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2010/12/10

STAR DRIVER 輝きのタクト 第10話 そしてマリノの初恋

ミズノが教えてくれた魔法の呪文が私を私にしてくれたの。

今日は体育祭。1年生野球トーナメント。1組イチゴスターズ対2組ニンジンファイターズの試合が始まる。(海女さんのヤノ・マミって2組だったのか)。

1回表、ニンジンファイターズの攻撃。対するイチゴスターズのピッチャーはタクト、キャッチャーはヒロシが務める。タクトは豪速球でバッターを打ち取る。
「よ~し!あげていこうぜ!」
女生徒の黄色い声援が飛ぶ。
「タクト様~!」
タイガーが3塁側のダグアウトから声援を送る。
「敵を応援してどうする」
マリノが呆れる。
「タクトく~ん、ファイト、ファイト!」
ネクストバッターズサークルでミズノが体をクネクネさせならが、ラブビームを送る。
こらこら……我が妹ながら困ったものだとマリノは、ミズノから眼を逸らした。
「似あってんじゃん、その帽子」
ダウアウトに押しかけるタケオに、ギンタが声をかける。
ツキヒコが顔を上げると、金髪のギンタと青髪のツキヒコがテニスラケットを持ってフェンスに座っていた。ともにバニシング・エイジの「真の綺羅星」の仲間だ。
「先輩たちはテニスですか、優雅ですね」
とタケオが言う。
「彼女か?」
ギンタがネクストバッターズサークルに眼を向ける。
「ええ、彼女です」
タケオも、笑顔のような細い目でそちらを見る。
ネクストバッターズサークルにバットを握ったマリノが片膝をついて座り、行儀よく打席に入るのを待っていた。
「間違いないな。彼女がマンティコールだ」
ツキヒコが言う。
今打席に入っているのはミズノだった。
キャッチャーのヒロシがタクトにカーブを要求するが、タクトは首を振って拒否した。
「女の子には全部ど真ん中だ」
まあこいつの球なら、それでも平気かとヒロシはミットを真ん中にもってきた。
タクトがストレートを投げる。
ミズノはタクトに見とれるばかりで、バットを振りもせず、三振を取られた。
次のバッターのマリノが立ち上がる。そこに三振を取られたミズノが浮かれた顔で帰ってきて、
「あれがタクトくんだよ、かっこいいでしょう~」
と言う。静かに立ち上がったマリノは
「敵(かたき)取ってあげる」
と打席へと進む。マリノの言っている意味が理解できず、ミズノはキョトンとする。
マリノが打席に入る。
「カタミ ワガチタ ヤガダンセ(片身、分かちた、矢が男世)」
呟きながら、バッドをタクトへ向けた。
タクトがストレートを投げる。マリノのバットはど真ん中を捉え、オズマの大リーグボール返しよろしく、渾身の力を込めてバットを振りきった。場外ホームランとなった。
「おお」
タクトも感嘆の声を漏らす。マリノは悠々とダイヤモンドを回る。
「天才スポーツ少年なんです。なかなかイケてるでしょ? 俺たちの代表様は」
グランドを駆けるマリノを見ながら、タケオが誇らしげにギンタとツキヒコに語る。
「ああいうのがタイプか?なら落としちまえ」
ツキヒコがタケオを煽る。
「そうですね。その方が今後の作戦もスムーズに進みますよね」
タケオがバットを持って立ち上がり、打席へと向かった
「なあ」
ギンタがツキヒコに訊く。
「タケオのヤツ、案外マジなんじゃね?」

