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2010/10/21

瞳の奥の秘密を見ました ★★★★☆

アカデミー外国映画賞だというので見てみました(予告編も面白そうだったので)。過去と現在が錯綜するドラマで、見ごたえがありました。

途中のエレベーターのシーンが怖いです。過去のアルゼンチンの独裁がうまく使った話だと思います。前半は推理モノですが、後半はがらりと変わります。強姦殺人犯の末路は深い。

ネタバレありです。

小説ぽいプロットの映画だなと思ったら、原作があります。

あらすじ)刑事裁判所を定年退職したベンハミン・エスポシト(リカルド・ダリン)は、仕事も家族もない孤独な時間と向き合っていた。残りの人生で、25年前の殺人事件を題材に小説を書こうと決意し、久しぶりに当時の職場を訪ねる。出迎えたのは、彼の元上司イレーネ・ヘイスティングス(ソレダ・ビジャミル)。変わらずに美しく聡明な彼女は、今や検事に昇格し、2人の子供の母親となっていた。彼が題材にした事件は1974年にブエノスアイレスで発生したもの。幸せな新婚生活を送っていた銀行員リカルド・モラレス(パブロ・ラゴ)の妻で23歳の女性教師が、自宅で暴行を受けて殺害されたのだ。現場に到着したベンハミンは、その無残な遺体に衝撃を受ける。やがて、捜査線上に1人の男が容疑者として浮上。その男はリリアナの幼なじみ。古い写真に写った、彼女を見つめる彼の瞳には暗い情熱が宿っていた。ベンハミンは部下で友人のパブロ・サンドバル(ギレルモ・フランチェラ)と共に、その男の居場所を捜索。だが、判事の指示を無視して強引な捜査を行ったことで、事件は未解決のまま葬られることとなってしまう。そして1年後。ベンハミンは駅で偶然、モラレスと再会。彼は毎日、曜日ごとに駅を変えて容疑者が現れるのを待っていた。彼の深い愛情に心を揺さぶられたベンハミンは“彼の瞳を見るべきだ。あれこそ真の愛だ”と、イレーネに捜査の再開を嘆願。ベンハミンとパブロはようやく容疑者逮捕の糸口を掴み、事件の真相に辿り着くが……。25年後、タイプライターを前に自分の人生を振り返るベンハミンに、イレーネの存在が鮮やかに甦る。いまだ過去に生きる自分と決別するために、彼は事件の裏側に潜む謎と、今も変わらぬイレーネへの想いに向き合うことを決意する。果たして、ベンハミンは失った歳月を取り戻すことができるのだろうか……?

元恋人が強姦されて殺されている現場に(担当事件が入れ替わったせいで)ベンハミンが直面するシーンはかなり衝撃的です。しかも彼女がどういう朝食を作るとか元彼女の旦那リカルドから聞かされるというのも(旦那には元カノだと隠している)悲しいです。

強姦殺人犯は実は元カノの親戚なのですが、それはベンハミンが昔の写真で元カノを見るその親戚の男の目付きから怪しいと思い、そしてサッカー場で見つけて検察に連れてきて尋問していると、イレーネが胸元にその親戚から視線を感じ、それでお前は意気地なしだから犯人なはずがないと挑発して、自白させるところは圧巻です。

男は終身刑を課され(アルゼンチンでは死刑がない)、リカルドも罪の苦しみがすぐに終わる死刑より終身刑がいいと言い、これで話はあっさりと終わるのかと思いきや、男は対共産ゲリラの工作員として政府のために働くことで釈放されます。それで釈放した役人(ベンハミンの同僚)に怒鳴りこみに言った帰り、エレベーターに乗って下るとその途中でその男が乗り込んできて、これ見よがしにピストルを出して弾丸を薬室に装填します。ここがすげえ怖いっす。

ベンハミンの飲んだくれの同僚のパブロが、ベンハミンのアパートで寝ているところを何者かに殺されます。ベンハミンは身の危険を感じてイレーネを残してブエノスアイレスを離れます。これでイレーネとベンハミンは離れ離れになってしまうのですが、25年後に、あの時に、イレーネが私を一緒に連れて行ってくれればっていうシーンは、日本のドラマのような切なさがあります。

最終的にベンハミンはその男を居所を突き止めます。妻を殺されたリカルドがその男を自宅の離れに監禁していたのでした。そこに行ったベンハミンに男は言います。話をしてくれと。リカルドは25年間一切口を聞いていなかったのです。旦那は言います。終身刑だろうと。生きて苦しめということなんですね。

これ日本を舞台に翻案しても面白いかもしれません。

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