遠交近攻
墨染の鎧という安国寺恵瓊の小説を読んでいたら、遠交近攻という兵法が出てきました。
恵瓊が仕える毛利家に対し、隣国の宇喜多と同盟するより、織田信長と同盟して宇喜多と信長の同盟関係を破棄させ、宇喜多の領地を取る方がいいと解く中で、「遠交近攻」が兵法にあるという話が出てきました。
遠交近攻は三十六計の1つだそうです(ウィキペディア)。
確かにイギリスの最大の同盟国はドイツでもフランスでもなく大西洋を挟んだアメリカだったりします。逆に冷戦時代の中国とソ連は50年代は一枚岩かと思われたのに、1969年には中ソ国境紛争が起こって、まさかの米中国交樹立ということになりました。
中国と密接な関係を築くのはいいことですが(レアアースを中国に依存するとかそういう意味ではないです)、同盟を結ぶのは危ないですよ。アメリカやインドとの同盟は日本にとって不可欠でしょう。ポイントは領土を接していないけれども、中国の拡張が脅威となる国とは同盟を結ぶべきだと思います。そうすれば信長包囲網みたいなものができるでしょう。本能寺の変がなくてもいずれ信長は滅んでいたと思います。
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