タケオが打席に立つと、笑って細くなっていた眼をタクトにむけてカッと見開き、
「ふん!」
バットを構えた。
「四番ですか…」
タクトが振りかぶって投げた。タケオのバットはタクトの球を捉えた。タクトはピッチャー返しを食らうものの、セカンドを守っていたスガタが回転キャッチしてタケオはアウトになった(回転の意味は?)。またも女生徒の黄色い歓声が沸き起こる。
「バックアップは完璧だね!」
タクトがスガタを見る。
1回裏、イチゴスターズの攻撃。ピッチャーはタケオ、サードを守るのはマミ、ファーストを守るのはマリノという布陣であった。打席にはタクトが立っている。
「行け~タクトくん!」
ワコが声援を送る。
「タクトくん素敵!」
とルリが叫び、
「ぶちかませ!」
とヒロシ。
「もっと大胆に!」
とカナコが命じる。
ワコとルリがカナコを見ると、
「キャップからあふれる髪にヴォリュームが出る感じで!」
カナコはベンチに座り、シモーヌに髪をとかせ、タカシに腕を揉ませていた。
「今、やんなくても……」
ワコが苦笑いする。そしてふと反対側に座るスガタとケイトを見る。
「この三人が一緒にいるの、なんか久しぶりだね」
ワコとケイトとスガタは子供の頃、一緒にトーテムポールを立てた仲だった。
カキーン!
タクトがタケオの球を打ったが、サードゴロ。マミが球をキャッチしてファーストに投げたが、球は高すぎた。ファーストのマリノがジャンプして取ろうとしたが無理だった。そこにタクトが突進してきて、二人はゴッツンコ。1塁上に倒れて折り重なってしまう。
下になったマリノが頭をあげて驚く。マリノの胸にタクトの頭があった。
「痛い……」
タクトが目を開けると、目の前に2つの「丘」があった。
激しく動揺するタクト。
「やだタクト君……」
ワコが赤面する。
「こらっタクト!羨ましいぞ!」
ヒロシが叫ぶ。スガタはフフフと笑うだけ。
「ごめん!」
タクトが飛び起きる。1塁審判が大丈夫かいと二人に声をかける。
「僕の方は……」
タクトはそう答え、マリノに手を差し伸べる。
「立てる?」
マリノはぼうっとその手を見つめる。しかし冷静さを取り戻すとタクトの手から目を背けて、ため息をついて立ち上がった。そんな二人を苦々しく、マウンドのタケオが見ている。
打席にはシモーヌが立ち、その次にはカナコが控えている。
タクトは一塁から離れ、セイフティリードをとりながら、1塁を守るマリノに話しかける。
「ミズノちゃんのお姉さんだよね?」
「妹が演劇部でお世話になっているようね。ツナシ・タクト君」
「あれ? 名前知ってた?」
「妹からよく聞かされてるから」
そこにタケオから牽制球を刺してくる。
マリノがその球をキャッチして、
「ハイ」
と小声で恥ずかしそうに一塁に戻ってきたタクトの胸にボールを当てると、タケオに球を投げ返す。またタクトがリードを取る。
「双子だって聞いてたけど、ほんとそっくりだね、ヨウ・マリノさん」
「え?」
名前を呼ばれて驚いたマリノがタクトを見る。タクトは微笑んで
「ミズノちゃんがいつも君の話してくれるから……綺麗な目の色までほんとそっくり」
マリノが頬を赤らめる。
そこにつかさずタケオの球が飛んでくる。
「まさに牽制球だな」
とスガタ。マリノとタクトを微笑ましく見守りながら、恋愛評論家ばりのご発言をなさる。
シモーヌは結局、1球もバットを振らずにアウトになって打席を降りた。
打席に就こうとするカナコの横をシモーヌが黙って通りすぎようすると、この人妻金持ち女子高生は
「こういう時は、すれ違いざまに予想以上に手元で伸びるぞとか言うんじゃないの?」
と咎めた。シモーヌがカナコに振り返り、
「予想以上に楽しんでらっしゃいますね、奥様」
皮肉交じりに答えた。
ケイトがベンチから立ち上がる。するとスガタがバットをケイトに差し出した。
「がんばれよ。四番バッター」
見つめ合う実は敵同士の二人。ケイトの眼は何かを訴えていて、スガタはそれを受け止めているようだった(ここのタンゴっぽいアコーディオンの曲が絶妙
「うん」
ケイトは笑顔でスガタからバットを受け取った。カナコはフライに打ち取られ、ケイトに打順が回ってくる。ケイトがバットを構える。三球全部大ぶりでバッターアウト。
「チッ!」
運動音痴のケイトが舌打ちした。

