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2010/12/15

爆笑問題のニッポンの教養 江戸時代のTwitter 磯田道史

今回はすごく面白かった。磯田道史という人のキャラがいいです。

図書館で古文書に熱中しすぎて貧血で倒れたって、歴史家の骨頂です。

加賀藩御算用者だった下級武士の猪山直之の30年に渡って記録した家計簿が現代まで残っていたことも凄いです。昇進するたびに借金が増え、借金の利息が年利18%ってアコムもびっくりです。まずは資産を整理するというのは、やはり経理を任されていた人だからなんでしょうね。金がかかるのは「身分費用」、つまり武士という身分であるが故に発生する、接待費用のなどのせいだそうです。能力ではなく家柄がいいということで武士をやっているので、親戚同士の付き合いは不可欠になると。

現代の政治家が金がかかるのもこの身分費用のためなんでしょうかね?小沢一郎さん?

細かく記録する優秀さと大きいスケールでモノを見ていないという日本人の本質が出ているそうです。そこに日本人のコケやすさがあると。

マスコミの政治報道なんか大局を見据えてないなと思いますが、そういう報道が続くのはみんな気にしないからなのでしょう。

前近代で個人のレベルで記録を残しているのは日本人だけだと豪語してました。

日本は昔からマニュアル好き。これは日本人の細かさと関連してるんでしょうね。表層にこそ本質が宿ると感じているようです。しかしほんとの本質は極めてわからず曖昧。それが柔軟性でもある部分もあると。

各藩の船印(船の旗)とか図鑑にするのは分かります。

偶然ラジオで聞いた話では、この猪山直之がどこに住んでいたとか、墓がどこにあるのか探した話もしてました。

猪山家の明治初期の私信では、町人も姓を名乗り、米屋もなくなり、パンばかり食べている日が来るかもと書かれているそうです。当たってます。なんでパンを食べるようになると思ったのかも気になります。

忍者も腰痛で引退(笑)。歴史としての忍者研究は、忍者がそもそも秘匿されるべき存在なので全然進んでないんですよね。

天正12年の戦いで徳川家康が城攻めした忍者が鉄砲でかなり犠牲が出ているので、鉄板を与えた。それなら先に与えておけという話。小牧・長久手の戦いでしょうか。

忍者がニコニコ忍者金融(笑)として領民に金を貸してモメるとか面白いです。

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