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2010/11/17

STAR DRIVER 輝きのタクト 第7話 遠い世界

授業中、タクトは教室から海を見ながら、昨日のことを思い出していた。
ワコとスガタは学校に来ていなかった。
昨夜、ワコがタクトの胸で泣いていた。
「スガタ君……死ぬかもしれないと分かっているのに、アプリボワゼした……私を守るために……」

仄暗い綺羅星十字団の地下本部。
王の柱だ……王の柱を見た……。
ザメクが復活したのだ……ざわめく綺羅星十字団の構成員たち。
そこにバニッシングエイジ代表ヘッドが到着。綺羅星十字団の総会が始まった。
ヘッドが話し始める。
「そうだ。諸君もすでに知っているように、夕べこの島の空をあの王の柱が貫いた。シンドウ・スガタがサイバディ・ザメクとアプリボワゼしたのだ」
綺羅星十字団の構成員たちがどよめく。
おとな銀行の頭取がこの事態を招いた第3隊ブーゲンビリアの責任を問うた。
「あらそうかしら?」
ブーゲンビリア代表イヴローニュは反論する。
「彼はいつでもアプリボワゼ可能な状態だった。それがたまたまゆうべだったことが私たちブーゲンビリアの責任?」
それよりもスガタの現在の状況が重要だとスカーレットが言う。
ヘッドが補足する。
「ザメクの過去のドライバーたちはすべて、王の柱を出現させたあと二度と目覚めなかったとある」
「では、もう死んでいるのと同じか、あるいはすでに息をしていないかも」
とグリーン。
「とにかく、現在のシンドウ・スガタの状態を確認する必要はある」
ヘッドが話のまとめに入る。
「ザメクのドライバーが覚醒するなら、我が綺羅星十字団もそれなりの対応を考えねばならない。敵にすれば厄介だぞ」
ヘッドは少し考えた。
「そう……イヴローニュのミスでもあるし、ここはブーゲンビリアに責任を取ってもらおうかな」

夕暮れ、海女として漁をしているマミが海面に顔を出すと、岩礁にケイトが座っていた。
マミが近づいていくと、ケイトは言った。
「最後まで責任を取れとさ」
「戦っていいのか?」
「ああ」
ケイトはうなずく。
「得意な泳ぎを存分に披露するがいい」
横Vサインを作ってマミが叫ぶ。
「綺羅星ッ!」
「綺羅星ッ!」
ケイトが返礼する。

タクトが演劇部の部室に行くと、部長のサリナが一人芝居の練習をしていた。
今日は部活は休みだぞとサリナが言う。
副部長がタクトの肩に登り、慰めるような仕草をする。
それを見ていたサリナがしょうがないなというような笑を見せ、タクトに訊いた。
「コーヒーでも飲んでいくか」
「え?」

コーヒーを置いた窓辺のテーブルに座るタクトのサリナ。
うなだれるタクトにサリナがワコのことを話す。
「ワコは夜明け前から入江で一人、禊(みそぎ)をしているらしい。たぶんスガタ君が目覚めるように祈ってるんだろう」
タクトは何も答えない。
「どうした?仲良し三人組の一人がこんな所にいていいのか?」
「そりゃ心配です」
タクトが口を開いた。
「スガタのことも、ワコのことも、もちろん心配だけど……」
「心配だけと……どうした?」
「今、僕にできることがあるのかなって。ほんとは三人組じゃなくて、二人と一人だったんじゃないかって」
「すでに手遅れだと思うけどな。多分、君はもう引き返せない」
サリナが言う。
「私もあの二人とは友達のつもりだ。タクト君より私の方が付き合いは長い。だからずっと考えてはいた。想像もできないような重い運命を背負わされているあいつらが、どうすれば幸せになれるのかなって」
タクトは黙って聞いている。
「けど、あの二人が現実に幸せになる未来は、うまくイメージできない。(やってみたけど)できなかった。どんなに考えても。彼らが抱えているものは結局、どうしてやりようもない。ただね……」
サリナが顔を上げてタクトを見る。
「君がこの島に来て、あの二人と仲良く三人で、一緒にいるのを見てたら、なんとなく、あいつらが幸せになれる方法が、君ら仲良し三人組の楽しそうな笑顔の中にあるんじゃないかって、そう思い始めていたんだけどな」
タクトは気づいた。
サリナがタクトに訊く。
「君はどうしたいんだ?」
タクトがスガタやワコが言っていたこと、自分が言ったことを思い出す。
<ワコは君が気に入ったみたいだ>
<タクト君みたいな人が現れたりもするんだから>
<ああ、決めたよ。奴らのサイバディは全部僕が破壊する>
サリナがタクトに諭す。
「あの二人のために、今、君ができることはきっとある。ただそばにいてやるだけでもいいじゃないか。本当に辛くてとにかく友達にそばにいてほしいと思うときが誰にだってある。私が保証する。君はあいつらにとってそういう友達だ。たとえあいつらが望んでなくても、あいつらの魂はきっとそれを求めている」
タクトは聞き入っている。
「二人は不器用なんだ」
サリナがいたずらっぽく笑う。
「なんせ島育ちの田舎者だからな」
呆然としているタクトの肩をサリナが押す。
「行けよ、銀河美少年」
タクトは頷き、ワコがいる皆の神社へと走った。