試合は進んで9回裏。一組イチゴスターズの攻撃。あと一打出れば、逆転サヨナラのチャンス。三塁には同点ランナー、マツヤマ・ヒロシ。二塁には逆転ランナーのシンドウ・スガタ。これに対してマウンドに立つのは、嫉妬に燃える大エース、タクミ・タケオ。それを迎え撃つ打者は、青春バカのツナシ・タクト。タケオが投げた球をタクトが打つが、二打ともファウルになる。
「タクトくん凄い~」
ミズノがファウルの意味もわからず球の飛んでいった方を見ている。
タケオが不敵な笑みを浮かべてタクトを見る。タクトがバットを構える。
タケオが投げる。タクトのスイングは球筋を捉えていた。
タケオの右目が赤く光る。ギアスの第1フェイズの力だ!
球がバットに当たる直前、ふわっと浮き上がり、キャッチミットに収まった。
球の不可思議な動きをスガタとワコは見逃さなかった。
「あれ?」
なんでかすりもしないのという顔のタクトは、ストライクを取られてバッターアウト。イチゴスターズの逆転サヨナラはならず、7対6で負けた。ざまあ見ろとマウンドのタケオが笑う。それをマリノが一塁から見ていた。
「タクト君、残念だったね!」
ミズノがグランドから出ていこうとしているタクトに寄ってきて声をかける。
「う~ん」
タクトが腕を組んでうなり声を上げる。
「野球に二刀流があればねえ」
「ねぇねぇ、ちょっと耳貸して!」
ミズノがタクトの右耳を引っ張って囁く。
「カタミ ワガチタ ヤガダンセ、カタミ ワガチタ ヤガダンセ。覚えた?」
「今の何?」
タクトが尋ねる。
「えへへ」
ミズノが笑う。
「あのね~大丈夫の呪文だよ。今度からこれを唱えて、思いっきり振れば、きっと当たるから」
ミズノがバットを振る真似をする。
「じゃあ自分が打つときにも唱えれば良かったのに」
「いいの」
ミズノがまたタクトのところに寄ってきて、タクトの顔を上目づかいに覗き込む。
「僕は呪文をあげる人で、使う人じゃないんだ」
ミズノが人差し指を立ててウィンクし、
「それと~信じてないと効かないよ」
とタクトに注意する。そのやり取りをマリノがダグアウトから見つめている。そんなマリノをタケオが見ている。
「じゃあね~」
とミズノはタクトに言って帰っていった。
「タクト君」
振り返ると今度はルリがいた。怪しい目付きをしている。
「試合中にマリノちゃんを押し倒すし、妹の魔女っ子ミズノちゃんとも仲よくなっちゃうし、モテモテでござるなあ」
タクトの体じゅうから嫌な汗が噴き出る。
「押し倒してないし、モテモテでもありません」
「ワコが妬いてるぞ」
「ル~リ~!?」
怒り顔のワコが乗り出してくる。
「おっ、ライバル登場」
とルリ。
「妬いてもなけりゃ、ライバルでもない!」
ワコがルリを睨む。
タクトは固まっている。
「眼中ないってか?」
「なんでそういうこと言うか?」
「だって……試合よりもスリリング~」
とルリが悦に浸る。

試合が終わり、マリノが水道の蛇口をひねって水を飲む。その脇にタケオが立っている。
「何か用かしら?」
マリノが尋ねると、
「綺羅星!」とタケオが叫んで横Vをする。
「綺羅星!」とマリノも答える。
「君はソードスターか?」
「マンティコールは、たぶんあなただろうと思ってました」
「最後の投球、第1フェイズの力を使ったわね?」
「ええ。あんなゲームでも、あのツナシ・タクトに負けるのは面白くなかったんでね。それが何か?」
マリノは何も言わない。タケオは話を続ける。
「ミズノちゃんはそのタクト君に随分ご執心のようですね。ついさっきも呪文とか教えてたみたいですけど……妹があんなんじゃ苦労しますね」
「苦労?」
マリノが小さく不快感をにじませながら呟いた。

夕暮れのパン屋の外。ワコとスガタがベンチに腰掛け、タクトはジュースの瓶を持ってワコの脇に立っている。ワコの膝には副部長が乗って、ワコから貰ったメロンパンを食べている。
「今日はいいとこ、見せようと思ったんだけどな」
タクトが残念がると、
「タクト君、カッコ良かったよ」とワコが言う。
「え?」とスガタとタクトに聞き返され、恥ずかしくなったワコは笑ってごまかし、メロンパンを無理やりほうばった。そんなワコをスガタは微笑ましく見るが、急に顔をしかめた。
「けど最後のボール、あれはおかしかった」
「うん」とワコも頷く。
「何が?」
タクトは何も気づいていなかった。

