坂の上の雲 第4回 日清開戦 前編
英国船籍の商船・高陞号に清国軍の陸兵が乗っている、この船を日本海軍が砲撃すれば、英国船籍の船を攻撃したことになり、大英帝国の怒りを買うことになる、しかし見逃せば、帝国陸軍の戦いを不利にする。これは苦渋の選択です。
東郷平八郎は高陞号の喫水線に砲撃しました。
伊藤博文がビビッたのもわかる話しで、ビスマルクは伊藤博文に列強は万国法を自分たちの都合のいいように解釈すると諭しています。実際、中国も大国の威を借りる狐だったわけで、英国が日本の正当性を認めなければ大変なことになっておりました。
日本側に非がないという国際法学者が新聞に寄稿した論文が日清戦争開戦と高陞号事件にありました。
遼東半島での好古の戦い、旅順に斥候として清国軍の部隊と戦闘になり、苦戦を強いられ、歩兵がひるんで前進できなります。すると好古自ら前線に立って酒をあおって歩兵を鼓舞し、運良くそこに騎兵が駆けつけ戦況が好転するかと思いきや、敵主力が到来して撤退を余儀なくされます。好古は前進の中止を決断、撤退を命じます。そして撤退に際しては、自ら殿(しんがり)を務めます。
かっこいいですな。パットンぽいです。
パットンも暴れん坊のイメージがありますが、かなり歴史に詳しかったようです。
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コメント
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この回まで来ました。
それにしても、さすが NHK の "スペシャル" ドラマ、俳優の使い方が思い切り贅沢です。
石坂浩二の山本権兵衛もですが、米倉斉加年の大山巌が似合いすぎ。柄本明の乃木は、映画『明治天皇と日露戦争』(嵐寛寿郎が明治天皇を演じたやつです)のときの乃木(林寛)に雰囲気がよく似てました。
原作の司馬節の抜き出し方も巧いですねー。
投稿: baldhatter | 2010/12/04 01:51
そうそう、パットンが暴れん坊っぽい印象が強いのは、映画のジョージ・C・スコットのイメージが強すぎるせいかと思われます。あの人、いつどこに出てきても暴れん坊っぽいですから。
投稿: baldhatter | 2010/12/04 01:54
baldhatterさん、どうも
あまり坂の上の雲を覚えてないのですが、うまくまとまってると思います。
不肖ながら『明治天皇と日露戦争』という有名な映画だとは知りませんでした。乃木は実際の写真に似てますね。
>ジョージ・C・スコットのイメージが強すぎるせいかと思われます。
それは確かにあります。
投稿: 竹花です。 | 2010/12/04 02:15