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« 龍馬伝 第35話 薩長同盟ぜよ | トップページ | サラリーマンNEO 9月2日 »

2010/09/02

キャタピラー見ました。★★★☆☆

おすすめ度は3ですが、個人的には面白さは5です。監督の意図は反戦なのですが、反戦が劇薬にかぶせるシュガーコートに見えました。

寺島しのぶがほんとに凄い。旦那役の人もいいと思います。

ネタバレありです。

映画を見ながら四肢と声を失った主人公がカフカの「変身」みたいだなと思っていたら、実は原作があるようで、それは江戸川乱歩の「芋虫」だそうです。舞台を戦時中に置き換えたそうです。正解だったと思います。

最初見てたらこの映画はただの苦労話なのかと思っていたら、段々奧さんの様子がおかしくなっていきます。

傷痍軍人の妻である寺島しのぶと旦那が狂気に落ちていく様が江戸川乱歩ぽいです。戦線で中国人女性を陵辱した旦那が今度は自分が奧さんに陵辱され(ように感じ)て泣き叫び(戦争に行く前から奥さんに暴力をふるっていたようで)、それから罪の意識に苛まれて、壁とかに頭を叩きつけ、土間をゴロゴロをのたうちまわり、それを見ながら奥さんが芋虫(ここで初めてタイトルの「キャタピラー」)の歌を歌いだすのはもうガツンときますねえ。

終戦を迎えて旦那は水田に入水自殺。この終わり方しかないでしょう。

ドイツで銀熊賞の栄誉に輝いたのは納得です。ドイツみたいに敗戦の傷を負った国でないと逆に引いてしまうかも。

ただ一点だけ文句を言うなら、最初の中国戦線の炎の入れ方が中途半端。全面に入れたほうが良かったんじゃないかと。

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コメント

原作は、一見反戦っぽいんですが実際は倒錯したエロとグロの世界だったように思います。主人公がもらうピカピカの勲章も、戦争のむなしさを表すというよりは主人公の惨めさを強調するための小道具だったような。
男が昔は暴力を振るう側だったという設定は原作にはなかった気がします。うまいひねりですね。(手元に文庫があると思うので後で再読してみます)

おじゃま丸さん、どうもsun
おお原作を読まれてますか!
>実際は倒錯したエロとグロの世界だったように思います。
エログロは薄まっているものの、やはり匂い立つんですよね。寺島しのぶのなせる技かと。

勲章と天皇・皇后両陛下の写真と、武勲を伝える新聞がこれでもかこれでもかと出てきます。

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