同じ頃、ミズノは自分の部屋で鼻歌を歌いながら、またタクトの絵を描いていた。今度は野球をしているタクトの絵だ。そこにマリノがやってきくる。
「アイスクリーム食べる?」
「食べる~」とミズノが答える。
「私は何を選んだと思う?」
「チョコミント」
「すごいねミズノは」
マリノが背中に隠してたチョコミント味のカップアイスを出す。
「えっへん」
ミズノは得意げに咳払いしてマリノに手を差し出す。
「さすが魔女っ子」
マリノはアイスをその手に乗せると、マリノのベッドに腰掛け、二人でアイスを食べ始めた。
「今日ねタクト君に大丈夫の呪文を、教えてあげたら、今度使うって言ってた」
「それもうやめよ。人に呪文を教えるとかは、なしにしよう」
マリノはそう言って、ミズノのベットから立ち上がると、反対側の少し離れた自分のベッドに座りなおした。
「え?」とミズノが訊く。
「あなたがいつもみんなに教えている魔法の呪文を、本気で信じている人なんていないの。みんなノリで信じているフリをして、心の中ではバカにして笑ってるの」(タケオのことですか。すでにフラれてんじゃん
「そういう人もいるかもしれないけど、タクト君は違うよ」
「違わない」
「みんな、おんなじ」
「じゃあ、マリナも信じてないの?」
「もちろん、私は信じてるよ」

マリナの脳裏に子供の頃の記憶が蘇る。
母が旅支度をしていた。
「お父さんの居場所がわかりそうなの。お母さんこれから捜しに行ってくるね」
「でもあの人は……」
ミズノと手をつなぐマリナが訊く。
「あの人って呼ばないで!」
母が叱る。
「なんでお父さんって呼べないの」
と言って泣き出した。
でも、その人はお父さんじゃなかった。母さんを騙しているだけの、碌でも無い男だった。
「そんなんだから、お父さん島を出てったのよ……でも大丈夫。お父さんは私たちを嫌いになったんじゃないと思うの。ただこの島の暮らしに飽きちゃって、少し疲れちゃっただけなのよ。きっとそう」
二人を見つめる母の目は何かに取り憑かれているようだった。幼いミズノは母を凝視していたが、マリナは怖くなってミズノの背中に隠れた。
「西森のおばちゃんもいるし、お母さんがお父さんと帰ってくるまで、お留守番できるわね?」
母はそう言い残して夜行便のフェリーで島を出て行った。マリナとミズノは母を見送ったあと、手をつないで蛍が飛び交う夜道を帰っていった。橋にさしかかると、ミズノは手を放し、立ち止まって蛍を見た。マリナはそのまま橋を歩いていたが、途中で立ち止まってしゃがみ、泣き出した。
「マリノちゃん?」
ミズノが声をかけた。
「あの男も嫌だったけど、もうお母さんも嫌いだ……」
しゃがんで泣いているマリノにミズノは駆け寄ってきて、抱きついて言った。
「じゃあ僕が大丈夫の呪文を教えてあげる」

アイスを食べ終えたミズノがマリノの膝枕で寝ていた。

真の綺羅星十字団が集まるバーのような部屋。
「マリノちゃんか……ソードスターは前から彼女にラブだったの?本気で仲間にしたいわけ?」
金髪のキャメルスターが詮索すると、青髪のスティックスターも
「おいおい。さっさと日死の巫女捜しをさせて、空き缶のように捨てるんじゃないかったのか?」
皮肉まじりに訊いた。
「ふふっ。僕はただ銀河美少年を早く潰したいだけです」
ソードスターはそう答えると、キャメルスターと一緒にダーツを投げた。
「あちゃ……」とキャメルスターが悔しがる。
「それじゃあ、今回は僕が行かせていただきます」
ソードスターが言う。