タクトが神社に着くと、メガネをかけた小柄な老婆が箒で境内を掃いていた。
老婆にタクトがワコのお祖母ちゃんかと尋ねる。
老婆はそれに答えず、逆にタクトに尋ねた。
「タウのシルシはいつ受け継いだ?」
驚くタクト。
「いつだ?」
老婆がもう一度尋ねる。
「1年くらい前です」
「そうか……」
老婆はまた境内をまた掃き始めた。
「ワコなら入り江におる」
「行ってもいいんですか?」
「ああ」
老婆は頷いた。

入り江でワコは一糸まとわぬ姿で海に入り、半輪上の巌に向かって両手を広げて十字架のように立っていた。入り江の入り口の鳥居の前から、ワコを見ないようにワコに背を向けてタクトがワコの名を呼ぶ。

(CMで「豆しば」が出てますが、あれはどういうビジネスモデルなんでしょう?)

タクトとワコが背中を向け合って浜辺に立っている。
「なんでここに?」
ワコが訊く。
「心配……いや、ワコの顔を見たかったから」
タクトが笑う。

気多の巫女が、舞う雪は星の欠片、天体に手を伸ばして、行き交う願い感じているね、モノクロームの中……とモノクロームを歌い、ゼロ時間が始まる。

(このタウバーンの登場はクセになります。モノクロームってのはゼロ時間のこと?)

ゼロ時間にスガタが浮かんでいる。胸には「王の柱」のシルシが青く輝く。

スガタを見て頭取が言う。
「ザメクとアプリボワゼしてまだ息があるということね」
タクトの前に緑色のサイバディ「カフラット」が現れ、ドライバーのオンディーヌ(マヤ)が叫ぶ。
「ゆうべのリターンマッチだ、銀河美少年!」
「昨日の奴か。お前のせいでスガタは!」
タクトの胸のシルシが光る。
タクトが叫ぶアプリボワゼ!
タウンバーンがゼロ時間の壁を破って見参する。
颯爽登場!銀河美少年タウンバーン!
オンディーヌがタウバーンを睨みつける。
「よそ者は排除する。ここは私たちの島。島の遺跡はすべて私たちのものだぁ!」
カフラットの両手からマーメイドールが射出される。
「またあの人形かッ!」
タクトが舌打ちしたのもつかの間、マーメイドールがタウバーンに繰り返し体当たり攻撃を仕掛ける。
「泳げカフラット!」
オンディーヌが叫ぶと、カフラットが手足を収納して魚みたいに変形し、ゼロ時間の鏡面状の地面の中に潜り、潜行したままタウバーンを攻撃する。為す術も無くやられ続けるタウバーン。

(宇宙戦艦ヤマトで亜空間に潜る敵艦隊に宇宙戦艦アンドロメダって撃破されたんじゃかったかと)

「炸裂!タウ銀河ビィィィム!」
タウバーンが渾身の一撃をカフラット目がけて放つが、鏡面状の地面を燃やすだけでカフラットには当たらない。
「また暴走するんじゃないでしょうね?」
頭取が呟く。
カフラットの放つビームの一つがスガタを包む球体に当たる。
球体ははじけて消え、スガタが落下する。
タウバーンが落ちてゆくスガタを拾おうとスライディングジャンプする。
間一髪、タウバーンは右手でスガタをキャッチした。
スガタが目を覚ます。

「今だ!」
オンディーヌが叫び、鏡面からカフラットが姿を表し、今度はナイフ形態になってタウバーンの背中めがけて特攻する。
「速い」
驚愕するスカーレットキス。
タウバーンは胸から素早く剣を抜き、振り返りざまにカフラットを斬った。
カフラットは2つに裂け、爆発した。

スガタが目を覚ましたと、タクトとワコがスガタの屋敷へと向かうべく神社の境内を走る。ワコの祖母がワコを呼び止める。
「そんな格好でどこへ行くんだい?」
スガタと服を着たワコがスガタの屋敷に着いたとき、スガタはベットから消えていた。

