍馬を捕らえなかったと後藤は怒り、弥太郎の頚を掴み、畳の上に突き飛ばした。下士の分際で、奴はわしを愚弄したがぜよ!

けんど!と弥太郎が後藤を見た。坂本を下士じゃと一括りにしてはいかんがです。弥太郎が後藤に意見した。薩摩と長州の間に立って、手を組ませたがは坂本龍馬にございます。後藤が呆れる。弥太郎が吉田東洋も龍馬を認めていたと反論した。そして龍馬に自分が言われたことを後藤に教えた。「もう、目先のことばかり見ちょったらいかん。日本の国がどうなるか、どうするべきかを考えやと!」そして立ち上がると龍馬を何度も激しくなじった。

黙って座る後藤に弥太郎が頼む。わしも藩のため、日本ゆう国のために働かせてつかあさい!わしはもう材木屋はやめるがですき!

龍馬たちを乗せた薩摩の船は馬関海峡を抜けて、長崎へと入った。龍馬はお龍をつれて亀山社中に顔を出し、薩長同盟が締結したことを報告した。喜び合う亀山社中の面々。そして龍馬はお龍を妻として紹介した。さらにもう一つ嬉しい知らせがあった。薩摩の助けで、亀山社中は自分たちの船を手に入れた。プロイセン製の木造帆船ワイルエフ(WideWave)号だった。龍馬はこの船を池内蔵太に任せた。(近藤長次郎が生きていれば泣いて喜んだかも)

龍馬はお龍を亀山社中に残し、グラバー邸へと向かった。そこで龍馬は、グラバー、大曽根乾堂、大浦慶と雀卓を囲んだ。龍馬が薩長同盟を成立させたことをすでに知っていた。長崎の商人は耳が早いのぉと龍馬。お慶が龍馬にこれなから何をするつもりか尋ねた。それが飯の種になると彼らは見ていた。龍馬は答えた。薩長を盛り立て、いよいよ幕府を倒しにかからんといかんがじゃき。できれば、戦をせんとのぉ。そして自分たちが動くためにはますます資金が必要になってくる。その時は頼むと3人の顔を見回した。

高杉さんとよう似とるばいとお慶が言う。高杉晋作は密かに長崎に潜り込み、グラバー邸の屋根裏部屋に隠れていたのだ。龍馬は高杉晋作と再会した。高杉晋作は藩から千両大金をもらって世界を見てまわる留学に出るところだった。坂本さんのおかげで、幕府の長州攻めがのうなりましたからね。戦を仕切る僕は用なしになったと笑った。

千両も渡して世界を見てこいというのは、それは藩が晋作に期待しているからだと龍馬は言い、望みが叶ってよかったと喜んだ。世界にはきっと面白いことが待っちょるでしょうと晋作は傍らにあった地球儀を回した。それをこの目でしっかり見てきますよ。

そうじゃと龍馬。高杉さんには将来、日本を背負うて立つお人になってもらわんといかんがやき。

坂本さんもじゃと晋作。坂本さんは大それたお人になりますよ、きっとね。その時は一緒に面白いことをやりましょう。そう言って2人は笑った。だが晋作が激しく咳き込んだ。心配する龍馬に風邪だと晋作は言った。だが風邪ではなかった。

贔屓の茶屋である引田屋に亀山社中の面々はお龍を連れて行って卓袱料理でもてなした。男たちがお龍に酒を勧めるのを見て、陸奥がいつもの憎まれ口を叩いた。竜馬さんにはがっかりや。社中が大事なときになんで女なんか。龍馬やち男ぜよと沢村惣之丞。めでたい席で愚痴はいかんと内蔵太が諌める。内蔵太に陸奥は、船を任せてもらってええなとまた憎まれ口を叩いた。すまん、おまんも乗せちゃると内蔵太が大声をあげて笑った。

そこに芸妓のお元がやってくる。惣之丞がお龍を龍馬の女房だとお元に紹介する。笑っていたお元の顔がにわかに曇る。内蔵太に言われて、お元はお龍にお酌をする。

和気あいあいと酒を呑む男たちをよそに、2人の女の間に妙な空気が漂う。お元がお龍になにをしている人かと尋ねた。伏見の船宿で働いていたと答えた。船宿?とお元はお龍を恥ずかしいものでも見るかのような目で見た。お龍がうつむいた。そこに龍馬がやってきた。お元はお龍の横から立って龍馬を座らせた。龍馬は2人の女に挟まれた。