夕日に染まるミズノの部屋の開け放った窓から風が入ってくる。マリノとその膝で寝ているミズノの髪が風に吹かれて揺れる。ミズノが目を覚ます。
「夏の風だ」
ミズノが起き上がり、窓を見る。
「今年も来た……ちょっと夏を味わって来るね」
とマリノに元気よく告げると、靴を持って窓から飛び出し、バスの屋根に乗った。
ミズノが歌う。
透き通る季節が過ぎ……風がまた熱を連れてくる……何千回も廻って、何千回も輝く、そうやって光が生まれる……

ソードスターが叫ぶ。
「開け、電気柩!」
ソードスターがサイバディ・ザイナスにアプリボワゼする。ワコとスガタとともにゼロ時間に入ったタクトの前にザイナス(デザインが前回のレメドスに似てますね)が現れる。タクトもタウバーンとアプリボワゼすると、スターソードエムロードとサフィールを胸から抜き出す。

ザイナスがタウバーンにスターソードを突き出すと、タウバーンがエムロードでそれを払い、サフィールで斬りかかる。ザイナスはタウバーンの切り込みを飛んで交わし、後ろに退くと、ソードスターがザインスフィア(実在球?)と叫ぶ。すると赤いボールのような球体が現れ、高速でザイナスの周りを回転する。

「なんだ?武器か?」
ザインスフィアの出現に困惑するタクト。
ザイナスがスターソードでザインスフィアをタウバーンめがけて打ってくる。タウバーンはエムロードでザインスフィアを一度は弾いたものの、自立浮遊可能なその球はタウバーンに体当たりを食らわせた。その凄まじい勢いにタウバーンが倒れる。スガタが王の柱を使おうとするが、ワコが止める。
「王の柱を使ってはダメ。それに第1フェイズの力がサイバディは倒せないでしょ?」
舌打ちするスガタ。

タウバーンは立ち上がったものの、再びザインスフィアの攻撃を受ける。2本のスターソードでザインスフィアを必死に振り払おうとするものの、ザインスフィアはすばしっこく動きまわってスターソードをかわし、タウバーンを執拗に攻撃する。
ソードスターが不気味に笑う。
「見ていろよマンティコール。さあ、とどめだ!」
ザイナスの前にいくつものザインスフィアが現れる。
「これで終わりか、銀河美少年!」
とマンティコール。
「砕け散れ!銀河美少年!」
スターソードがそう叫ぶと、ザインスフィアがタウバーンへと突進し、体当たりを繰り返す。度重なる攻撃を受けて倒れるタウバーン。タクトが呪文を唱える。
「カタミ ワカチタ ヤガダンセ……カタミ ワカチタ ヤガダンセ!」
再びタウバーンが立ち上がった。
「大丈夫の呪文」
マンティコールが呟く。
復活したタウバーンの腰についていたファンネル(!)が射出され、個々にザインスフィアを追い詰め、撃破していく。そしてザインスフィアを失ったザイナスめがけて、タウバーンが疾走する。
タクトが叫ぶ。
「豪快!銀河十文字斬り!」
タウバーンの剣を受けてザイナスは倒された。

敗北したスターソードが電気柩から降りてくるのを委員長が待っていた。
「ゲームセットだな」
「うるさい!」
ソードスターが胸からドライバーのバッジをもぎ取って、委員長に投げつける。

ゼロ時間から戻ったスガタは、灯台のちかくで沈みゆく夕日を眺めている。
「バックアップは野球だけか……」
ワコは自分の部屋の机に両足を乗せて椅子に座って、考えを巡らせる。
「矢が男世って、あれ何だろう……」
タクトは薄暮の浜辺に立っていた。
「信じないと効かないか」

「カタミ ワカチタ ヤガダンセ」
風呂の中でマリノが呟く。そして「綺麗な目の色までほんとそっくり」とグラウンドでタクトに言われた言葉を思い出し、頬を赤らめる。
「ツナシ・タクト君……か」
「何考えてんの?」
風呂の反対側に入っているミズノが訊く。
「お風呂上りに食べるアイスのこと」
「何を食べたいと思うか当ててみようか?」
「さすが魔女っ子」
「魔法なんか使わなくて分かるよ」
「マリノと僕が好きになるものは、いつも一緒だもん」
そう無垢なミズノに言われて驚くマリノ。

ここでタイトル
第十話
そしてマリノの初恋。

うまいっす。ここまで野球と使った人間関係を発展させる話の展開はそうはないと思います。

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