屋敷の中を探そうとするタイガーをワコが止める。ワコは胸を押さえ、窓の外を見た。次の瞬間、閃光とともに再び王の柱が現れた。

気多が語り出す。
「王様は王位を譲ると言った。王様は最初から呪いを解く青い血を持って来た者にその王位を譲るつもりだったのだ。けれどサムはその申し出を断った。王様は、僕はただあなたが持っているという、銀河の船が欲しいだけなんです。それに乗って眩い銀河の世界に旅立ちたいのです。だから王位なんか入りません。国など欲しくはありません」
「ほんと面白い」
ヘッドが手の甲で転がしていた青い飴を握りしめる。
「こうしてサカナちゃんの話が聞けるなら、俺もまだ頑張れる」
ヘッドが青い飴ごしに気多の巫女を見る。
それを見ていた気多の巫女が物語を続ける。
「すると王様は言った。よかろう若者よ。望むものはなんでも与える約束だ。違えるつもりもない。あの銀河の船を譲ろう。だが若者よ、イカ刺しサムよ」
ヘッドが弾く青い飴玉が他のばら蒔かれている青や赤の飴玉を連鎖的に弾いていく。
「心して聞くがいい。あの船を動かすには、お前が恋する少女の赤い血を一滴残らず、そのエンジンに注がねばならぬ」
弾かれた赤い飴玉が青い飴玉の前で止まる。
「そう……恋する少女を殺さねばならぬ。そうしなければ動かない」
止まった赤い飴玉をヘッドがつまみ上げ、眉をしかめる。
「さあ持っていけ。たった今からお前のものだ」
気多の巫女が胸にかざしていた両手を広げると、そこには赤い飴玉があった。
ため息をつくヘッドが青い飴玉を口に入れてソファに横になる。
「甘いなこの飴……」
気多の巫女が話を終える。
「人生という冒険は続く」

爆心地の中央に力なく立っているスガタの前にスカーレットキスが配下のレイジング・ブルとスピードキッドとともに跪く。
「シンドウ・スガタ様、我らが綺羅星十字団にお招きするために参上いたしました。綺羅星十字団は第1隊エンペラー代表の座をあなたのために空席にしてお待ちしております」
「おい」
スピードキッドがスカーレットキスに話しかける。
「彼、少しおかしくないか?」
スカーレットキスが頭を上げてスガタを見る。
スガタの顔に表情はなく、その目は生気を失っていた。
スカーレットキスがスガタに歩み寄る。
気を付けろとレイジング・ブルがスカーレットキスを止めようとするが、彼女はさらに近づいていく。
スガタには何の反応もない。
「スガタ君?」
スカーレットキスが学友のように声をかける。
スガタは答えない。
そこにタクトがやってくる。
「意識がないのね」
スカーレットキスが不敵な笑みを浮かべる。
「まずい」
タクトが呟く。
「銀河美少年を近づけないで」
スカーレットキスがスピードキッドとレイジング・ブルに命じる。
2人がタクトに襲いかかる。
タクトはスガタに近づけない。
「スガタ!」
タクトは叫ぶが、本人には聞こえない。
スカーレットキスがスガタに顔を近づける。
タクトはスピードキッドとレイジング・ブルに押さえつけられ身動きがとれない。
スカーレットキスがスガタの首に両腕を回すと、スガタに口づけした。

(ガンダムSEEDのOPみたいなのけぞりが入りました。スガタの篭絡に成功した模様)

タクトはスピードキッドとレイジング・ブルを引き剥がし、スガタのもとに駆け寄る。スガタと呼びつづけ、何度も肩を揺するがスガタの意識は戻らない。タクトはやむなくスガタの左頬をひっ叩いた。
「タクト……」
スガタの意識が戻った。
喜ぶタクト。
スガタが後ろに立つスカーレットキスを見る。
スガタが右手を空へと伸ばした。
「まずい、王の柱を使う気だ。引け!」
スピードキッドとレイジング・ブルが消えた。
そしてスカーレットキスも引いた。
ようやくワコがやって来る。

スガタが右手を降ろした。
「もう大丈夫。いつものスガタに戻った」
タクトがワコに言う。
「よかった」
ワコが胸をなで下ろす。
「これはお前がやったのか?」
スガタがタクトにぶたれた左頬を触る。
「え?」
「お前が僕を殴ったのか?」
タクトが戸惑う。
「気をつけろ。お前、死にたいのか?」

スガタは元に戻らないでコードギアスの変態仮面ゼロみたいになっちゃいました。ゼロ時間だけに。

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