宇宙と情報フェア2010に行ってきました。
H-2ロケットエンジン(実物)がおいてました。
宇宙服が着られるみたいです(写真撮影もあります)。H-2 ロケットやはやぶさの1/2模型とかもありました。
JAXA情報・計算工学センター(JEDI:ジェダイ!)長嶋 英志 氏による「宇宙開発における新しいITの活用」 の講演を聞いてきました。なかなか面白かったです。
H-2Bは2基のロケットを搭載するのでそれによって点火時にノズルが音響で壊れるかどうか数値シミュレーションで確認するとかそういうことをしたそうです。シミュレーションを導入して実験を減らして開発の短期化を図るというような話をしてました(リンク)。
実際、「H-IIAロケット5号機の事故では、SRBノズル壁に穴があきそこから漏れた燃焼ガスが配線を焼き切って、SRBの燃えがらがロケット本体から分離できなかったのが原因」とネットで書いてました。
Independent Verifiation and Validation(独立検証及び有効性確認)ということの説明もしてました。行政にもこういう評価システムが必要かと思います。
まず最初に仕様の中で矛盾するものを排除するということもするそうです。なんの仕事でもそうです。無理があるのはできません。
コア情報(設計とか仕様とか)を共有することで個々の開発に矛盾が起こるのを防ぐということもしているそうです。
余談でロケットの空力・流力設計の設計の流れで、何千回も最適化設計プログラムを走らせてN700系の人間では思いつかないようなデザインになったとか言ってました。その最適化プログラムがなければ最先端の航空機設計はできないそうです。
だから現代戦闘機にはスツーカとかBf109の飛べる感的なカッコよさがないんですな。
放射線は電気回路に影響を及ぼすことがあり、エラーが有った場合にはそれをすっ飛ばすようにシステムになってるんだとか。はやぶさのプログラムはNEC製だそうです。
人間は間違いを犯す。それを正する(検証する)のがITの役割だそうです。
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