お元が龍馬に言った。夫婦になられるお相手は、お武家のお嬢様だと思っとりました。わしは脱藩浪士じゃと龍馬が笑う。武家の娘の夫婦になるらあ考えもつかんじゃあ。それを聞いたお龍が憮然として聞き返す。脱藩浪士と違うたら、どない考えてはったんどすか?何を言うがじゃと龍馬。わしが今こうしてここで生きちゅうがは、お龍のおかげじゃ。おまんには感謝しても、しきれんがぜよ。龍馬がお龍に酒を注いだ。お元がお龍に会釈する。これから、よろしくお願いします、お龍さん。こちらこそのお元さん、とお龍が返す。そうじゃそうじゃ、仲ようしいやと龍馬。(怖いです)

厠から戻ってきた龍馬と、次の座敷へ移るお元が廊下で出くわした。そして座敷に戻ろうとする龍馬をお元が呼び止めて、訊いた。そん、お怪我、ご公儀に追われるようなことばしたとですか?龍馬がお元を厳しい眼差しを向ける。奉行所の遣いはもうやめたんやろうの?お元ははにかむように笑った。芸妓にお説教?説教らぁしちゃあせんと龍馬。わしゃ、おまんのためを思うて言うがじゃ。うちのことば?お元が聞き返す。そうじゃと龍馬。お元が怪我をしている龍馬の腕に両手を這わせて包みこみ、自分の胸元に押し当てた。そいやったら、うちば身請して!お元……龍馬はお元を見つめた。

あいたっ!と龍馬は手首を押さえて叫んだ。できばせんばいねとお元。あんな綺麗な奥方様をもろうて。お元はそう言うと、龍馬に背を向けて廊下を走り去っていった。それをお龍は座敷から見ていた。

亀山社中にいる小曽根英四郎が龍馬とお龍を兄・乾堂の邸宅へと連れてきた。兄は弟に言った、坂本龍馬にあまり深入りせんごと。商人は所詮、商人たい。お前が世の中ば買えるために命ば捨てても、誰も褒めてはくれんたい。

お龍が龍馬の包帯を直しながら言った。お元さんって、龍馬さんに惚れたはるわ。芸妓が惚れるがは馴染みの金持ちだけぜよと龍馬。焼きもちを焼いちゅうがかえ?おまんにもそういうところがあったとはねやと笑った。当たり前どす。うちかておなごどすとお龍は龍馬の包帯をきつく結んだ。お元を呼んだのは社中の連中じゃと宥めた。

でも社中には自分を快くよく思っていない人もいるとお龍。うちはほんまに龍馬さんの役に立ってるんやろうかと呟いた。

お龍、わしは気が急いちゅうがじゃと龍馬。寺田屋で死にかけた時、わしは思うたがじゃ。時がない。急がんといかんと。おまんが役に立たんらあとんでもないぜよ。龍馬はお龍のもとに腰を降ろした。おまんがおってくれるだけで、わしはどればあ心強いか。

これをおまんにやるき。龍馬は首からぶら下げていた小さな札をお龍に渡した。札には「希」と書かれていた。それは龍馬の母が御守りだと言って渡したものだった。これを見る度にわしは思うがじゃ。どんな時でも希(のぞみ)はある。希がわしを生かしてくれちゅう。

そんな大事なものは受け取れまへんとお龍が断る。おまんも一緒に戦って欲しいがじゃと龍馬は御守りを持つお龍の手を両手で握った。この世の中を変えるゆう、坂本龍馬の望みをかなえるために。龍馬はお龍の手からお守りを取ると、首からかけてやった。わしらはひとつぜよ。

だがこの時、すでに世の中の風向きは変わり始めていた。

高杉晋作は留学を諦め、千両で軍艦を買い、長州に戻るとグラバーに伝えた。当惑するグラバー。グラバーの書斎を出た高杉は倒れ、血を吐いた。

幕府の反撃が始まろうとしていた。

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コメント

いつも、ありがとうございます。読ませていただきました。
いよいよ暗殺というエンディングに向け、物語が動いたという感じですね。

がきょうさん、どうもsun
ついに最終章まできましたね。
31歳の生涯。
自分は何も成さずに龍馬より長く生きてしましました。

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